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さて、ホテルのあまりの豪華さにわが目を疑う私であったが、なんとかその場の雰囲気に溶け込もうと、ソファーに腰掛けてみたりする。周りの人は皆落ち着いて楽しんでいるように見える。ドキドキしている貧乏人は私だけのようだ。そこへクルマを置いたダンナが戻って来る。「お、おい。『オーナー様ですか』って聞かれたぞ。何のことだ?」わからない、と答えると、屋根のない駐車場の方に案内されたそうだ。なんだかわからないがとにかくチェックインを済ませるためカウンターへ行く。「○○様、申し訳ございませんが、本日こちらの手違いでご予約のタイプのお部屋が満室になってしまいまして・・」な、なんですってー!?泊まる部屋がないのぉー!?「それで別のお部屋をご用意させていただきました」話によると、元々泊まるはずだった部屋は、ツインベッドに畳の間付き、だったのが、手違いのためもう一部屋、ソファーのあるリビング付きの部屋になったようだ。「もちろんこちらの手違いでございますから、追加料金はいただきません」ええー!?なんたるラッキー、丸儲け!そんな豪華な部屋に泊まれるなんて!だいたい旅行といえば民宿かキャンプ、野宿、バス停、の私である。ホテルと言ったってビジネスか連れ込みしか泊まった事がなかった。それがこんな豪華なホテルの豪華なお部屋に泊まれるなんて!ああ、生きててよかった。「それではお部屋の場所をご確認くださいませ」と言ってホテルマンが地図を広げる。えっ? 地図で見るの?「ここが今お客様のいらっしゃるフロントでございます。それで、まずこちらをエスカレーターで降りていただきまして、真っ直ぐ行かれますと今度はエレベーターがございます。それで・・・」なんでも4つエレベーターを乗り継いで行った先のテニスコートのそばに部屋はあるらしい。東京ドーム4個分の敷地だということ。ふぅー。「で、遠いのでカートをご利用いただくことも出来ますが」おいおい、それを早くいっておくれ。とにかく広くて、話を聞いただけでフラフラだ。カートを待っていると、先ほどのかわいいお兄さんが呼びにきた。よくゴルフ場で見かけるやつだ。息子は「電車ー」と喜んでいる。続く
2003/09/30
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さて、ロビーでダンナを待っている間、あまりきょろきょろするとみっともないので、顔はややうつむき加減に固定したまま、目だけを左右に動かしあたりの様子を確認する。平日だというのに結構な人の入りである。だが天井が高いので開放感があり、適度に暗く、人々のざわめきもBGMのように響いてきて、まるで映画の中のワンシーンを見ているようだった。そして私はというと、「ファビュラス・ベイカー・ボーイズ」でミシェル・ファイファーが、西海岸のリゾートホテルのあまりの豪華さにあんぐりと口を開けてしまったシーンと同じことになってしまっていた。もちろん顔は彼女ではないので、単なるおバカに見えたことだろう。こういうところには当然豪華なソファーがあり、豪華な花に高価な花瓶、きっと年代物に違いない置物など、子供の興味を引きそうなありとあらゆるものがそろっている。さっそくソファーに靴のまま上がって飛び跳ね始めた、こらーっ!
