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私らしくないというか、私にしては珍しいというか、ふだんこの手のワインを家で買って飲むことはめったにないのですが、たまたま目に留まって、ラベルもかわいらしいので購入してみました。大岡さんがプロデュースした チャリティーワインです。売上から1本/100円がインポーターさんより震災復興のために寄付されます。大岡さんの親友がサンペレの発泡酒を造っており、 そのワインの瓶内二次発酵が途中で止まり、何年経っても発酵が始まらずわずかに甘い微発泡酒となりました。残糖は、6.6g/Lです。 DEMI-SECのサンペレとしての販売は可能ですが、このままの状態が大変美味しいので澱引きのデゴルジュマンもせず、そのまま出荷することに大岡さんが決めました。アペラシオンはとらずにVin Mousseux de Franceになっています。ラベルは、クレレットドディーのデザインで黄色いラベルです。マルサンヌという固有品種からうまれるサンペレ2001〜2002のワインを2003に瓶内2次発酵させ、そのまま8年間瓶内熟成させたものを2011年にリリース。 …とのことですが、要は瓶内二次発酵が途中で止まってしまったサンペレ泡の出来損ないをチャリティ用に仕立てましたというボトルなわけですね。それってどうなのよ、という気がしないでもないですが、8年寝かせた挙句デゴルジュマンせずに出荷したというのはそれはそれで興味深いと思った次第。色あいは少し麦わらがかった濃いめのイエロー。泡はわずかで、微発泡という表現がまさにふさわしい。香りはバナナや洋ナシ、それにキンモクセイやホッコリしたマロン系の焼き菓子のような香りがします。飲んでみるとコッテリトロトロとした中に酸化したフレーバー乳酸系のフレーバー、それに濃縮された旨みとで独特な味わいです。なかなか興味深いワインです。 ただし2000円はちょっと高いかな。まあチャリティだと思えば納得できる香味ですが。★★★★楽天でグラン・コリーヌを検索★
2013年07月30日
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7月も終わりですが、我が家はひきつづき「安泡道場」です。で、安泡といえばコレでしょうのモンサラ。最近はあまり楽天にもタマがないようですね。★楽天でモンサラを検索★グラスに注ぐと、勢いがあって細かい気泡がイイですね。香りは比較的シンプルで、柑橘系果実や白い花、ハーブなどフレッシュさが主体です。飲んでみると香りと同様爽やかで華やかな味わい。アルコールが浮いたようなところや酸の尖った感じもなく、クリーミーな泡とあいまってバランスよくしあがっています。個人的にはもっとドライに仕上げてほしいところですし、他の同価格帯の銘柄より群を抜いてイイかといわれればそこまでではありませんが、雑味のないなめらかな味わいは総合的に高いポイントがつくのも判ります。日常消費用にセラーに常備しておくのにオススメの一本。★★★☆
2013年07月29日
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エラソーなタイトルつけましたが、要はクリュボジョレーをいろいろ飲んでみようということです。きっかけは以前ワイン会で飲んだ80年代のシルーブル。あんな壮麗な熟成をしてくれるのであれば、安価で買える若いVTを買ってセラーで寝かせておいたり、古いVTをいろいろ買い込んでみるのものもいいかなと思いまして。なにせ安いですからね。このボトルは先日東急でディゴワーヌと一緒に購入したもの。レニャー社はシャブリを本拠とする作り手ですが、それとは別にオスピス・ド・ボーヌより徒歩3分程のところに、シャブリ以外のブルゴーニュワインの拠点としたレニャー・ボーヌがあります。日本での扱いはブリストル・ジャポン。バロン・ド・エルのラドゥセットなどと同じところですね。02年ということで熟成香ムンムンかと期待しましたが…。う~ん、香りが出ないですね。グルグルとスワリングしているとちょと馬小屋系の臭い等も出てきたので、無理に香りをとるのはやめにしました。味わいは、良くも悪くもガメイっぽさがしっかり残っていて、酒質は目が詰まっているものの、ジャミーでキャンディチックな甘い果実味がややクドく感じられます。前回飲んだデュブッフのシルーブルやで・ジャックのムーランナヴァンにはこの手のキャンディ系の香味は感じられなかったんですけどね。これからしばらく、いろいろな作り手のものを手当たり次第飲んでみようと覆います。★★☆
