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恒例メンバーによるワイン会。この日はメンバーの方の誕生日と香港に行かれる方の送別をかねて開催されました。場所は表参道のトリニテ。お洒落なガラス張りのブティックの地下にあり、オープンキッチンと奥の個室という面白い造りです。http://tabelog.com/tokyo/A1306/A130602/13122476/ジャック・セロス・ブリュット・ロゼロゼって実はあまり好きでないのですが、こういうのを飲むと認識が変わりますね。。美しい色調、エレガントな泡。果実味が充実していて酸とのバランスもよく、炭酸が抜けても温度が上がってもバランスを崩さず美味しく飲めます。非の打ち所のないロゼシャンパーニュ。ギガル エルミタージュ EXヴォト ブラン ギガルがジャン・ルイ・グリッパの所有していた区画で生み出すスペシャルキュベ。非常に濃密でリッチな味わい。ツルリとした丸い酸。今はかなり樽が強めに感じられます。もう少し時間が必要か。エルミタージュ・ド・ロレ・ブラン2003こちらは打って変わって透明感がありミネラリー。エキゾチックな南方のフルーツの風味。口の中での表情も豊か。すばらしいローヌの白です。今の時点ではギガルよりこちらの方が好みです。つづく。
2013年10月31日
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楽天の優勝セールでは何本かのワインを破格の値段で買うことができました。このユドロ・バイエもそんな一本だったのですが、油断してクール便を指定しなかったときに限って配送日は季節はずれの夏日になり、しかも着指定時間にうっかり家族で外出してしまっているという痛恨の事態に。送られたボトルたちは日中30度近くになった週末に一日中宅急便のクルマの中で過ごすという可哀相なことになってしまいました。まったくもって私の不注意の至り。安く買えてもこれではなんにもなりません。そういうわけで、本来はもっと寝かせてから飲もうと思ったのですが、一緒に到着した他のボトルの状態を知る意味もあって、早めに飲んでみることにしました。まずは抜栓してコルクをチェック。真下の部分しか染みておらず、とりあえずせりあがった跡はありません。グラスに注ぐと、11年とは思えない濃厚な色調。香りは(赤でなく)完全に黒系の果実にやや還元的なスパイス香などが感じられ、とりあえず大丈夫そうです。味わいはしっかりした凝縮感があってすばらしいですね。バランス的には酸が少しばかり強めでしょうか。とはいえ、単なる酸っぱいワインにはならずに各要素ががっちりとスクラムを組んでいます。もう少し寝かせて落ち着いたころが飲み頃でしょうね。★★★★総じて近年のユドロ・バイエらしく、隙のない上質な仕上がりですが、前にも書いているとおり、この銘柄、値段が少しばかり高めなのが気になります。私ならば5k出してこの銘柄を買うのであれば、もう2千円ぐらい足して1級のシャルムやレクラを買いますね。裾モノは裾モノで結構安いのに、なぜか村名がやや割高なんですよね、バイエって。心配したコンディションのほうは、、まあとりあえず大丈夫そうでした。★楽天でユドロバイエを探す★
2013年10月30日
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古くからの仕事仲間たちとワインを飲みにいこうということになり、同僚が行きつけのスペイン料理の店「ママス&パパス」を予約してくれました。ワインは持ち込ませてもらったのですが、この店に限ってはワインリストの中から注文すればよかったかなと若干後悔しました。というのも、リストの中身がなんとも面白いんですよね。ブルゴーニュだとカミーユ・ジルーとかデ・クロワとか、イタリアではラルコなんかもあるし、私が最近飲んでいるボジョレからはイヴォン・メトラがリストアップされています。どうやらラシーヌさんと縁が深いようですね。次回は店のリストからチョイスしてみようかと。ワインの感想は簡単にいきます。フュ・ド・シェーヌ(アンリ・ジロー)2000年を最後にマルチヴィンテージになったフュ・ド・シェーヌ。写真を撮り忘れましたが今回のボトルもビンテージの記載が見当たりませんでした。黄金色がかた濃厚な色調。カリンやゴールデンデリシャス、トースト、キンモクセイなどのゴージャスな香り。