2003/09/29
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石畳のアプローチは奥へ奥へと続いている。緩やかに上っているので、行き着く先はここからは見えない。立派な鉄の門扉が開いている。ということはクルマのまま中へ入って行って構わないのだろうが、生粋の日本人である私にとって、それは玄関で靴を脱がずに土足のまま中へ入るのと同じような感覚でなんだかむずがゆい。黙って入っていって「こらこらアンタ達、靴脱ぎなさい」と言われてもクルマのタイヤを脱ぐわけにはいかないよ、おじさん、などとおかしな問答を一瞬のうちにシュミレートしてしまうおバカな私であった。それでもどうやらここ以外に入り口はなさそうなので、恐る恐る入って行く。左右にはきちんと刈り込まれた常緑樹が並び奥へ奥へといざなっている。緩やかな坂を上りきり、視界がパッと開けたその先にホテルの正面玄関が現れた。今まで人の気配を感じなかったところにイキナリ玄関では驚くではないか。その上、ニコニコした人々がこちらをじっと見ている。ええーっ?! なにこれ!もしかしてもしかして、私たちってすごい場違い。子供連れで大丈夫なの?そしてそのニコニコの中の一人がこちらに近付いてきて、私の座る助手席のドアをおもむろに開けた。「いらっしゃいませ(ニコニコ)ご予約のお名前は(にこにこ)」「あ、あのぅ、○○ですけど」「はい、○○様でいらっしゃいますね(ニコニコ)4名様で承っております(にこにこ)」そしていつの間にかクルマの後ろに回ったもう一人のニコニコがハッチバックの扉を開け、お荷物はこちらでよろしいでしょうか、などとすでに手をかけそうになっている。おーっと待った、そこには要るもの要らないものが、ごちゃまぜになっているのよ。アンタが手をかけてるのは、お砂場セットだってば。よおく見るとそのニコニコたちはグリーンのハンチング帽にグレイのチェックのベスト、緑のニッカボッカーにハイソックスを身に付けとってもかわいいお兄さん達だった。思わず写真を撮ってしまいそうになるが、いけない、いけない、まずは荷物の仕分けである。「えーと、これとこれ、お願いします」「かしこまりました。お部屋の方へお運びしておきますので」「はあ、ど、どうも」「お車はあちらが駐車場になっております」「係の者がご案内させていただきますのでどうぞ」夫にクルマをまかせ、エントランスからロビーへ。うわあー、もう何がなんだか。どぉーんと吹き抜け、シャンデリア、豪華なソファーに置物の類。こ、こらぁ、息子、さわるんじゃない!NEXTBACK
2003/09/28
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さて、残暑厳しい折、あこがれのリゾート、蓼科に避暑に出かけた私達一行であるが、やはり風はかなり涼しく秋の気配。夏はすでに終わってしまったようなのであった。ま、避暑ではないにしろ、有名リゾート蓼科に行けるのだから、夏であろうとなかろうとよいではないか。秋の高原で紅葉狩りと言う手もある。低地ですらこの涼しさ、紅葉はすでに始まっているに違いない。左手に湘南の海を眺めながら、私達を乗せたクルマはひた走る。真正面に富士山など望めば、旅行気分も高まってくる。河口湖から中央高速に乗り、「中央フリーウェイ」などBGMに聴きながら快調に飛ばして行く。そういえばこの曲を初めて聴いたときは衝撃を受けたなあ、などと話すと、ちょっと年下のダンナ「オレ、生まれてないと思う」えぇー、マジかよー。息子じゃないけど「やんきー、まじ」だ。途中、PAで休憩を取りながらも午後2時過ぎには茅野インターに到着。蓼科高原へ向かう。やはり私達の暮らす町よりも空が広いと感じる。日ごろ縮こまっていた心がのびのびして、パアーっと開けていくようだ。お金ためて引っ越して来たいね」とダンナ。このところ「お金」と言う言葉に興味津々の息子が[わーい、おかね、おかね」と騒ぎ出す。そりゃあ貯まるもんなら貯めたいワイ、あんたがパチンコさえ行かなけりゃね、と言いたいところをぐっとこらえて、「そうね。出来たらそうしたいね」と答える。まぁまぁ、今日は楽しい家族旅行なんだからさ。クルマはどんどん山の中へ。両側からアーチのように木々が覆いかぶさり、緑がとても美しい。ん? 緑?どうやら紅葉にはちと早かったようだ。見ごろはやはり10月中旬以降らしい。そうこうするうちにクルマは山の奥へ奥へと進み、地図に示されたホテルへと近付いて行った。あたりは人里離れたって感じである。どうやらこの辺らしいが、と見た右手に探していたホテルの名前が書かれた門が。そして、その門の奥には、石畳のアプローチが続いている。そして肝心のホテルは、ここからは見えない。えぇーっ? どういうこと?NEXTBACK
