暖冬傾向で、ゴルフ場の予約が多い!
100万ポイント山分け!1日5回検索で1ポイントもらえる
>>
人気記事ランキング
ブログを作成
楽天市場
000000
ホーム
|
日記
|
プロフィール
【フォローする】
【ログイン】
< 新しい記事
新着記事一覧(全7108件)
過去の記事 >
全て |
カテゴリ未分類
Football
|
OPERA
|
BALLET
|
Musical Theatre
|
Classical Music
|
Cinema
|
Mystery
|
International
|
Competition
|
これからの公演のお知らせ
|
ATPテニス
|
アクセス
|
ARTS
2009年09月20日
カウフマン、ビシコフ「ドン・カルロ」を語る
カテゴリ:
カテゴリ未分類
ヨナス・カウフマンとセミヨン・ビシコフ BBC[In Tunes]のホスト、ショーン・ラファティとヴェルディ「ドン・カルロ」について語る
just day before the opening night
2009年9月14日
Q: 舞台でドン・カルロをやるのは初めてですか?コヴェントガーデンでは?
JK: ええっと… みなさん、こんにちは! …5幕版は初めてですね。(ROHのドンカルロはイタリア語の5幕版という変則スタイル)
Q: そう4幕版もありますからね
JK: 4幕版はいろいろカットされているから今聴いたアリアも4幕版のものなんです。思い出がフラッシュバックのように甦ってくるシーンです。短い間だけどすてきだったエリザベッタとの思い出を振り返ってるんです。そのエリザベッタとのシーンは(4幕ではカットされていたからなかったけど)今回はやるんですよ!
Q: ドン・カルロは美しいエリザベッタと婚約していたが、結局父王に奪われてしまった。それが悲劇の始まりだった。
JK: そうです。結婚するはずだった2人は(偶然)美しいフォンテンブローの森で出会うんです。4幕版ではカットされているシーンです。2人はたちまち恋に落ちる。エリザベッタはカルロが自分の許婚とは知らなかったのに。言ってみればたった5分間の幸せな時です。そしたら悪い報せが届く。(笑)
JK: そのとおりです。特に興味深いのはテノールだけじゃなくてね、ほかの役でもかなりのどに負担を強いる曲ですよ。フランスのオペラみたいだ。というのも、もともとこの作品はパリで書かれたヴァージョンですからね。ある種の声を最初から最後までずっと維持しなくっちゃいけない。登場人物が幸せだろうがどん底だろうが歌い手は役そのものの感情になりきらなくっちゃいけないし、音楽が非常に難しくて低い音域から高い音域を同時に出さなくてはいけないし、弱音と強音も同時に出さなくてはいけない。でも僕は好きです。自分の声のいろんな側面を見せることができるからです。
Q: そうですよねヴェルディはこの作品に輝かしい声を求めていたんです。指揮者のビチコフさんは昨年のワーグナーのローエングリンで大変な成功をおさめました。私の思うにヴェルディはこの作品でワーグナーの薫陶を受けているといえるのでは?
SB: はっはっは。それは本当です。フォンテンブローの最初のシーンからもうヴェルディがベル・カント・スタイルを排しているのがわかるはずです。そしてどんどん進化を重ねて巨大な交響的展開を遂げていきます。これはとっても「ワーグナー的」な言ってみれば「止めない」演奏なんですね。だから芝居も止まらないし、登場人物それぞれの避けがたい暗い運命も必然的になってくるのです。逃げられない、変えられない運命、宿命に向かって突き進むのです。
Q: 本当に感動的な音楽ですよね。批評家は??と言っているようですが。
SB: ??
Q: あなたはこのドン・カルロをヴェルディのどういう作品と位置付けますか?