飲んでみると奥行きがあってリッチな味わいです。すばらしいですね、アンリ・ジロー。なかなか自分では買いませんが、たまにこうして飲ませていただくたびに感激します。ゲビュルツトラミネール・ジュビリー2006(ヒューゲル)先日のファインワインさんの楽天優勝セールで購入したもの。今回はスペイン料理ということで捻った銘柄を持ち込んでみました。ライチや黄色い花などのアロマチックな香り。味わいは思いのほか甘い!7年経っていますが、さほど熟成感は感じられず、厚みのある果実味と果実由来の甘さが目立ちます。やや中途半端な時期にあけてしまったかもしれません。ここまで引っ張ったのなら、もっと寝かせたほうが面白かったかも。ジュブレシャンベルタン・オーコンボット2005(ドメーヌ・アルロ)あまり期待せずに持ち込んだのですが、これは飲み頃ドンピシャでした。黒い果実やスパイス、紅茶などに加えてスーボワ皮革系の心地よい熟成香が出始めています。味わいは果実味に張りがあり、球体のようなマッシブな酒躯が見事。05年の良さが出たボトル。ブラインドで飲んだらグランクリュと答えそうです。ディレクターズカット・ジンファンデル2011(フランシス・コッポラ)参加者に映画関係者がいたので、半分シャレでこのワインを持参してみました。全開飲んだ07年のクラレットが素晴らしい状態だったので、その再現を期待しましたが、こちらはまあ値段なりのジンファンデルでしたね。アルコール度が高く、ジューシーで力強い果実味が印象的。力任せで一本調子なところはありますが、シンプルに美味しいワインでした。ママス&パパスさん、料理も美味しく、良い店ですね。冒頭にも書きましたが、次回は店のリストからオーダーしたいと思います。ママス&パパスhttp://tabelog.com/tokyo/A1309/A130902/13000208/
2013年10月28日
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モルゴンが有名なマルセル・ラピエールですが、それとは別に95年に購入した13haのボジョレーの区画がシャトー・カンボンです。大半のブドウはボジョレー・ヌーヴォーにまわされるほか、AOCボジョレー、ボジョレーロゼをリリースしています。良年に最良の葡萄のみを2~3週間遅摘みして造られるキュベが「ル・カンボン」です。過去には2000年と2005,07、08年に造られています。シャプタリザシオンはせず、二酸化硫黄、酵母、酒石酸も添加されていないとのこと。いわゆるポジティブセレクション銘柄という理解でいいのですかね?興味深く飲んでみましたが、まず驚くのはそのアルコール度の高さ。14%あります。といっても構成はガチガチではなくて、ボジョレーらしいなめらかさとジューシーさを失っていないのがいい。数年寝かせると面白そうです。その一方で、味わいがどことなくクリアでないというか、後半にややエグみのようなものが感じられるのが気になります。今回購入したボトルは、コルクの上の方まで液体がせりあがった跡があり、ひょっとしたらあまりコンディションがよくなかったのかもしれません。その後TODAさんの特売コーナーで安く売られていたので2本追加購入してみました。しばらく置いてから一本開けてみようと思います。★★☆
2013年10月26日
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前々から欲しいと思っていたラディコングラス、ようやく今回の入荷で買う事ができました。ラディコンが、自身のワインのポテンシャルをより発揮させるためにスロヴェニアのロガスカ社につくらせた オリジナルグラスで、ひとつひとつ手吹きでつくられているとのこと。入荷するや否や売り切れてしまう、隠れた瞬間蒸発アイテムでもあります。この写真だとバックが雑然としていて、いまいちフォルムがよくわからないかもしれません。#ちなみに後ろにかざってあるルジェのボトルは以前江口センセと飲んだときに、先生がラベルにサラサラと女の子の絵を描いていたのをもらってきたものです。我が家の宝です(笑)。さっそく使っていますが、思いのほかグラスは浅めで、勢いよくスワリングすると中のワインが飛び散ってしまいかねません。それとガラスも結構厚手で想像していたより重たいです。ビストロなどでこのグラスを出されればこれひとつで幅広く対応できそうですが、正直リーデルやロブマイヤーやラ・マルヌの向こうを張れるほどのクオリティだとは思えません。とくにラ・マルヌとは値段も似たようなものだし、並べて飲んでみてもラディコングラスが勝っているのはコンパクトさぐらいのものかなぁと感じます。というわけで、正直、やや過大評価されすぎではと思ったラディコングラスですが、グラスフェチの私としてはまあコレクションのひとつとして保有しておくにはいいかなと。