2013年07月27日
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東急本店でディゴワーヌを2本追加購入できたので、セラーにあったフォルチューヌを開けてみました。最近のブル赤の中では比較的淡い色調。赤系果実、紅茶、枯葉、ドライハーブ、オレンジピール。樽の要素に邪魔されずにストレートな果実の香りですが、奥からアーシーなニュアンスも感じられます。口に含むと、オレンジの皮のような風味を伴ったみずみずしい赤い果実が広がります。酸がきいていますが、酸っぱいというほどでなく、おだやかなタンニンとあいまってブル好きにはたまらないバランスに仕上がっています。これはなかなか玄人好みというか、いや自分を通呼ばわりするのは気が引けますが、ブル好きでないと単に酸っぱいワインで終わってしまいそうな、しかしながらブル愛好家ならこんなワインをデイリーに飲みたいと願ってしまいそうな、そんな香味です。いいですね、ヴィレーヌ。また買い足したくなりました。★★★★
2013年07月26日
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子供の送迎のため、渋谷で日中時間を潰さねばならなくなりました。例によって東急本店ワイン売り場に行ってみたら、この時期テイスティングカウンターはや休みなんですね。。まあ代わりにディゴワーヌを単体で2本買えたからよしとしましょう。・ブルゴーニュルージュ・ディゴワーヌ11(A・Pヴィレーヌ)×2・モルゴン2010(ギィ・ブレトン)・ブルイィ2002(レニャー・ボーヌ)こちらは晩酌で開けた05シャサーニュの感動の余韻が残っていたところに、湘南さんのメルマガで見かけて思わず購入してしまったパリゾ。懐はさびしくなりましたが、パリゾは私のもっとも好きな生産者のひとりなので後悔はありません。これに加えて、VSVのセールでも10マジシャンを注文しました。ところで今回購入したパリゾの各銘柄、Burghound.comで検索したら、シャルムとマジの飲み頃予想は2025+、シャンベルタンに至っては2027+ですと。さすがにこの数字を見たらクラクラしてきました。これから15年待つのはさすがに長すぎるというか果てしないというか‥。この年になると、最新VTについては自宅消費用の裾モノかせいぜい村名クラス以外、買っても微妙だよなぁとしみじみ思ってしまいました。
2013年07月25日
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メソド・トラディシオナル・ブリュット(クエバス・サントヨ)ヴェリタスさんの6本4千数百円のアウトレットセットに含まれていた一本。このセット、なんだかんだで5本飲んでしまいましたが、打率は5割というところでしょうか。もっともアタリでなかったボトルにしても「金返せ」と言いたくなるほど酷いものはないので、結果オーライです。今回のこの銘柄はどちらかというハズレですね。果実味に少しクドイような甘さが感じれて、アルコールが浮いたところがあります。あと、泡の勢いが弱い。2千円前後のものだと文句も出てきますが、3桁のスパークリングなのでまあこんなものでしょう。香味を楽しむというよりは晩酌のお供に喉のかわきを癒す、そんな銘柄ですね。★★フィズ・フィズ・フィズ・カヴァ・ブリュットこれは例のアウトレット6本セットではなく、追加購入時に見繕って購入したものです。値段は3桁。見繕ったといっても、ラベルと名前がオシャレだというそれだけの理由ですが。色調がいいですね。少し黄緑がかった鮮やかなイエロー。泡も勢いがあります。フレッシュな柑橘系果実主体の香りに、軽快で爽やかな味わい。少し果実由来の甘みを感じますが、許容範囲です。これからの季節にキリリと冷やして飲みたいですね。★★★☆
2013年07月24日
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07年のフーリエ村名はもう何本も飲んでいます。リリース直後に飲んで、あまりに美味しかったのでさらに何本か買い足しました。フーリエは当時すでに入手困難でしたが、さすがに今ほど瞬間蒸発ではありませんでしたし、価格も5K台でした。先日ウメムラさんで売り出されてあっという間に売り切れた11VTの同銘柄は8K台。村名が10Kを超えてしまうのも時間の問題かもしれません。で、この07村名ですが、時期によって素晴らしく開いていたり、やや寡黙だったりとバラツキはあるものの、総じて楽しませてもらいました。それに比べると08年はイマイチなんですよねえ。