SB: 「ドン・カルロ」は私が思うに非常に稀有な傑作です。ヴェルディの作品の中でだけではなく、オペラ作品全体の中でです。この作品は「ボリス・ゴドノフ」やワーグナーの「リング」に匹敵します。人間の存在そのものについて語っている作品だからです。政治における人間の矛盾や相克が国家と教会の対立という形で描かれていますし、登場人物はそれぞれの人間関係に悩みを抱えています。義務と名誉の対立、本能と愛、大義の対立が語られます。だから演奏するのは難しいです。「椿姫」のような単なる個人的ドラマではなく、描いている世界が幅広いからです。
Q: ここで四重唱を聴いてみたいのですが、アッバードがスカラ座で録音したものなんですけど。エリザベッタはカティア・リッチャレッリです。エボリ公女がフィリッポ二世にエリザベッタがカルロの肖像画を持っていると告げ口します。王は怒ります。そのあとの4分間の重唱。これはオペラ的勝利と言っていいぐらいのもので登場人物の人間関係の軋轢がすべて描かれているのです。
≪音楽≫
4幕のフィリッポ、ロドリーゴ、エボリ、エリザベッタの四重唱(フランス語版)
Q: 4幕版と5幕版、イタリア語版とフランス語版を混同されがちですよね。
Q: 本当ですね。カルロが失ったものが何か、わかるのですものね。ドラマをもっと緊張感のある迫力のあるものとして感じられますよね。
ドン・カルロは大変な難役でしょうか?
JK: う~~む。何をやるにも簡単てことはないですから。でもカルロはやっぱり大変な役ですよ。でも難役をやることで今までは持ってなかった新たな力や新たな可能性を得られます。だからひとつオペラをやるたびに一歩一歩上がっていくことができると思います。大変でも終わってみれば成長してるかなと。
Q: えぇ。それにイタリア語とフランス語って違うでしょう。イタリア語の方がフランス語のよりやりやすいですか?私が思うにイタリア語は感情的に表出しやすいからやりやすいかなと思うんですけど。
JK: それはなんとも言えませんね。僕が言えるのは、フランス語とイタリア語とどっちがいいかと聞かれても返答するのは難しいってことです。どちらも抑揚があるし、ポジティブな感じと一方は~な感じ。でも作曲者によると思いますね。ヴェルディはパリに住んでいたとはいえイタリア人だから。ドンカルロはイタリアのオペラですよ。とどのつまり。イタリア語で歌うとやっぱり「ヴェルディ的」に感じますからね。多分ヴェルディ自身もカットしてるんだけど、中盤にバレエシーンがありますよね?
JK: そうなんですよ!(笑い出す)国王のお慰みのためにね。それに不幸なことに5幕の最後にほんとはテノールのアリアがあったはずなのに、ヴェルディはそれをやめてエリザベッタのアリアに変えちゃったんですよ。だからドンカルロではテノールのアリアの出番は少ないんです(笑)。
Q: そのうちビシコフさんが改訂してテノールのアリアを戻してくれるんじゃないですか?
SB: はっはっは! まさか。
Q: ありえない?
SB: ないよ。
Q: ーーのためにでも?
SB: ヴェルディに手を入れるなんてことは絶対しないよ。
Q: (JKに)コヴェントガーデンの第1シーズンですが、あなたはいろんなところで歌って大変お忙しい。こんな大役をどうやってさらってるんです?
JK: ええ~~~っと。大変でもないよ。だって新しいことをやるのは楽しいことですし。気持ちを固く持ってだね。リハーサルしないのが肝要かな。
初役をやる時にはよくないことだけどね。今回は初役じゃないし、フォンテンブローのシーン以外は経験済みだ。このシーンがあるおかげですごく演じやすい。だって4幕版だとお客さんが見るのはいきなりのカルロの鬱々とした悲嘆からなんだよ。母親に恋しちゃったって告白したって客は共感してくれないよね。でも5幕版でカルロの喜びや自由や幸福感を第1幕で見ていればたとえそれが短い時間でも、何が起こったのか知ることができる。だから5幕版をやるのが楽しみなんです。すごく筋が通っている。だから今後もやるとしたら5幕版だな。4幕版じゃなくて。
Q: すごくドラマティックなお話ですからね。次は最後の方のアリアを、幻のテノールのアリアじゃなくて申し訳ないんですが(笑)。
エリザベッタはカール5世の墓前で悲しみを天に導いてくださいと祈る。そしたら人々が登場した後、実際にカール5世が現われてカルロを抱いて連れ去ってしまうんです。究極のところで神の存在が示されるんです。すごいシーンですよね。
SB: 最終幕のカルロとエリザベッタの二重唱は、彼らが現在の自分と決別し、次の段階に進むことを歌っています。フォンテンブローのシーン以来初めて彼らの二重唱に「調和」が生まれるのです。人生において得た経験からそうなっているので音楽にもそれが現われてまるで音楽が空中を漂っているような感じになります。これは普通じゃない感覚です。そしてこの作品が終わる時、カルロの魂が召される。これが終着点です。この瞬間すべてが救済されるのです。
音楽≫
エリザベッタのアリア
この世の虚しさを知る神よ
フランス語版
出演シーン終了
お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
いいね!
