私の根幹を支えて頂いた11人の恩人 0
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^-^◆部下に対する 上司の様々な形[その6]先輩 「君達の部下ってさ……、 上司をどんな風に 思ってるんだろうなぁ」峰葉 「それは時と場合によって 違うと思いますが……」先輩 「うん、そうだな……。 まっ、割と厳しい状況の時にだ……」今城 「先輩! それは言うまでもなく、不満に違いないんじゃ ないですか。……私だって、時々、立場が逆だったら 腹立つだろうなって感じることありますよ」先輩 「……不満か?…………ナルホド」今城 「だって、いちいち厳しい指示命令をされるわけですから 当然ですよ。腹の中は不満タラタラでしょうよ……。 だから、我々の方は気が抜けないんですよ……。 そんな時にこそ、ビシッと締めておかないと、職場の 秩序が乱れてしまいます」 先輩 「みんながみんな、不満という事も無いと思うが……」今城 「確かに………、……厳密に言えばそうですね……。 でもそれは、度合いの違いだけで、基本的には、 仕事に不満を感じるよりも、それを言いつける上司に 不満を感じます。 ……だって、私だって部長に対してそうですから……」先輩 「お前もそうか?……そんなもんかなぁ……。 峰葉はどう思う?」峰葉 「うーん、不満ですか……。無い事はないでしょうね。 でも、厳密に言うと、……不満より不安じゃ ないですかね」今城 「……不安?……どう違う?」峰葉 「不満だったら……納得を与えてやらなきゃならんが、 不安だったら、勇気で良い……」今城 「よくわからんな……相変わらず……お前は」 峰葉 「不満って、対立的な概念だろう?上司に対して対立的 になる人ってそんなに居るかなぁ……実際……」今城 「……うん、しかし、面と向かって反抗的な行動には 出ないにしても、腹の中では不満タラタラじゃ ないか?」峰葉 「こう思うんだ……。彼らが自分の責任を果たそうとする 時に、もし失敗したら、その失敗に対して上司がどんな 判断をするか………といったような事に対する不安感が あるように思うんだ……」先輩 「……ん……?どういうことかな?」峰葉 「上司に不満を持つくらいの部下なら、中々の実力者 じゃないですかね?大半の人たちは、上司の価値観 に対してよく分らない不安を、漠然と持っているような 気がします」先輩 「うん、うん……」 峰葉 「不満なら対応が反発的でしょうが、不安だから、 何となく様子見的な接触が多いように感じますが……」先輩 「うーん、……なるほど……不安……か」今城 「そういわれれば、俺も内心不満を持っているが、 部長に対しては、恐るおそる行くなぁ……。 価値観が分らんからなぁ……」先輩 「自分が何をしたら上長から誉められ、何をしたら 叱られるかを把握している部下は、ある意味積極的 に的を絞って動くよなぁ……」峰葉 「コミュニケーションが比較的うまくいっていて、上下の 関係もそんなにギスギスしてなくて、不満が少ない 職場にあっても、……不安はあると考えて対応した方 が良いと思います。」今城 「……お前はファン(不安)が多いからなぁ(;一_一)」先輩 「……うん?……何だって、今城……?」峰葉「ははははっ……。……なら良いがな……(^。^)」 <続> ===========================================================================◆◆ホームページランキング(暮らし・生活--ライフスタイル)に参加しています。 他にもステキなブログがありますよ。 一票お願いします。ランキング表を見に来て下さ~い◆◆クリックして~~ ( ^-^)
2007/10/11
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先輩「当然のことだが、 上司として、 彼らが担当している 仕事に関する アドバイスもしてやるよな?」今城「もちろんです。仕事の 手順というか、段取りというか、 職場ではきめ細かく話してやれない仕事の進め方の コツみたいなものを、一杯飲みながら、じっくりと、 丁寧に話してやりますよ……」先輩「……うん、それは良いことだな。俺も、仕事に関する 知識は職場で学んだが……、技というか、上手な進め方 みたいなもんは、やはり、一杯飲みながら教わった 経験があるよ……」今城「……でしょう。そんなもんですよね。……ところで、 峰葉……なんで、黙ってるんだ……?」峰葉「……うん、……随分違うなぁ……と思ってさ……」今城「なに!……またお前、理屈こねようって言うのか?」先輩「……?……どう違うんだ……峰葉」峰葉「私の場合ですね、今言われた、仕事のコツみたいな話は、 できるだけ職場でするようにしています。たとえ、一時、 仕事が中断しても、彼らが課題にぶつかった瞬間とか、 疑問を感じた瞬間が、最も吸収率が良いですから………。 現場で、実習的に指導します」今城「………じゃーなんだ……、飲み屋ではもっぱら、 バカ話ばっかりか……?」