2013年10月25日
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祭二日目の日曜日は前の二つの銘柄の残りだけでは飽き足らず、こちらも開けてしまったのでした。アップするのを忘れていました。個人的に気になっている作り手のひとり、フランソワ・ジェルベ。姉妹で運営しているとのことなので、「ひとり」というのはやや語弊がありますが、まあ細かい事は置いておきましょう。このボトルは近所の信濃屋さんの実店舗で購入したものです。ウォーキングしていて立ち寄ったら、3980円で平積みになっていたので思わず買ってしまいました。いまどき村名とはいえきちんとした作り手のヴォーヌロマネで3k台というのは貴重ですから。開けてみるとやや透明感の強めな紫色がかったルビーの色調。清澄していそうな色合いですね。香りは、ん?これは意外。赤系と黒系の入り交じった果実やスパイス類にまじって青っぽいというか茎っぽい香りが前面に出ています。10年のブルでこういう香りは嗅いだことがなかったなぁと思いつつ。味わいはこの作り手特有のなんというか彫りの深い、くっきりした果実味が健在。この日はさすがに飲みきれなかったので翌日に期待しましたが、次の日の味わいは香りがおとなしくなってしまい、味わいも意外にキャンディっぽいフレーバーが感じられたりして、イマイチでした。う〜ん、フランソワ・ジェルベ、いまだに私の中では評価の定まらない作り手です。前回飲んだ05年のクロヴジョなんかはすばらしかったんですけどねぇ。ちなみにこの日は昼から飲み続けた挙げ句、なんと日が沈む頃には玄関先で「寝落ち」してしまいました。近所の人たちの失笑を買っていたかも…。
2013年10月24日
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シモン・ビーズのご当主、パトリック氏が自動車事故で他界されたそうです。ご冥福をお祈りします。今日は朝から青山で会議があって、昼をどこかで食べようとR246をブラブラしていたら、マルシェディジェールというワインショップを発見。あの楽天のマルシェディジェールさんでしょうか?バーが併設されていて、ちょっと飲んで帰る、ということもできるようです。ちなみに、少し値段高めですが、11フーリエが普通においてありましたよ。アイパッド・エアとRetinaアイパッドミニ、どちらもイイですね。値段がやや高めなのが玉にキズ。どちらも欲しいのですが、さすがにそれはカミさんが許してくれなそうです。我が家のアイパッドミニはなぜかwifiの掴みが弱く、アイパッドやアイフォンが普通に使える階上の部屋で電波を拾えなかったりします。それが改善されているのなら、新しいアイパッドミニを買いたいところなんですが、試してみるわけにもいかないし、悩ましいところです。
2013年10月23日
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さて、この日はボジョレープロジェクトの中でも真打のひとつと目される作り手のボトルを開けてみました。WA誌やバーガウンド・コムで高得点連発、リジェ・ベレールのムーラン・ナヴァンです。思い切り濃厚な色調。ピノと比べるとやや紫が強めですね。香りは還元的で閉じ気味。スパイスや獣系のニュアンスが感じられますが、本来あるべき果実香が見えてこないのが残念。飲んでみると、果実味に密度感があり、それをしっかりした酸とタンニンが支える充実した構造。それでいて「ピノと見まごう」かと言えば、明確にそれとは異なる個性が感じられるのがいいです。自然派系のジューシーでなめらかな方向とは一線を画す、重厚かつオーソドックスなガメイ。これはぜひ熟成させてみたいですね。ちなみに高得点連発だった09年に比べると、WA誌もバーガウンド・コムでも10年の評価は今ひとつ。むしろ11年のほうに高得点がついているのが面白いところです。いずれにしても11年が出たら即購入してみようと思います。★★★★翌日:明らかによくなりました。赤と黒のフルーツやスパイス類、黒土などのまざった厚みのあるスモーキーな香り。味わいも初日よりよい意味で肌理がゆるくなり外向的になりました。ぜひ熟成させてみたいですね、この作り手のムーランナヴェン。