2003/09/27
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うちのダンナは滅多に連休を取れないのだが(年に3回位)珍しく2日間休める、というので旅行に行くことにした。といっても子供連れだし、お金もないし、一体どこへ行こうか、と言っていたら、なんと母がホテルの宿泊券をくれると言うので、ありがたく出かけることにした。行き先は蓼科。おお、憧れの避暑地、夢のリゾートではないか。私は海外こそ1度しか行ったことがないが、国内はあちこち行っている。(野宿ですがね)旅慣れている方である。(もう一度言うが、野宿です)ところがこの「リゾート」というところには、今までまったく縁がなかった。(そりゃ、そうだろう)おーっし!本邦初体験のリゾートを心ゆくまで楽しもうではないか。と思った矢先、昨晩からやけに寒い。ま、まさか夏が終わってしまったの?りーりー、なんて虫の声も響いていた。避暑地に行くのに秋が来てしまっては、元も子もないではないか。しかし、あの短くもやたら暑い夏は昨日で終わり、一気に秋へと突入したようなのである。ま、それならそれで紅葉を楽しめばよいか、と出かけた蓼科。どうなりますことやら。NEXT
2003/09/26
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「やんきー、マジ。やんきぃ、まじ」と怪しげな歌を自作自演していた息子。2歳にして「ヤクやりたい」などと口にする、ワルイ子。(詳しくは19日の日記をお読みください)ところが今日、新しい歌詞をつけて歌いだした。「ケンコー、マジ。ケンコぉ、マジ」え、なに? 健康?おお息子よ。2歳にして健康の尊さに気付いたのか?例によって、ピザを勧めると、今日に限って食べようとしないではないか。一体どうしちゃったの? 具合でも悪いのか?「いらない。くぅちゃん、こっちたべる」と指差したのは、キャベツのサラダ。「きゃべじ、きゃべじ、たべる」そしてキャベツのサラダを山ほど食べ、再び「けんこー、まじ」を歌い続ける息子であった。子供って、大人ほど感覚が汚染されてないから、体の声を聞いて必要な栄養を取れるのだと、何かで読んだことがあるが、おお息子よ、野菜が足りなかったのね。愚かな母を、許しておくれ。
2003/09/24
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ばばのウチに行った。この「ばば」というのは、例の困った姑ではなく、私の実母である。実はこの「ばば」も困った人で、いろいろ困った行動を取るので、一緒に住んでいる妹夫婦も困っている(のであろうなあ)。余談になるが、女性はもともと脳の作りが男性とは違っていて、何事も自分の都合がいいように解釈する傾向があるらしい。特に40すぎたあたりからそれが顕著に現れるということだ。ということは、この私もすでに困った人々の仲間入りをしているわけで、これは困った。一番困っているのは、このような母を持った子供たちだろうけど。さて、この「困ったばば」の行動については、追々話すとして、子供、である。昼近くなり、そろそろ子供の腹の虫も騒ぎ出す頃、「ピンポーン」と玄関のチャイムが鳴った。すると子供がパッと立ち上がり走り出ていったのである。「ぱんぱん。ぱんぱん」と叫んでいる。「あらら、パンパンって何のことかしらねえ」と母が後に続く。玄関を開けるとどうやら回覧板らしかったが、子供は「ぱんぱん、ぱんぱん」とまだ声を上げている。「お孫さん、可愛いわねえ。パンパンって何のことかしらねえ。ほほほ」なんて聞こえてくる。実は、この「ぱんぱん」というのは宅配ピザのことなのだ。息子の頭の中には「ピンポーン=ピザ」という公式が出来上がっていて、家でも同じようなことがよくある。だけど言えない。このことは口が裂けても言えない。というのは、母は健康にうるさいヒトなのだ。あまりに健康が気になるので、健康食品を売る会社の社長になってしまったくらいだ。それなので、油こってりの宅配ピザを、わーいと走り出て行くくらい頻繁に食べさせていることが知れようものなら、もう何を言われるか、たまったもんじゃない。それで、戻ってきた母に聞かれても、息子の行動の訳については、一切語ることはするまいと心に決めた私であった。息子よ、怠け者の母を許しておくれ。今度からちゃんとごはん作るからね。