0
シェアする
最終更新日 2009年09月21日 19時57分54秒
< 新しい記事
新着記事一覧(全7108件)
過去の記事 >
【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね!
--
/
--
次の日記を探す
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
広告を見てポイントを獲得する
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
エラーにより、アクションを達成できませんでした。下記より再度ログインの上、改めてミッションに参加してください。
ログインする
x
X
PR
サイド自由欄
TENOR
小原啓楼
Ten.笛田博昭~2016
Ten.笛田博昭2017
公式サイト
小野弘晴(テノール)
UPCOMING
Ten.城宏憲 INDEX 2014~2017
Ten.又吉秀樹 INDEX
Ten.又吉秀樹2017
Ten.澤崎一了~2017
澤﨑一了2018~2019
Ten.小堀勇介2015
小堀勇介2016~2017
小堀勇介2018
小堀勇介2019
金山京介
Ten.吉田連
Ten.前川健生
伊藤達人
UPCOMING
PAST
Ten.宮里直樹
UPCOMING
PAST
~2017
2018~2019
工藤和真
UPCOMING
PAST
BARITONE
青山貴
UPCOMING
2015
KS Tomohiro Takada, Bariton
概要
Bar.大沼徹
UPCOMING
2015~2016
2017
2024
His repertory 1
今井俊輔
UPCOMING
高橋洋介
UPCOMING
PAST
飯塚 学
UPCOMING
小林啓倫
UPCOMING
PAST
清水勇磨
大西宇宙
UPCOMING
池内 響
UPCOMING
PAST
井出 壮志朗
UPCOMING
PAST
市川 宥一郎
UPCOMING
PAST
Bs-Br大塚博章 2014-2015
Bs-Br狩野賢一2015
Bs河野鉄平
後藤春馬(バス・バリトン)
UPCOMING
水島正樹
UPCOMING
IL DEVU
HIGHLIGHT 2014
Francesco Meli Il Trovatore
Micheal Fabiano La traviata
Juan Diego Flórez IL BARBIERE DI SIVIGLIA
Tézier vs Kaufmann La forza del destino
OperadeLyonJapan tourHoffmann
Stefano Secco Madama Butterfly
Bryan Hymel Guillaume Tell
Dmitry Korchak I Puritani
Celso Albelo Lucia di Lammermoor
Teatrodell'OperadiRomaJapantour2014
Wolfgang Koch Arabella
Lawrence Brownlee I Puritani
Tomasz Konieczny Das Rheingold
Torsten Kerl Die tote Stadt
Best Opera 2023
Best Opera 2022
Best Opera 2021
Best Opera 2020
Best Opera 2019
Best Opera 2018 Index
Best Artists in Opera 2017
Best Opera 2017
Photo:©Shevaibra, courtesy of the artist
2016 Best Opera
2015 Best Opera
2014 Best Opera
2013 Best Opera
2012 Best Opera
2011 Best Opera and Ballet
2010 Best Opera and Ballet
2009 Best Opera and Ballet
2008 Best Opera and Ballet
[BALLET]
2009
Feb
Hamburger Ballett On Tour Japan 2009 INDEX
2008 Ballet Top 10 in Japan
2008 BALLET INDEX
What's New 2007
What's New 2006
Past Articles 2005
Past Articles 2004
Past Articles 2003
[OPERA]
Simon Keenlyside
What is NEW ?
Robert Gambill
What's new
Biography
2008 Opera Top 10 in Japan
2007 Top 10
What is NEW ?
2006
What is NEW ?
2005
STAGE What is NEW ?
Second Top -Sheva's Sporting World
Football
[José Mourinho - Chelsea 2007 Index]
[José Mourinho - Chelsea 2006 Index]
What Mourinho said - 抱腹絶倒モウリーニョ語録
Last edited 1 Jul 2007
FOOTBALL What is NEW ?