雑誌の点数などはさほど変わらないのですが。たまたま私の巡り合せが悪いのでしょうか?リリース直後からすでに美味しく飲めた分、熟成能力がどうなのかに一抹の不安を感じていましたが、今回のボトルは順当に綺麗に熟成している感じでした。黒い果実のコンポートやしおれたバラ、シャンピニオン、八角、ナツメグ、リコリスなどの複雑で心地よい香り。味わいは初期の目の詰まった感じがややほどけてなめらかになっています。もう少しグリップがほしいところですが、そこまで持ち合わせていたらもはやグランクリュのレベルでしょう。熟成の曲線でいうと、ほぼピークかもう少し余力はありそうですが、今飲まずに寝かしておいたほうがいいということはないですね。VTから6年、それもあまり強くない年の村名銘柄であればまあそんなものかなと思う反面、このまま5年10年と寝かせておくとどうなるのかにも興味あります。ちなみに今回のフーリエ、飲み終わったボトルの口に鼻を近づけてみたら、香水のようなそれはそれはすばらしい残り香でした。★★★★☆
2013年07月23日
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ヴェリタスさんの6本4千数百円のアウトレットセットに含まれていたもの。これはなかなかよかったです。キリリとした淡麗辛口。もちろん深みやコクを期待できるレンジではありませんが、張らずに爽やかさにフォーカスを当てた香味に好感が持てます。「ナチューレ」というのは、ブリュットよりさらに辛口、極辛口のようですが、安手のカヴァは果実味が甘ったるく感じるものが多いので、このくらいの方が個人的に好みです。ヴェリタスさんで追加購入しようとしたら、同じ銘柄は売り切れだったので、上位銘柄(といっても千円台後半)を買ってみました。遠からずそちらも飲んでみます。★★★☆【よりどりセール】【6本ご購入で送料無料】【よりどりセール】【6本ご購入で送料無料】カヴァ...価格:1,800円(税込、送料別)
2013年07月22日
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2006年をもって引退してしまったジャン・ガローデ。エレガントでしなやかな素晴らしいワインを作るドメーヌでした。寺田倉庫にあずけていた06ポマール・ノワゾンがあまりに良かったので、ネットで探してそのあと数本買い込みましたが、当たったり外れたりでなかなか大ホームランというボトルには出会えていません。このボーヌ・クロ・デ・ムーシュもまあ悪くはないんですけどねぇ。香りが全くといってよいほど立たないあたり、コンディション的にどうなのかなと思ってしまう面があります。味わいはそれなりにバランスよくまとまっていて、この生産者らしいたおやかでフェミニンな魅力が出ているのですが‥。中途半端に古いビンテージのボトルって、これがあるから怖いんですよね。店頭で高めの温度で長期に亘って滞留したものとか‥。★★
2013年07月19日
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10VTでも感じられた、クワガタや朽ち木を思い出すような独特のトップノーズ。その奥から素性の良い黒い果実やフローラルな香りが出てきます。深みや凝縮感を過大に期待するのは禁物ですが、酸も綺麗で密度感もあり、値段やクラスを考えれば十二分の内容。近年のユドロバイエ、安定感が出てきましたね。この年はまだ上位クラスを買っていないのですが、余裕のあるときにシャルムとレクラを買っておこうと思いました。★★★☆★楽天でユドロバイエを探す★
2013年07月18日
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玄関の惨劇…。朝起きたら、盛り塩の塩があたり一面に飛び散っています。何が起こったのかといえば、、犯人はコヤツでした。玄関先で飼育していたカブトムシの幼虫が蛹になり、いつのまにか羽化して、容器から抜け出して飛び回っていたようなのです。昨夏の旅行でもらってきたカブトムシが卵を産んで、生まれた幼虫が10匹。これまで世話らしい世話といえば、2度ほどたまった糞を捨てて土を新しくしたことぐらい。それでも無事10匹中9匹が羽化しました。同じ容器に入れておくと、オスたちは喧嘩ばかりしています。里子に出さないと我が家では飼いきれません。それにしても、カブトムシって生命力強いんですね。
2013年07月17日