2003/09/21
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最近、変な歌を作って歌うようになった息子。このところのお気に入りは、「やんきー、まじ。やんきーまじ」というやつ。何のことだか、さっぱりわからないが、あまり楽しそうに何度も歌うので、夫も私もすっかり覚えてしまい、毎日口ずさんでいる。ところが今日、急に「やく、やりたい」と息子が言い出した。え? ヤク? ま、まさか、覚せい剤のこと?一体どこでそんなこと覚えたのだろうか。「やんきーまじ」って、「ヤンキー」に「マジかよー」のマジ?2歳にして、こんなにワルくなるなんて、うちのコ、どうしちゃったのかしら。ちなみに下の7ヶ月の娘は、「やんきー、まじ」と歌うと「やあー!」といって、こぶしを振り上げます。
2003/09/19
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上の子、2歳3ヶ月ですが、最近、急によくしゃべり始めて、結構面白いこと言うんです。「ごはん何食べたい?」「ベントン、ベントン(弁当)」「え、今から作るの?」「ベントン、おいしー、買って、買って」うっ、このところサボって、ホカ弁何回か買ったの覚えていたんだ。こんなこともありました。「ご飯作るね。何がいい?」「カレー、カレー」 (ホッ、今日は弁当と言わない)「じゃ、おいしいの作ってあげるね」「ちがう、チーン。カレー、チーン、おいしー」レトルトの幼児食のことを言っているのです。最後の「おいしー」が結構ショックだった。極めつけは、これ!コンビニに行ったときのこと。レジの横のショーケースにホットフードが並んでるのを指差して「あっ、とうちゃん、とうちゃん、いた」その指の先には、特大フランクフルトが!その前の日、夫が「ほら」とか言って、引っ張り出して見せていたのです。「チ○コ、チ○コ」ときゃーきゃー言って喜んでいたっけ。(こういういけない言葉は、子供にとってすごく面白いらしい)「とうちゃん、とうちゃん。チ...」で慌てて店から連れ出したのは、言うまでもありません。親っていうのは、常日頃から言動に注意しなければいけないものだと、あらためて思いました。
2003/09/18
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インターネットの世界って不思議だ。商用はともかく、個人のホームページでいろんなことを教えてもらえる。(それも長年かけて調べあげたであろう、本買って読んだら何千円もかかるような貴重な資料を無料で公開している)それに掲示板で、簡単にお友達が出来ちゃったりする。(今の世の中そう簡単に他人を信用しないのが主流だがインターネットの世界では、見ず知らずの人に悩みを相談できちゃうのだ)そうかと思うと、魅力的なHPにはカラクリがあってマルチのおさそいだったりする。ショッピングすればカード番号盗まれたり、個人情報も筒抜けでで泥棒もいっぱい往来している。なんかそんな様子を見ていると、人間ってホントはとっても親切で、惜しまず自分を与えて皆仲良く暮らしたいくせに、貪欲で自分の利益のためには他人がどうなっても構わないという利己的な動物なんだなあって思う。自分の中の二面性をさらけ出しても、誰にも咎められない。匿名で暮らせるお気楽な世界だから、本性丸出しになるのだろうなあ。そんな不思議の国のインターネットに私もどっぷりつかりそうだ。
2003/09/17
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久しぶりに海へ行ったら、海の家を解体していた。幼い頃は、家族そろってよくきた海だった。昼間は海水浴。大きなパラソルを広げ、祖母と母は日陰で休み、祖父と父は子供たちをつれて泳ぎに海の中へ。泳ぎ疲れると、戻って大きなおにぎりを何個もパクついた。夜は風船つりや金魚すくいなどの出店が開いていて、何度も連れてきてもらった。夜店の金魚は案外丈夫で長生きして、1匹ではかわいそうと親にねだってもう1匹買ってもらって、春には水槽いっぱいに殖やしたこともあったっけ。夏休み中通いつめ、真っ黒になって新学期を迎えたものだ。そんな思い出いっぱいの海にもいつか行かなくなり、子供たちも成長して、皆家を離れた。海の家は、おしゃれなレストハウスへと変わり、家族連れは隅のほうへ追いやられ、カップルたちが砂浜を占領するようになったんだ。波打ち際で遊ぶ幼い息子を見ながら、なぜだかそんなことを思い出してしまった。日差しも少し弱くなったので、砂浜の上を裸足で歩いた。もう、夏も終わりなんだなあ。
2003/09/16
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困った姑とその母は、欲しいと言うと、何でも買い与えるので、とても困る。癖になるからやめてもらいたいのだが、せっかく買ってくれるのだからと、がめつくなって断りきれない嫁も困る。私の方が、よっぽど癖になっているではないか。こんな困った人たちに囲まれて育つのだから、息子も困った人になってしまうのであろうなあ、などとのんきに考えていると、買い物に行こうと、お誘いの電話。またおもちゃが増えてしまう、困った困った、と思いつつもホクホクしながら出かける支度をととのえる。案の定、おもちゃ売り場で動かなくなってしまう息子。「欲しければ買ってあげるよ。何がいいの」「・・・・」「これがいいのかなー」「・・・・」なぜか、押し黙り、考え込んでいる様子の息子。「このアンパンマンのがいいのかな」「・・・・」(目はアンパンマンのブロックをじっと見ている)「どうしたの? ほしくないのかなー」「・・・・」お義母さん、癖になりますから、と心にもないことを言おうとしたその時、息子が口を開いた。「ほしー、くうちゃん、おかねほしい」「え?・・・・」、皆絶句。「ほしー、おかね。おかねほしー」「え、お金欲しいの? ははは、この子ったら。一体誰が教えたんだろうねえ」と姑が笑いながらこちらを見る。「ホントですねえ。どこで覚えたのかしら。ははは」皆が笑っているのを見ると、ウケたと思いますます声が大きくなる息子。「おかねー、おかねー、おかねほしー」「ははは」「おかねー、おっかねー、おっかねほしーい」「はははは」ノリノリでフシまでつけて歌う息子。その姿は可愛いけど、ちょっと困った。帰って夫に話すと「あ、それオレオレ。お金さえあれば何でも買えるって教えたの」だって。もうー、子供に変なこと教えないでよ。笑えたけど、恥ずかしかったんだから。「だってホントのことだろ。それより小遣いなくなっちゃったんだよ。たのむよぉ。金くれよぉ、かねー」「おかねー、おかねー」と息子がまた言い出した。ホント夫も困った人です。
2003/09/15
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もう夜中の3時なのに、2人の子供が起きている。どうして寝ないの? もういいかげんにしなさーい!などとコワイ顔をしてみるが全然ダメ。7ヶ月の下の子なんか、ニコニコしちゃって、「ばあー」なんて言ってる。2歳の上の子は、実は眠いんだけど、寝ちゃったら、妹とかあちゃんが何か楽しいことをするのではないかと、心配で眠れないのだ。それもこれも、この暑さのせい。朝8時を回れば、もう暑くて散歩にも行けやしない。子育て支援センターで遊ぶという手もあるが、同じことを皆考えているので、駐車スペースがすぐ埋まってとめられなくなる。運良くとめられたとしても、中はイモ洗い状態。子供の叫び声と親のおしゃべりの声がエコーしてワンワンいってる。たまりません。そんなわけで。日中、家の中で過ごし、夕方涼しくなってから(実は全然涼しくないのだが)下の子をおんぶして、上の子の手を引いて散歩に出かける。もう汗だく。で親は疲れて眠くてしょうがない。ところが子供は遊び足りなくて、いつまでも起きている。だから、次の日寝坊して、また夜更かし、の悪循環だ。でも夜中の3時ってのはねぇ。あ、上の子ついにダウン。倒れこむように眠り始めた。おーい、妹クン。あんたはいつ寝るの?
2003/09/13
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おっと、このタイトル幸福な若妻って感じでいいね。でも実際は、育児疲れの老妻(?)なのです。冗談はともかく、「手作り」って言葉を聞くと、あったかい家庭とか、ニコニコしたおかあさんが浮かんでくる。生活の余裕とか、決して裕福ではないけれども幸福な家族なんてイメージ。幼い頃、母はいろいろ手作りしてくれた。セーター、スカート、ワンピースなど洋服や、誕生日には山積みのポテトコロッケ(20個位あった)クリスマスには1羽丸ごとのローストチキン(生焼けだった)、パンやプリンやいろいろのおやつ、などなど。大人の知り合いは皆口々に「○○ちゃんはいいわねぇ。おかあさんが何でも作ってくれて」といったものだが、本人はキャラクターのついたシャツや、口が真っ赤に染まる駄菓子などを与えられている他の子の方がよほどうらやましかった。今思えば、ワンピースにはていねいな刺繍が施されていたり、たくさんプリーツの入ったウールのスカートなど、本当に手間のかかるものを作ってくれていたのだから、感謝である。でも子供ってヤツは物の価値がわからないのだ。今ほど家電も便利なものが少なく、買い物もスーパーでなんでもそろう時代ではなかった。クルマもなくバスや電車で用を足す時代に、3人の子供を育てながら、母はどうやって手作りする時間を見いだしていたのだろう。今、自分で子供を育てて、本当に何をするにも時間が足りなくて、始終イライラしている私。今日久しぶりにパンを焼いてみた。子供が駆け寄ってきて、「パンパン、パンパン」とニコニコしているのを見て、このところ余裕のなかった自分を反省した。部屋が片付かない、しみが落ちないとそんなことにばかり気を取られて、子供をしかりつけ家事をこなす毎日。大切なことは、おかあさんがニコニコしていること。子供もニコニコしていること。手作りすると、すぐに忘れてしまうそんなことに気が付く。だから手作り大好き!、なのだ。
2003/09/12
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子供が二人もいると、とにかく時間がない。寝る時間も、トイレに行く時間も、ご飯を食べるじかんもない。特に、この3番目のごはんを食べる時間がないというのは致命的で、人間お腹が空いてくるとだんだん怒りっぽくなり、最後にはついに爆発する。「かーちゃん、お腹が空いてるんだからね。んもう、怒らせないでよ。なんでそうやってかーちゃん怒らせるの。自分だけご飯食べたんでしょうが。かーちゃん死んじゃうよ。怒りすぎて死んじゃうよ。片付けなさーい」こんなこと言って、2歳の子に通じるわけがない。 息子は半ベソ。 要するにこちらはお腹が空いてイライラしているだけなのだ。飯さえ食わせてもらえれば、文句はないのだ。もしくは、好きな趣味のひとつでもやらせてもらえれば、気分も晴れるのだろう。 40過ぎて子供を持ったとき、もうこれで思い残すことはない。残りの人生、すべてを子供に捧げて生きて行こう、と思った。ところがどっこい、40年間好き勝手やってきた人間が自分の時間すべてをそう簡単に捧げられるわけがないのである。 先日こんなことがあった。 ベランダに布団を干していると、カーテンの陰から妙なメロディーが聴こえる。「かーちゃんかーちゃん、コワイコワイ♪」 ようやく少しだけ口をきき始めた息子が節付けて歌っていたのだ。結構うまい。おっと、こりゃ将来は吉田拓郎かさだまさしか、と思ったほどだ。 でもね、そこでハッと思ったのは、私そんなにコワイ顔してたんだなぁってこと。 24時間365日子供に拘束されて、好きなこと何ひとつできやしないって思い込んで、辛い気持ちになっていたのです。 実際はそんなことない。時間なんて作ろうと思えばつくれるし。自分が努力しない言い訳を子供のせいにして、だらだらしていただけなんだ。 もう年だから、これ以上自分を向上させることはできないってどっかで思ってた。それを子供のせいにしてあたっていたのです。 そう思ったら子供にも、そして自分の人生にもとても申し訳ない気持ちになって、このままじゃいけない。出来ることから始めてみようって思いました。 そんなわけでこのHP立ち上げてみたのです。夫にもないしょです。まず、自分を見つめ直してみようと思って。 真夜中、ひとりPCに向かっていると、少し自分を取り戻したような気持ちになれます。てゆーか、ただの時間つぶしだったりして。 でもいいのです。今までの私はつぶす時間もないような、追い詰められたような気分だったのだから。 つぶす時間、バンザーイ!
2003/09/09
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見えてますか?のあんさんついに成功いたしました!
2003/09/03
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