2013年10月21日
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‥というわけで、祭の日に玄関先で飲んだワインその1。なんだかんだで3銘柄開けてしまいました。当ブログに登場するのは3度目のドメーヌ・ド・ラ・マドンヌ。よく熟成しています。やや疲れのみえるようなレンガがかったガーネットの色調。香りは肥沃な黒土を思わせるような熟成香が満開。といってもそれほど複雑なスーボワ香というわけでなく、土っぽい香りがひたすら前面に出ています。飲んでみると味わいはまだしっかりしていて、旨味が乗った果実味を豊かな酸となめらかなタンニンが支えています。とはいっても、これ以上熟成させるのはややリスクのほうが大きいかもしれません。この辺で飲んで正解でしょう。クリュボジョレからは外れた地域ですが、なかなかいい作り手だと思います。良年のボトルも飲んでみたいですね。★★★
2013年10月21日
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先週末は地元の祭りでした。以前も書いたことがありますが、私の自宅は神社の参道に面しているので、祭りの二日間はすごいことになります。通りは終日こんな感じ。写真に写っていませんが、右手のいか焼き屋台の後ろが我が家。おかげでこの週末はクルマはおろか自転車を出すことすらできません。だったらいっそ積極的に楽しんでやろうと、何年か前から玄関先にテーブルをだして昼間から一杯やることにしています。ロケーション的にはこんな感じ。シラフだと道行く人の視線がかなり気になりますが、いったんアルコールが入れば、この開放感がむしろ心地よくなります。食事は屋台で売っているものを適当に見繕って買いそろえます。ワインはそれにあわせてボジョレやカヴァなどを開けました。ツマミはアレですが、玄関先なので結構まともなグラスを使って飲めます。というわけで、飲んだワインの感想は次回のエントリーで。
2013年10月19日
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久しぶりのメルヴィル。しかも05年というバックビンテージです。だいぶ酔っぱらってから飲んだので(なにせこれが7杯目…)、あまり正確には覚えていないのですが。濃厚な色調。芳香力は強く、くっきりしています。赤い果実やダージリン、オレンジピール、それにシナモンなどのスパイス。味わいは濃厚な中にも果実に旨味があり、酩酊状態でもはっきりと美味しいと思わせてくれるものでした。8年経過していてもまだまだ若いですね。★楽天でメルヴィルを検索★
2013年10月17日
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ヴィクトリア州モーニントン・ペニンシュラ産。すべて手摘みされた葡萄は直ちに畑と隣接するワイナリーで破砕、除梗され、その後丁寧に圧搾機にかけます。最もクォリティーの高いフリーランジュースのみを使用し、Vosges産とAllier産の新樽と1年目の樽を使用。およそ15%の自然酵母を使用し、マロラクティック醗酵。シトラス、白桃、ネクタリンを連想させる香りと味わい。樽醗酵由来のクリーミーさとナッティーなニュアンスも。良質な酸味と長い余韻とリッチなフィニッシュ。前に出されたSBが一瞬何の品種か迷うような味わいだったのに対して、こちらはもう典型的といってよい豊かなシャルドネ。ニュートラルでリッチなバランスに樽のフレーバーがアクセントを添えています。もっと新しいVTだと樽がややでしゃばっていたかもしれませんが、08年とあってよい具合になじんでいます。ただ、やはりシャルドネに関しては私はピュリニーなどのミネラリーでスリムなタイプのほうが好みですね~。★楽天でパリンガ・エステートを検索★
2013年10月15日