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*ル・コルトン80(ブシャール)ラベル古い絵柄ですね。お手本のように綺麗に熟成したピノです。リキュール的な赤い果実に紅茶、枯葉、土瓶蒸しなどが混然一体となった芳香。VTや生産者からしてパワーや凝縮感は望めませんが、水っぽさや空虚な感じはなく、エレガントにまとまっています。いいですね。フィルタリングや清澄など普通にかけていると思いますが、それがかえってクリーンさを引き立てている気もします。*クロヴジョ86(ジャン・グリヴォ)お?80年代のジャン・グリヴォ?ということは、ギィ・アッカもの?一瞬色めきたちましたが、ギィ・アッカ氏がコンサルタントをしていたのは87年から92年の間だそうで、このボトルはその前のものでした。惜しい、ギィ・アッカものだったら、それだけでYOLコラムのネタになったのに…(笑)。といって、このボトルだって十分過ぎるほどよかったです。黒系果実とスパイス、スーボワ系のやや土っぽさを感じる素朴な香味。これを飲むと、なんでわざわざ翌年からコンサルを受けたのかな~美味しいのに、という素朴な疑問が思わず湧いてきます。ギィ・アッカさんって、今どうしてるんでしょうね?*ヴェガシシリア・ウニコ2000スッとするミントや花束、それにファンデーションやバニラなど、滅多に嗅ぐことのできないような甘く蠱惑的な香りに思わず言葉を失います。味わいはまだまだしっかりしていて、エッジの丸い、それでいて密度感があって隙のない酒質がすばらしい。久しぶりに飲んだけれども、やはりスゴイなぁ、ウニコ。力強さとエレガントさを高い次元で両立させている。30~40Kのプライスもボルドー1級ややブルのスタードメーヌが高騰した今となってはむしろ割安にすら感じます。今更ですが、余裕のあるときに子供の生まれ年のものを買っておこうと思いました。会場となった表参道のドメニカ・ドーロさんは、つい最近オープンしたとのことで、ネットにもまだあまり情報載っていませんが、ワイン会にピッタリの半個室のようなスペースもあり、居心地よかったです。http://tabelog.com/tokyo/A1306/A130603/13157483/
2013年07月14日
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*ペユ・シモーネ・ブランドノワール*アサイィ・ルクエール・エフィス・ブランドブラン夏場ということもあり、このところグビグビ飲める千円前後のカヴァやスパークリングばかり飲んでいます。しかし、たまにこういうのを飲んでしまうとやはりシャンパーニュはいいなあとしみじみ思ってしまうから困ったものです。ペユ・シモーネは透明なボトルから最初てっきりブランドブランだとばかり思い込んでいましたが、実はブランドノワールでした。私もまだまだです。そう思ってあらためてアサイィのブランドブランと並べて飲むと白ブドウと黒ブドウの違いが実に如実に感じられて勉強になりました。はい。家でもこういう銘柄ばかり飲めればいいのですけどね、昨今の我が家の経済事情を考えると、今夏は(というかこの先ずっと)1000円未満のカヴァが中心でしょうね。なにせ子供の塾代と来たら、毎月DRCを買っているようなものですから‥。*ビアンビニュバタールモンラッシェ99(ポール・ペルノ)リリース当初に購入して、それ以来寺田に入れることなく自宅のセラーで熟成させたという我が家でも珍しいボトルです。なぜ寺田に入れなかったといえば、かなり早い時期からワイン会に持参しよう持参しようと思って用意していたのに、なかなかタイミングがあわず、気づけば10年たってしまったという代物。で、これがなかなか綺麗に熟成していたのが嬉しい驚きでした。熟れた桃や白い花にモカっぽさが加わり始めた香り。充実した果実味による張りのあるマッシブな酒躯、酸は最初やや緩めに感じられましたが、時間とともにバランスよくなってきました。我が家のポンコツセラーでもとりあえず10年熟成させられるということが実証されたわけで、めでたしめでたしですよ(笑)*マーカッシン・スリーシスターズビンヤード2006ペルノの後に開けたのですが、ブラインドだと仏米間違えていたかもしれません。開けたてはこちらの方がスマートでスタイリッシュに感じられたからです。結構スロースターターなのか、それとも還元状態だったのか、抜栓当初は香りがたたず、味わいにもやや苦味が強めに感じられましたが、空気に触れるとともに徐々に花が開くようにグラスの中の香味も素晴らしいものになりました。特に会の終わり間際の他の方のグラスからは陶然とするような芳香が放たれていました。私のグラスはすでに空でしたけど。
2013年07月13日
