本日も偐万葉です。久しぶりの「偐万葉・ビターc篇」。
本日は(その2)であります。
(参考)
<ビターcさんのブログ入口>
偐家持がビター朝臣c麻呂に贈りて詠める長歌1首並びに短歌21首
独鈷山
の賦
(偐家持)
信濃
なる 神のみ坂に 出で立ちて ふりさけ見れば
朝風に 霧は立つらし
夕風に 雲は燃ゆらし
九十九
谷 か寄りかく寄り
春花の 咲ける盛りも
秋の葉の
匂
へる時も
いにしへゆ いや高々に ありければ 継ぎて見が欲し
尊きと 人は見るらむ
いや
栄
と 神は
祝
ぐらむ
我が山の
独鈷
の山は 神さびにけり
反歌
秋深み
独鈷
の山の 夕暮れは 恋ひや益される 雲燃えゆけば
もののふの 思ひは遠き 山の端に
春日
の 霧
れて 千曲の流る

明日もよき 日にてありなむ 夕照の
千曲の空の 染めゆく見れば
在るがまま 千曲の川の 今日もかも
流れ絶えねば なほしぞ行かむ
夕暮れの 信濃の春を 丸窓に 透かし見たくも あり別所線
信濃なる 千曲の川の ころげ石 身をし削りて 穴をやうがつ
連休も 始まるならし もやひ船 昼寝せむとや 若草の上
少子化の 波には負けじ 鯉のぼり
子沢山なり 千曲の空は (偐厚労省)
夏立ちて 柳絮 の旅の 風や吹く 散り 来 は浅間の 雪にもあらし
猿沢の 水面 に影を 映しつつ 塔は見しかも 千年 あまりを
春の宵 友は和みて 煙はく やがて目にしむ 笑みの顔かな
思いでは 五月の夜の 「なごり雪」
カッコつけつつ 歌うがよきか
春の宵 フル稼働する 印刷機 音なつかしき しばしもださむ
根元には 風雪残す 曲がり竹 友の顔にも たくましき皺
かっこうと 部屋に流れる リバプール
窓辺に朝の 風もすがしき
(注)上5首の、 色字の575
はビターc氏の俳句。
下77は偐家持が付したもの。
中国は 北の通ひ路 早よ閉じよ
性根少しは 直せるならむ (偐遍昭)
千歳もの 長き命は 望まねど
茅
の輪くぐれる 夏越
の 祓
(余生法師)

秋晴れて 真白き雲に 我が見しは
南無観世音 菩薩なりけり
秋づけば 上田の城の 夕影に 恋ひてそぞろに 堀の道ゆく
我背子の 春の節会の 下準備 ととのひゆるり 秋深みかも
丹
の穂垂る 田の
上
さやけき見れば 何や足らざる

(注) 写真は全てビターcさんのブログからの転載です。
<関連記事> 偐万葉・ビターc篇(その1)
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