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先日訪れたワインバー・ミュールのグラスワインでいただいた銘柄です。最初飲んだとき、てっきりゲビュルツかなにかと思いました。とにかくアロマチック。ライチや白桃、アカシアなどの豊かな香りで、飲んでみると酸のエッジがヤスリをかけたように丸く、ツルリとしたテクスチャーが見事。これで3kというのですから恐れ入ります。ニュージーのソーヴィニヨンブランはいいと聞いていますが、SBに対する認識そのものを改めたくなるような一杯でした。★楽天でサン・クレアを検索★
2013年10月14日
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2008年に若き当主ジュリアン・スニエ氏が32歳で設立した新星ドメーヌ。スニエ氏は20歳からワイン業界に入り、フランス、ポルトガル、ニュージーランドなどで経験を積んだ現場主義者。フランスではブルゴーニュのドメーヌ・ジョルジュ・ルーミエやドメーヌ・ニコラ・ポテルなどで、アルザスではドメーヌ・アルベール・マンで修業しました。28歳の時にモメサン社のシルヴァン・ピティオ氏にヘッドハントされて、モメサンのクリュ・ボジョレの醸造責任者を任される。既にフランスでNo.1の食の雑誌でフルーリーのトップとして取り上げられるなど非常に高い評価を得ている。畑は3ha。花崗岩土壌で、樹齢は45~60年で古木のみ。ワイン造りは畑での仕事が一番重要であると考え、畑に情熱を注ぐ。全てビオディナミ。また、友人のマルセル・ラピエールなどと畑の仕事を共有したりもしている。年産1万5千本で、輸出は日本、アメリカ、イギリスで、フランス国内ではマレル、ジョルジュ・ブランなどの星付きレストランが既に目をつけている。先だって飲んだ11年が少しばかり気になったので、近所の酒屋においてあった08年を買ってみたのですが、上の説明文を読むと、08年はファーストビンテージだったんですね。初リリースということで無難に仕上げたのかもしれません。11年にあった少しばかり危うさを伴う魅力の片鱗がみられず、普通のボジョレーという感じです。まあ作りはクリーンで、漬物臭や還元臭などもなく、各要素もそれなりにバランスがとれているのですが、逆に言えばそれ以上褒めるところもないというか…。ボジョレ再発見プロジェクトもそろそろ佳境にさしかかってきましたが、ホームランといわないまでも二塁打ぐらいのヒットボトルにもう少し頻繁にめぐり合いたいものです。★★★
2013年10月12日
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タカムラさんよりアンリブルジョワのサンセールバックVTいろいろこちらはジャン・リュック・コロンボのバックVT。ウメムラさんの99サロンウメムラさんのジャック・セロス・リュー・ディ・キャレル同じくウメムラさんよりコトーデュレイヨンの古酒いろいろ取引先の方に連れて行ってもらいました。落ち着いた雰囲気のいい店ですね。グラスでしこたま飲みました。ワインの感想はまた別途。http://tabelog.com/tokyo/A1301/A130101/13014975/
2013年10月11日
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LBVは収穫から4年目の3月から9月の間にIVPに申請し、 許可を得、瓶詰めは4年目の7月から6年目の年末までにろ過してから行われます。ヴィンテージポートのほぼ倍の期間樽熟をさせることにより、瓶詰めされたときにはある程度飲み頃になっているわけです。また瓶詰め時に濾過されますので、ヴィンテージポートのようなデキャンティングは通常必要ありません。グラスに注ぐと、きわめて濃厚な色調のルビーで、赤や黒の果実、バニラ、スパイス類、チョコレートなどのむせかえるような香りです。飲んでみるとインパクトのある果実とともに樽からと思われるバニリーなニュアンスとが強烈に感じられます。基本的には良質なルビーポートと同様の系統の香味で、ヴィンテージポートに比べると値段も格安(3K程度)です。デザートやチョコレートなどと一緒に飲むのがよいでしょうね。ただ、私の場合、常飲すると血糖値になりそうです。★★★
2013年10月10日