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カーヴ・デ・オート・コート社はコストパフォーマンスが高く、アペラシオンの特徴を生かした高品質のワインを造っているワイナリー。『ギィド・アシェット』でも『ブルゴーニュワインガイド』でも非常に高く評価されています。そして、ブルゴーニュ味覚分析コンクールで『ブルゴンディアドール』を受賞の超凄腕蔵!!ヴェリタスさんの6本4650円アウトレットセールで購入したうちの一本。その前に飲んだカヴァがイマイチだったのであまり期待もせずに開けましたが、これは結構よかったです。軽く爽やかにまとめられていて、破綻のない香味。構成要素が強くない分、流通段階の扱いが悪いと台無しになってしまいそうですが、このボトルに関してはコンディションも問題なく、アルコール度が12度と低めなこともあってグイグイ飲めました。9時近くに帰宅後、気づけば一人で一本。結構酔いました。リピートしてもよいかな、と思いますが、口コミの評判はイマイチなようで、結構ボトル差あるんでしょうか?★★★☆【よりどりセール】【6本ご購入で送料無料】【よりどりセール】【6本ご購入で送料無料】ヴーヴ...価格:1,000円(税込、送料別)【送料無料・59%OFF!】【送料無料・59%OFF!】赤字覚悟!極上の泡が楽しめる!すべて本格シャ...価格:5,680円(税込、送料込)
2013年07月12日
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パリゾって、実にいろいろなAOCのワインを作っていますよね。最近では赤だけでなくシャブリとかコルトンシャルルマーニュなども作っているようです。ちなみにこのシャサーニュは赤。虎ノ門のVSVさんの店頭で買いました。パリゾ好きの私ではありますが、上位銘柄はともかく、下位グレードになると必ずしも手放しで褒められないと思っています。技巧が目立ってしまうというか、あの樽っぽさに辟易とさせられることが少なくないからです。特にあまり作柄のよろしくない年についてはその傾向が強いように思われます。このシャサーニュもそういう意味ではあまり期待せずに開けたボトルだったのですが…。いやあ、これは素晴らしかった。いつものパリゾ節を05のポテンシャルの高い果実味が受け止め、とても二線級の(失礼)村名赤とは思えないような上質な香味でした。黒系果実のコンポート、スパイス類、エスプレッソ、それにうっすらとスーボワ。パンと張った緊迫感のある果実味とよく熟した柔らかなタンニン、それにしなやかで伸びのある酸。やや味付け濃い目ながらも、問答無用の美味しさでした。いつもなら自宅ではせいぜいボトル半分でやめておくのですが、この日はあまりに美味しかったので、一本ひとりで飲んでしまいました。(そして例によって撃沈→夜中の1時に目が覚めて眠れなくなるという毎度のパターン。)ただ、村名で今このレベルとすると、特級などはまだまだ早いかもしれませんね。05年は寺田ににマジシャン2本あるのですが、いつ開けようか悩ましいです。★★★★☆★楽天でシャルロパン・パリゾを検索★
2013年07月11日
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RWG誌の旨安泡特集で高得点だった銘柄です。ミレジムそれも05年で価格は2.5K。シャンパーニュの感覚からすれば激安といえますが、同じ作り手のNVブリュットが1.5Kぐらいから買えることを思うと、はたして千円の価格差がそれだけの味の違いなのかと興味は募ります。といっても今回は2本比較して飲むわけではありません。NVのほうはまたいずれ飲んでみたいと思います。グラスに注ぐと05年とはいいながら泡はまだまだ勢いがあり、いい色調です。香りは柑橘系や白桃などのフルーツに軽くトーストが加わります。飲んでみると、全般に軽くさわやかな作りで心地良く飲めるものです。ただ、比較的安価なスプマンテ全般に言えることですが、辛口といいつつ結構フルーティな甘みを感じます。個人的にはもう少しキリッと淡麗辛口のほうが好みですね。2k半ばの価格は内容を考えれば十分安いと思う一方で、たとえばフィリップ・ラマリエのような激安シャンパーニュを買えてしまうレンジでもあることが悩ましいかなと。★★★フィリップ・ラマリエ グラン・レゼルヴ 【750ML】価格:1,980円(税込、送料別)
2013年07月10日
