本日は偐万葉・若草篇(その5)であります。
パソコンのドキュメントを整理していたら、当ブログを開設する以前に若草のメンバーに贈った歌が出てまいりましたので、これも掲載することといたしました。
ちょっと季節の合わない歌が多くなりますが、ご容赦を。
<参考>過去の偐万葉・若草篇は コチラ
からどうぞ。
偐家持が小万知に贈りて詠める歌1首
手な出しそ そばな通りそ アメリカの
センダン草の はびこるあたり (反米主義者)
(注)偐万葉掲載にあたり、初句、2句を万葉風に修正しました。
小万知の弘川寺を行くに和して偐家持が詠める歌5首 <2007.4.9.>
坂なれば ななめにゆける 我妹子 に 春の風吹く 河南 の道は
西行の 寺の海棠 年老いて 鉄の杖つき 愚痴の云ふらし
西行の 桜の山の 花舞 の 風にやひとり 妹のゆくらむ
あくがれて 踏み惑ひぬる 我が
魂
か
夢幻の
径
に 花ぞ散りける
西行も 桜の寺も いや遠に 風切り下る 童女 の道
偐家持が偐山頭火に贈りて詠める歌1首並びに替え歌1篇
秋されば 頭塔など見む 粗大ゴミ 二人ながらの 銀輪の旅
一赤妖「ハナミズキ」
(一青窈「ハナミズキ」替え歌)
枝を折り曲げて
手を伸ばす僕 九月のこと
どうか食べないで
食べないでいてほしい
赤い実をあげよう
庭のハナミズキ
深紅の色の可愛い木の実
果てなく苦い味が
分りますように
僕の苦い夢が
百年続きませんように
偐山頭火の大和三山遠望に追和して偐家持が詠める歌1首
併せ短歌1首
香具山と 畝傍も惜しと 耳成も まとめ見むとか 銀輪の
かたきと
競
ひ 駆け来れば 脛の古傷 開くらし やまと三山
傷口も さんざんなるらし
偐山頭火
反歌
銀輪と 偐山頭火 こけし時 立ちて見に 来 ず 偐 の家持
(元歌) 香具山と 耳梨山と あひし時
立ちて見に 来
し 印南国原
(天智天皇 巻1-14)
(注)あひし時=相争った時
印南国原=印南は今の加古川市、明石市のあたり。
ここでは阿菩大神を指している。「播磨国風土記」の大和三山の妻争
い神話によると、
阿菩大神
(出雲系神話の神)が、その争いを諌める
ため出雲から大和へ出掛けて行くが、播磨国揖保郡上岡の里(現、
竜野市神岡町)まで来た時に争いが止んだことを聞き、折角やって来
たのにと大変立腹して乗って来た船をひっくり返して、この地に鎮座
したという。

(大和三山。左、香具山、鳥居の右、畝傍山、右、耳成山:写真提供けん家持)
(注)上の写真は2009年3月20日
記事
に掲載のものの再掲出です。
<参考>偐山頭火氏のブログは コチラ
からどうぞ。
景郎女が桜の夙川を行くに和して偐家持が詠める歌3首
<2007.4.7.>
播磨路の 夙 の川辺に 立つ雲の 花の道ゆく たそかれの春
子らの夢 はぐくみつなぎ 来 し方の 春を重ねて 桜の咲けり
ひたすらに 来にける我に 夙川の 花雲ゆるり ゆけと笑みにし
槇麻呂の追想に和して偐家持が詠める歌4首
<2007.4.5.>
転寝 の 四条の駅に 見し花の はららに散れり 十八 の春は
我妹子と 来し哲学の 花の 径 惜しみ戻れば 夜桜の月
円山の 枝垂れ桜や 照る月の 宴ぞ恋し 遠き日もがも
はららかに はららかに散る 桜花 散るこそよけれ 春の夕暮れ
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