峰葉「うん…………バカ話も大事な時がある…………」今城「おいおい、変に納得するなよ……」峰葉「……まっ、思えば、何のために今の仕事をしているか について、会社全体の中での位置づけ、次行程の知識 等々を交えて、話してやることが多いかな……。 今やっている仕事の目的みたいなもんだ……」今城「要らぬ話をして部下を混乱させてるんだな……ふぅ」先輩「……うーん、なるほど……目的か……目的ね……」今城「どうしたんですか?……先輩!……目なんか瞑って……」先輩「ハハハハッ……まっ良い……。 それでーーー、なんだぁ……そのー『部下』とひと口で いうけど……だな。その中には、仕事のさばける ヤツもいれば、あんまり出来ないヤツも居るだろう…?」今城「先輩、それは当然の事ですよ。本人の能力の程度や、 職場で与えている業務に対する、向き不向きなんかで、 当然の差が出ます。まっ……我々としては可能な限り、 適性にあった仕事を与えようとは 努力してるんですがね…………」先輩「上手に仕事をさせて、その上、良好な成果に結びつける のって大変だろう…?どう、やってるんだ…………」今城「そりゃー先輩、出来るヤツ優先ですよ。 決まってるじゃないですか……。出来るヤツってのは ですね、伸びる可能性も大きいですからね。キャツらを 上手に使って仕事の全体レベルを上げるわけです。 余り点数の取れない連中の分を、出来るヤツの成果を 高める事で、平均レベルを上げるというわけです。 出来ないヤツを、色々と使ったり指導したりするのは、 ロスが大きいですね……」先輩「なるほど……ポイントは、出来るヤツって訳か……」今城「その通り、御明察です。少数の出来るヤツの獅子奮迅の 活躍で、現場のレベルがグンと上がります。……第一、 使いやすい連中ですから、こっちの負荷も軽くて 済むわけです。……その内、あまりできない連中の レベルも自然に上がってきます。見よう見まねとでも 言いますかね………」先輩「…………なるほど…………。……で、峰葉は!」峰葉「うーん……。短期決戦はそれで良いのでしょうが……、 長い目で見て職場の成果のレベルを上げようと思ったら、 優秀でない社員の底上げが絶対必要になります。 出来ないヤツは、けっこう依存心も強いので 『無理してやらなくてもいいよ……』といった環境に 置くと、どんどん退化していって、取り返しのつかない 事になりかねません」今城「じゃー、お前、出来ないヤツをバンバン使って、 失敗作をどんどん出すってのかい……?」峰葉「指導の仕方を工夫するって事さ……。少しでも本人が 進んで創意工夫をするように仕向ける事が大事……。 ……だって、俺たち管理職は、四六時中彼らを見てる わけじゃないから、本人が自主的でなくちゃいかんのよ」今城「……理屈は……そうだ。理想……はな」峰葉「業績が劣る連中でも、個別の動きを見ていると、 必ず良い面の特徴を持っているものなんだよ。 上手に役割を与えるような工夫が大切なんだよ」今城「そんなもん、出来るヤツなら、三倍のスピードで やっつけるぜ。無理に出来ないヤツを使わなくても……」峰葉「そういう事じゃない……ちょっと違うんだ………。 例えば、細かすぎて異常といえるほど 気が付くヤツがいる。 いつも、次の準備を考えて慎重すぎるから、 ペースが遅れるヤツが居る。 仕事は捌けないが奇妙に明るくて皆のヤル気を喚起する ヤツが居る。 ……そういった、特徴を認めて買ってやって、役割を 与えると……全体が、負けにくいチームに仕上がって 行くんだ。…………総合戦だからな……」今城「ふぅーーーーー、気の長い話よのぅぅぅ……」先輩「ふーーーーーーむ…………負けにくい……か」 <休(取材の為)>===================================================================================◆◆ホームページランキングに参加しています。 他にもステキなブログがありますよ。 ランキング表を見に来て下さ~い◆◆クリックして~~ ( ^-^)
2007/01/25
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今城「僕だって、ちゃんと、 忙しいですよ」先輩「……そうか…忙しいか? ハハハハハハッ……。 ところで今城! ……お主に聞く! 下の者を何と心得おる……」今城「……えっ?……何ですか改まって。 そーんなもの、部下に決まってるでしょう。 昔流に言えば、……子分みたいなもんです……」先輩「ハハハハッ、今城一家か?……ハハハッ」峰葉「…………」今城「さてさて、新しいタイプの峰葉先生は、どのように、 お考えかな……?何ぼなんでも下の者を、上司と 考えるという事はなかろうが……」峰葉「うーん……。何と言えば良いのでしようね……。 ……明らかに『部下』とは、違うんですが……、 ……うーん……」今城「まったく……、部下を部下と考えないで、 一体どう考えろって言うんだ!!!…………もう!」先輩「まぁまぁ、今城……。峰葉の考えも聞いてみろ……」峰葉「……ですねぇ。うーん……。同僚では、ピタッと 来ないし……………………。 そうそう先輩……、 下の者は、パートナーです……」先輩「パッ……パートナー?…………か?