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先日Armadilloさんで購入したダヴィッド・モロー、先月に続いて早速2本目を開けて見ました。中程度のルビーの色調。香りがどうもたたないんですよねぇ。ゆっくり飲んでいてようやく最後の方に赤系果実やスパイス、ハーブなどの心地よいニュアンスが出てきますが、基本的には寡黙。味わいに関しては十分こなれており、適度なエキス分と旨みがあって上質なものです。香味とも翌日のほうがよくなるかなと思いましたが、意外や次の日も香りは開かずじまいでした。某ワインバーのグラスワインでたまたまマランジェを飲んで感銘を受けた作り手なんですが、どうも今回購入したボトルはそのとき感じたポテンシャルが見えてこないんですよねぇ…。まあ飲む時期や抜栓タイミングの問題が大きいのかもしれません。セラーにはあとマランジェのボトルが残っているので、こちらもこの夏の間に開けてみようかと。★★★
2013年07月08日
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夏場ビール代わりに飲もうと思って、ヴェリタスさんで6本4.5Kという劇安のスパークリングセットを買ってみました。劇安とはいえ、すべて(炭酸ガス封入とかでなく)シャンパン製法というのが目に付いた所以です。ラベル破れのアウトレットでこの価格になっているのかなと、急いで注文したのですが、なんのことはない、似たような企画のセットがいろいろありますね。(苦笑)これとか、これとか。レビューを読むと、同じ銘柄が3本入ってきたりするケースもあったようですが、私の場合はとりあえず、今回開けたカヴァのみ重複していて、他の4本はそれぞれ異なる銘柄でした。ということで、まずは重複ボトルを一本あけてみることにしました。グラスに注ぐと、綺麗な色調にしっかりした泡立ち。遠めに眺める分にはとても1本700円台の泡には見えません。香りも合格点。複雑さはありませんが、健全な果実香にイーストや白い花系の香りが感じられます。飲んでみると、さすがにシャンパン並みとはいきませんね。質感が高いとは言いがたいのよくないベタッとした甘みとエグ味が味わいの後半支配的になります。もっとシンプルでよいので、スッキリとした辛口のほうが個人的には好みです。とはいえ、まあ3ケタの泡としては合格点でしょう。それともうひとつ、ボトルに残した三分の一程度を数日間隔を開けて飲んだのですが、思いのほか衰えていなかったのが嬉しい誤算でした。瓶内が炭酸ガスで満たされるからでしょう、泡モノはシャンパンストッパーさえきちんとしておけば結構酸化に強いですね。★★☆
2013年07月06日
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昨年子どもたちが学校がからもらってきた3匹のメダカが産卵を繰り返し、気づけば結構な数になってしまいました。弱い個体が自然淘汰されることを見越しつつ、冬場はヒーターもいれずに自然のままに育てました。ポツポツと☆になる個体はあったものの、概ね生き残っています。30センチ水槽2つで50~60匹ぐらいでしょうか。過密飼育で可哀想ですが、さすがに大きい水槽を増やすわけにもいかず、どうしたものかと思案中です。
2013年07月05日
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熱帯魚の水槽は玄関先の金魚水槽の奥の1階の部屋にあります。このブログではワインセラーが設置されていることで馴染み深い?部屋です。グッピーとカーディナルテトラを購入したのは、2011年11月。それまで飼っていた丸モノ金魚たちが何かとトラブルに見まわれ、買ってきては死なせるの繰り返しだったので、いい加減ウンザリして熱帯魚に宗旨変えしたのです。導入直後からグッピーが爆殖して、一時は50匹を超えていましたが、今はカーディナルテトラの天下になっています。水や環境がテトラたちに合っているらしく、未だに一匹も★になっていません。どの個体も二回りぐらい大きくなりました。残念なのはグッピーたち。7~8ヶ月という短寿命の魚で、今いるのは3代目ぐらいだと思いますが、若い個体はすっかり小さくなり、奇形も増えて、色調も単調になって来ました。まあ稚魚が生まれても何もせずに水槽の中で放置プレイしているだけので仕方ないのかもしれませんけどね。熱帯魚水槽には、近々新しい仲間を加えようと思っています。
2013年07月04日
