今日は処暑。残暑も今日までと暦は言うけれど、世間は相も変らぬ猛暑にて、銀輪散歩も「苦行」に相似たりであります(笑)。
それでも空の色にそこはかとなき秋の気配を感じたりも・・と言うのは気の所為でありますかな(笑)。
長堤の 道を辿れば 処暑の空
なびける雲に 秋は見ゆらし (偐家持)
炎暑に火照りたる身体を木陰に寄り、暫し冷やす。水分補給や塩分補給と共に、木陰の風にて身体を冷却することも、熱中症予防には大切なことであります。
木陰にはアブラゼミの鳴き声。この時期ともなると、蝉たちもいささか疲れ気味。写真のように翅も少し破れたりして、哀れな姿になっています。
そして栗が実り始めています。秋の準備おさおさ怠りなく・・でありますな。また、桃の実も見付けましたが、これはもう収穫した後の残りもの。小鳥達へのプレゼントとして摘まずに残されているのでもあるか。
桃栗3年柿8年。桃と栗は目にしましたが、柿には出くわさなかった銀輪散歩でありました。
三栗
の
那賀
に向かへる
曝井
の 絶えず通はむ そこに妻もが
(万葉集巻9-1745)
道端の草叢などでよく見掛ける蔓草が小さな白い花を付けていました。ガガイモの花ですな。細かい毛がびっしりと生えた変った花ですが、甘い蜜を蓄えてでもいるのでしょうか、蟻さんがやって来ていました。
スクナヒコナは一寸法師のモデルの神さんだが、彼はガガイモの実を二つに割って作った小さな舟に乗ってやって来たそうだから、この蟻さんはスクナヒコナに命じられて、実が生っているかどうかを偵察にやって来たのかも知れませんな(笑)。
(ガガイモの花)
<参考> ガガイモ
鏡草
真白き花の 咲きたれば
少彦名
も 秋待つならむ
(偐家持)
(注) 鏡草=ガガイモの古名
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