2005
Tennis
2006
Roger Federer First time in JAPAN - AIG Japan Open INDEX
Cinema, Books brand new and privat
Cinema
2005年5月3日
音楽関係更新 Classical Music
BOOKS 2006
BOOKS 2004年
1月31日
Books by Jeffery Deaver
INDEX genre
DANCERS INDEX
AMP DANCERS INDEX
NEW ADVENTURES Dancers Index
Cooper Company Dancers Index
Adam Cooper Index
Matthew Hart Index
Jesus Pastor Index
Damien Stirk Index
Andrew Corbett Index
Will Kemp Index
Isaac Mullins Index
Ballet Choreographer Index
Matthew Bourne Index
Ballet Company Index
Ballet Pieces Index
Musical Index
SINGERS INDEX new
Opera Index
Conductor Index
Sir Simon Rattle Index
Composer Index
Director(opera) Index
Mystery Index Overseas
Cinema Index Works
Cinema Index Actor
LINKS
Theatre official
Bayerische Staatsoper
Bayreuther Festspiele
Lyric Opera of Chicago
MET
Royal Opera House
Salzburger Festspiele
Teatro alla Scala
Wienerstaatsoper
ZurichOperaHouse
New National Theatre,Tk
Tokyo Nikikai
Singers official
Takashi Aoyama
Aris Argiris
Johan Botha
Fabio Maria Capitanucci
Massimo Cavalletti
Markus Eiche
Alex Esposito
Burkhard Fritz
simonkeenlyside.info
Wolfgang Koch
Tomasz Konieczny
Zeljko Lucic
Alexey Markov
Tetsuya Mochizuki
Ryoichi Nakai
Evgeny Nikitin
Toru Onuma
Takashi Otsuki
René Pape
Detlef Roth
Andreas Schager
Jörg Schneider
Kasumi Shimizu
Yuri Vorobiev
Koji Yamashita
Kwangchul Youn
Operabase Artist
Orchestra
Berliner Philharmoniker
NHK Symphony Orchestr
Opera Fan Blog
Alex Vinogradov(Valenci
By The Thames(dognora
Cafe Klassiker H(Hiroto
猫の日記(camelstraycat
FOOD FOR SOUL(Sarda
東海岸-音楽、食(Kinox
Impression(娑羅)
In fernem Land(galahad
Intermezzo
ネコにオペラ(kametaro)
Opera Chic
OperaOperaOper(Madok
右舷日記(starboard)
taqkkawanamiさんのブログ
備忘録(euridice)
Ballet Fan Blog
きょんのバレエ日記(きょん)
Web Radio
Oe1 Programm
Bayern 4 Klassik
Deutschlandradio Kultur
NDR Kultur
RBB Kultur
BBC Opera on 3
RAI radio3
WFMT-Chicago
Sydney ABC
Radio New Zealand Conc
operacast
劇場座席数・残響時間
SITE MAP
Sheva's Blog(
What people tweeted
)
Since Apr 2003
キーワードサーチ
▼キーワード検索
楽天ブログ内
このブログ内
ウェブサイト
バックナンバー
2024年11月
2024年10月
2024年09月
2024年08月
2024年07月
2024年06月
2024年05月
2024年04月
2024年03月
2024年02月
カテゴリ
カテゴリ未分類
(2408)
Football
(27)
BALLET
(698)
Musical Theatre
(59)
Classical Music
(810)
Cinema
(44)
OPERA
(3003)
Mystery
(12)
International
(5)
Competition
(4)
これからの公演のお知らせ
(4)
ATPテニス
(8)
アクセス
(24)
ARTS
(2)
© Rakuten Group, Inc.
共有
Facebook
Twitter
Google +
LinkedIn
Email
Mobilize
your Site
スマートフォン版を閲覧
|
PC版を閲覧
人気ブログランキングへ
無料自動相互リンク
にほんブログ村 女磨き
LOHAS風なアイテム・グッズ
みんなが注目のトレンド情報とは・・・?
So-netトレンドブログ
Livedoor Blog a
Livedoor Blog b
Livedoor Blog c
楽天ブログ
JUGEMブログ
Excitブログ
Seesaaブログ
Seesaaブログ
Googleブログ
なにこれオシャレ?トレンドアイテム情報
みんなの通販市場
無料のオファーでコツコツ稼ぐ方法
無料オファーのアフィリエイトで稼げるASP
ホーム
Hsc
人気ブログランキングへ
その他
Share by: