偐万葉田舎家持歌集

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2008.06.15

昨日の走行を歌に

(2)

カテゴリ：銀輪万葉

　　法楽寺にて

法楽寺　おとなふ人の　影もなく　カミキリ虫は　音もなく飛び
法楽寺.jpg

　　高山八幡宮にて

八幡の　木陰に寄れば　さや風の　媼(おうな)の笑みて　我と語らく

　　道の辺の栗の木に寄せて

しろたへの　房飾りなる　栗の木は　はや夏祭り　待ちてあるかも

　　山越えの道にて

山越えの　この道にして　押し照るや　浪速河内の　街と見えける

　　かささぎ橋のありければ

かささぎ橋.jpg

　　在原業平の歌碑に寄せて

借り暮らし　ホームレスなり　業平は　たなばたつめと　蛍の夢か

　　天野川にて

天の川　水遊びする　子供らの　声に過ぎにし　日々の影立ち
天野川・水辺プラザ.jpg

　　花園ラグビー場にて

我が越えし　生駒の山は　高々に　神さびにけり　見れども飽かず
花園ラグビー場より生駒山を望む.jpg

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最終更新日 2008.06.15 10:24:29
コメント(2) | コメントを書く

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■コメント

すごいですね

ビターｃさん

どんどん歌が　溢れてくるんですね

昔は　写真がなかったのに　歌の　画素数は数億画素なんでしょうか (2008.06.15 19:00:39)

返事を書く

ビターc様へ

けん家持さん

歌の画素数ですか。面白い発想ですね。画素に精粗あって所々曖昧になるというのが和歌には向いているのかも。なにせ３１画素しかありませんからね。俳句の１７画素よりは多いですが・・・。小生の拙い歌でも、読み手の編集ソフトが優れていると、綺麗で深いものに変身したりすることがありますから、それに期待して、作ってるようなものです。まあ、自分の楽しみでするスケッチですから、出来栄えは二の次です。 (2008.06.16 00:01:25)

返事を書く

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プロフィール

けん家持

養老２年（718年）の生まれゆゑ､年令1307才（養老元年生れ説だと1308才）。銀輪歌人、偐家持（ニセヤカモチ）｡若草の里の読書会に屯しています。時に「まっ黒の走子｣｡時に「偐定家」。時に「筆蕪蕉（不精者）」であります。また、時々は偐家持美術館のヤカモチ館長でもあります。自転車（銀輪）であちらこちらを気ままに散歩し、花を愛でたり、虫と遊んだり、万葉調の歌（と言っても大抵は戯れ歌）などを作ったりしています。

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