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すき焼きにあわせて久しぶりにボルドーを自宅で開けたのですが‥。このラグランジュは成城石井のプリムールで購入したうちの一本。03ボルドーは1級シャトーがやたら高価だった(当時としてはですが)ので、プリムールを一本単位で注文できる成城石井で購入したのです。コルクを抜くと、液体は周囲まで回りこんでおらず、良好な状態。‥と思いきや、ん?何やら微妙なニュアンスが。軽微ではありますが、ブショネ入っていそうです。ということで、恐る恐るロブマイヤーのIVグラスに注いでみると、やはりブショネです。まあ本来あるべき香味が完全に死んでしまっているというほどではないので、サランラップを入れたりしながら、なんとか我慢して飲みました(ブショネの臭いとなる化学物質がサランラップに吸着するという説があります。お試しあれ。)それにしてもコルクの匂いを軽く嗅いだだけでこんな軽微なブショネに気づくとはと、自分でも驚きました。って、こんなこと全然自慢になりませんが。肝心の味わいの方は、十二分といえる濃縮感はあれども、初日にはやや後半にクドさが感じられ、バランス的にはむしろ二日目のほうが好印象でした。03ボルドーはいろいろな銘柄をあわせて2ケース購入してあるので、追々開けていこうと思います。
2013年07月03日
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1年半飼っていた朱文金が★になったあとに後釜として購入した個体。まだまだ小さいです。この金魚、「新井薬師」にお参りにいったときに、たまたま境内に出ていた露店の金魚屋で購入しました。驚いたのは、その金魚屋の店主が、ほかならぬ地元の祭で毎年金魚すくいの露店をやっている老人だったことです。ということは、この金魚、我が家の水槽の金魚すくい出身の和金たちと同郷ということになりますね。なんとまあ不思議な縁です。で、これがその金魚すくい出身和金1号。3年前の金魚すくいで捕っていたうちの1匹です。他の個体はすべて死んでしまい、生き残っているのはこの1匹だけ。大きくはありませんが、発色も形も金魚すくい出身とは思えないほどすばらしく、お気に入りの1匹です。こちらは昨年の金魚すくいで得た個体です。腹部にやや不自然な膨満感があり、内蔵疾患が疑われますが、今のところ元気です。ちなみに一昨年の金魚すくいの金魚たちはすべて★になってしまい、祭出身の金魚はこの2匹だけです。
2013年07月02日
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このところブログでご無沙汰している我が家のアクアリウム。久しぶりに金魚水槽の近況を報告します。なんでかんだで私の金魚飼育歴も長くなってきました。ブログの記述を紐解くと、飼い始めたのは2006年10月なので、かれこれ7年近くになります。http://sswine.blog17.fc2.com/category12-1.html残念ながら当時の金魚たちで生き残っているものはいません。金魚の中には10年以上生きる個体もいるようですが、我が家の金魚たちは順調に飼育しているようでも、なぜか3年前後で★になってしまうものが多いようです。飼い始めた当初は餌をたんまり与えてなるたけ大きく育てたいと思っていた頃もありました。しかし、餌の与えすぎは往々にして転覆病を誘発するので、最近の餌やりは一日一回かせいぜい二回に限定しています。そのためどの金魚もあまり大きくなっていませんが、とりあえず元気に過ごしてくれるのが一番なので‥。我が家で目下一番長寿なのがこのコメット。3年と2ヶ月になります。来た当初は綺麗な紅白模様でしたが、日に日に脱色が進み、今ではこのように真っ白になってしまいました。餌をやりすぎると浮き気味になるので、日々の給餌量に気をつけるようにしています。二回りぐらい大きいのがこちらのコメット。すっかり水槽の主のようになっていますが、我が家に来てからまだ1年8ヶ月しか経っていません。チャームさんで朱文金とのセットで購入したもの。この時に限ってどちらもやたらと大きい個体が送られてきたんですよね。朱文金のほうはつい先日まで元気でしたが、おそらく内臓疾患の類でしょう。急激に痩せたかと思うと、最後は体がくの字になって★になってしまいました。このコメットも退色が進んでいるんですよね。なんでなんだろうと不思議でなりません。また、この個体も浮き気味です。以前は「長モノ金魚」ってなかなか転覆病にはならないとおもっていたのですが、最近は結構浮き気味の個体にあたります。我が家の餌やりの問題かもしれません。
2013年07月01日
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