偐万葉・カコちゃん08篇(その3)
本日は偐万葉・カコちゃん08篇(その3)であります。
(その1)
(その2)
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偐家持がカコの郎女に贈りて詠める歌19首並びに1句
青き実に さ緑うすき 葉の流れ 澄みゆく朝の すがし秋の気

あくがれて 秘めや置くべき 恋の火の
焦がれ燃ゆらし 夕焼けの空
何しかも 人や 恋 しき 秋暮れて なほしぞ燃ゆる 夕焼けの空
花衣 色移ろへど なほ凛と 君子の蘭は 立ちてやあらむ

白雲や 岩根踏みつつ われ来れば
みさきの白き かなしとぞ見ゆ
吾が恋は 知らえぬ恋ぞ 燈明 の 浦賀の崎に 寄する白波
立つ冬の 明け行く朝の 初霜に 鳥にのこせし 柿熟れゆける

落つる日の 照りや残せる もの
思
ひの
象の鼻かも 秋暮れゆきぬ
火
明
かりの ともりてゆけば 立つ風の
誰
そ彼横浜 人恋ふらしも
人麻呂も 憶良赤人 家持も 詠まずありけり カラタチの花
雨に濡れ 咲く恋の花 カラタチを などて詠まずや 万葉歌人
割れ石榴 笑みのこぼれて ふたつみつ
秋の香ほのか 部屋に満つらし

水清み 名残 れる秋の もみつ葉の 色や流して 吾 も散らなむ
春朝寝 夏夜ふかしの 秋は
喰
ひ
冬は太りて 寒けくもなし (
道偐
)
ふるさとや シクラメン咲く 年の暮 (筆蕪蕉)

かぎろひの 色にも咲ける チューリップ
窓辺に浅き 春の立つらし
黄色なる チューリップの花 咲く朝は
大空駆けて みたくもありぬ (偐カコ女)

軽井沢 春となるらし 雪青み 雲場の池の 朝明けゆきぬ
イタめしは くらへど大和 をのこらは
ミモザを贈る すべの知らなく (ジャポリタン)

一輪の 光の春や 我が 屋前 に 白き椿は 咲きにけるかも
(注)掲載の写真、絵画は全てカコちゃん08さんのブログからの転載です。
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