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最近のシャトー・デ・ジャックはロシュグレとか、クロデトランとか、単一畑ががもてはやされているようですが、このボトルはノーマルのムーランナヴァンです。ヴィンテージも01年ということで、過大な期待できないかなと思いながら開けてみましたが、これが実にすばらしかったりするからワインは全くもってわかりません。色調からはまだそれほど老いの感じられません。エッジにややオレンジがかったガーネット。香りはなかなか素晴らしい。赤と黒の中間程度の果実や甘草などのスパイス類にまじって森の下草や皮革系の熟成香が綺麗に出てきます。最近自然派系の漬け物系や饐えたような香りばかりだったので、こういうのを嗅ぐとホッとします。味わいは酸もしっかりしており、いわゆる「ピノと見紛う」系統のものです。構造もしっかりしていて、まだしばらく寝かせておけそうです。う〜ん、これはイイなあ。今のところ、「再発見プロジェクト」を始めてから最上のボトルといっていいでしょう。もっといろいろとデ・ジャックのワインを買い足したくなりました。★★★★
2013年10月09日
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3本目に開けたのがジャン・ガローデの06ポマール・ノワゾン。本来ならボルドーブレンドのコッポラの前にこちらを開けるのがセオリーですが、酒量的にひょっとしたら3本は飲まないかもしれなかったので、話題性のあるコッポラを先に開けた次第です。まあ格的にもこちらのほうがワンランク上ですしね。インパクトのあるコッポラの後でしたが、こちらはこちらでイイ味出してました。赤系果実や紅茶、枯葉、スーボワ系の繊細で複雑な香り。ツルンとしたなめらかなテクスチャーと旨味の乗った味わい。総じてフェミニンで繊細なポマールです。ジャン・ガローデはたまたま寺田倉庫に預けてあった06ノワゾンのすばらしさに感激して、その後05、06ノワゾンを2本ずつ、それにモンテリ,HCB,ボーヌ・クロデムーシュと7本まとめ買いしました。残念ながら状態がイマイチのボトルもあったりして、なかなか最初の1本のような感激は味わえず終いですが、このボトルはその中では良好な方でした。06年をもって引退してしまったのが惜しまれますね。★★★☆★楽天でジャン・ガロデを検索。★
2013年10月08日
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コッポラのワインって、仕事仲間との会食や飲み会に持参すると話のネタになるので重宝しています。味わいも至極全うですしね。このボトルは何年か前にまとめ買いをしたうちの最後の1本。ダイヤモンド・コレクションはカリフォルニアの沿岸部の畑、或いは内陸部の渓谷にある畑で収穫されるブドウから造られているとのことです。まだ早いということはありませんが、結構若いです。07年ということで、もっと熟成入っているかと思っていました。カシスやブラックベリー、それに樽からのバニラ香やスパイス類の入り混じった心地よい芳香。味わいは目鼻立ちがクッキリしていてリッチ。深みがあるタイプではないものの、外向的で華やかな味わいはこうした会にふさわしいものでした。ご一緒した方もお気に召した様子。また折を見て何本か買い足しておこうと思います。★楽天でコッポラのワインを検索。★
2013年10月05日
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古くからの取引先の友人が転勤で東京に戻ってきました。戻ってきたというのは語弊があるかもしれません。もともと彼の自宅は大阪で今回が2度目の転勤ですから。赴任後落ち着いた頃合いをみはからって、ピアット・デル・ベオーネさんでささやかな歓迎会を催しました。ワインはすべて私の持ち込みです。ブーズロン2011(A・P・ヴィレーヌ)飲んでみてビックリ。「甘い!」。残糖によるデザートワイン的な甘さではなくて、健康なフルーツ由来の甘さですが、ここまで甘いとややヒイてしまいます。酒躯はアリゴテとは思えないほどリッチで、本来特徴的であるべき酸も相対的に目立ちません。09などならともかく、11年はもっとスリムな味わいだと勝手に思っていたので、飲んでみてやや意外なヴィレーヌでした。美味しかったですけどね。★★☆
2013年10月04日
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賞味期限が切れてからですよね!(笑)賞味期限がまさに当日のチーズを近所の店で5割引でまとめ買いしました。どれも美味しくいただけてます。
2013年10月03日
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(画像はアマゾンから拝借)「ブルゴーニュ大全」ジャスパー・モリス氏著の大作。翻訳された皆様にまずお疲れさまと労いたいです。各地区AOCの地図と主要畑、主立った生産者が網羅的に紹介されています。クロヴジョの生産者別の区割りが掲載されていたりと、ブルゴーニュ愛好家にとって興味深い内容となっています。マットクレイマーの「ブルゴーニュワインがわかる」やセレナサトクリフ女史の「ブルゴーニュ」の内容が古くなってしまった現在ではなかな貴重な存在かと。ただ、この本、紙質がやたら厚くて、重くかさばるのが玉に瑕です。あっという間に装丁が崩壊してページがボロボロになってしまいそうですね。ページの余白もやたら大きくて間が抜けた感じだし、その辺もう少しなんとかならなかったのかなぁと。これだけかさばると、手元において気軽に参照するというのは難しいですから。「ポケットワインブック第9版」先日英語のKindle版を購入したばかりですが、やはり手元でペラペラめくれるものも欲しいなあと思って久しぶりに買いました。久しぶりといっても、第8版を飛ばしただけで第7版は手元にあります。内容的には7版から変わっていると言えば変わっているし、あまり変わっていないといえば変わってないし、微妙なところですが、一方を職場に、もう一方を自宅に置いておくということもできますので(笑)。実の上の2冊、会社の福利厚生の一環としてソフト類の購入に年間一定の補助が出るので、それを利用して購入したものです。でないとなかなか個人で買おうという気にならない値段ですねぇ。ブロゴーニュ大全は12600円、ポケットワインブックは以前より値上がりして4935円でした。【送料無料】世界のワイン [ ヒュー・ジョンソン ]価格:12,600円(税込、送料込)こちらも検討中。自宅に2002年版あるのですが、どの程度変っているんでしょうか?
2013年10月02日
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「Shuzさん、ピノに興味なくなったんですか?」‥そんな声が聞こえてきそうですが、セラーにまだボジョレがしこたまある関係で、もう少し「ボジョレー再発見プロジェクト」におつきあください。YOLやRWGのネタにもしたいし…。とはいえ、最近は自然派の作り手ばかりが続いて、ボジョレの検証をしているのか自然派の検証をしているのかがわからなくなってますが。今回開けたイヴォン・メトラも自然派の大御所のひとりのようですね。イヴォン・メトラは、1994年に代々続くドメーヌを引き継いだ。酸化防止剤非使用を提唱した醸造学者ジュール・ショヴェの指導のもとに自然なワイン造りを始めたラピエールらの影響を受け、メトラはファースト・ヴィンテージから酸化防止剤を用いないワイン造りを実践している。いまや、マルセル・ラピエール、ジャン・フォワイヤール、ギー・ブレトン、ジャン・ポール・テヴネらとともに、ボジョレにおける自然派ワインの名声を築いたメトラは、デリケートなバランスのとれた優れたスタイルで高く評価されている。ブドウ果は、収穫後に一晩冷蔵庫で保冷されてから発酵に供され、浸漬はコンクリートタンクで3週間以上。人口酵母を交えずにゆっくり発酵。垂直の木製プレスで圧搾後、古樽で翌春まで熟成され、ノンフィルターで瓶詰め。酸化防止剤は、収穫から熟成までの間は使用されず、瓶詰め時に少量添加。中途半端に古いVTとあって、生気のない饐えたようなワインであるまいかと心配しましたが、杞憂に終わりました。グラスに注ぐと花束や香水のような芳香が一瞬広がります。状態いいですね。‥と思ってボトルを見なおしたら、ラシーヌさん扱いでした。最初に感じられた芳香はすぐに閉じこもってしまいましたが、そのあとから黒と赤の中間程度の果実や軽い漬物香、それにスーボワ系の熟成香も出てきました。味わいはやや酸が神経質なものの、果実味は未だジューシーでなめらかなタンニンとあいまって、口に含んだ液体が気持よくスルスルと喉を通っていき、つい飲みすごてしまいます。こういうところはいいですね。最近自然派が好きになってきたようです(笑)。★★★☆
2013年10月01日
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