…うーん」峰葉「はい、便宜上、部下という言葉を使ったりはしますが、 本質は仕事の『パートナー』と理解して、すべからく 対応しています」今城「あーーーあ、もうダメだ……こりゃー。その内、 仕事が、「パァーとなーる」……ぞ。へへへっ……」先輩「うーん、パートナーか……? 時代が変わったな……」峰葉「いいえ……先輩、戦国時代から基本は変わってませんよ。 過去、成功した武将達は、たとえ目下の者でも、 パートナーとして認識することで成功したように 感じます」先輩「うーん……なるほど、一理あるなぁ……」今城「せんぱい!ごく稀な例に過ぎませんよ……。 そんなに納得しなくても…………」先輩「ハハハハッ……、お前達と問答してると、 俺も随分勉強になるよ。ところで……、 部下と一緒に酒飲みに行ったりするんだろうな、 …………君たち」今城「ええ、ええ、しょっちゅう行きますよ」峰葉「私も、割合行く方ですね……」先輩「色々とあるだろうが……、プライベートな場で、 彼らにどんな話をしてやるんだ……? 彼ら、未熟な連中に……」今城「先輩!それは、決まってますよ。過去の成功体験ですよ。 様々な…………」先輩「成功談…………か……」今城「いえいえ、決して自慢話じゃありませんよ。 ……武勇伝です。 苦労話は空気が暗くなって、彼らの吸収率も よくありません。明るく、逞しく、そして、溌剌と、 私の過去の栄光について話してやってますよ……、 ハハハハッ……」先輩「上司の過去の成功談に学ぶってことだな……。 ……なるほど」峰葉「スミマセン……。私は逆で、失敗談を話します」今城「おうーー、イラクの反対…………」先輩「…………ん?……何だ?」今城「クライ……くらい……暗い……」先輩「ハハハハッ……やるなぁ……。 ……峰葉は、上司の失敗談から 学ばせるってわけか……?」峰葉「ええ、成功した話をしていた頃もあったんですが、 成功した事の無い連中にとっては、話としてだけ 理解できて実感が湧かないみたいなんですよ……」今城「頭の中に、イメージができりゃーそれはそれで、 良いだろうが……」峰葉「……うん、確かにごく一部の優秀な人間……或いは、 自分を優秀だと自認している連中には、それで 良いかもしれないんだが…………一般のごく普通の 連中は『上司は優秀だったからできたんだ……』 みたいに頭を整理して、その成功談を参考にして、 新たな動きを起そうとしないふしが随所に 見られましてね……」先輩「…………で、失敗談か?」峰葉「ええ、失敗なら多かれ少なかれ、彼らも似たような 事をしでかしているもんですから、それを、 どう乗り切ったかという話には目を輝かせます。 …………すごく、身近に聞いてくれるんですよ」今城「…………で、お前に習って同じような失敗を やらかしたりしてな………ハハハハッ、ハハハハッ」峰葉「…………(-。-)」先輩「……(`ヘ´)」今城「…………(^_^;)」 <続> ===================================================================================◆◆ホームページランキングに参加しています。 他にもステキなブログがありますよ。 ランキング表を見に来て下さ~い◆◆クリックして~~ ( ^-^)
2007/01/24
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先輩「部下を相手にだな……、 人生観について じっくりと話す事などは あるかね……?」今城「はぁー……………?? ……人生観……? ええっ……?……センパーイ……、 そーーんなもの関係ないですよ。我々は職場で つながっているわけですから………………、 まぁ、職業観なら少しはわかりますけど、 ……人生観なんて……全然関係ありませ~~ん……」先輩「うーん……、とは言っても部下も社会人だし……、 一家を構え、家庭を持っている人だっているだろう…?」今城「せんぱ~い、それは本人の私生活の問題でしょう……? 自己の中でけじめをつけてくれれば、 それで良いだけの事ですよ……。 そんな感覚を仕事の現場に持ち込まれたんじゃー 困ります」先輩「…………そうか……そうかな……」峰葉「……難しいですね。今城の言うのも分からない訳では ないんですが、人間、公私のそのけじめが 難しいんですよね……。生活を時間では区切る事が 出来ても、頭の中は区切れないから、ある程度は、 人生観も勘定に入れて組織をまとめたいと思ってます」今城「またまた、カッコつけるぅ…………」峰葉「…………。彼らとは時々人生観について話をします。 その事で、仕事にロスが出る可能性もあるでしょうが…… 人間の集団ですからそこのところは仕方ないと 割り切るべきかもしれません…………。 子供の教育や、宗教や、趣味に関する考えなど、 時折、仕事の都合とバッティングしますよね」先輩「そういう感覚を、封じ込めるって訳にはいかないか……」今城「そういう言い方は中途半端な管理をする奴の弱音ですね。 ピシャッとけじめをつけさせるのが 管理職ってもんですよ……。ねっ、そうでしょう!」峰葉「…………。 良い職業人であると同時に、充実した人生を歩いて 欲しいし……、その方が究極的には職場にも良い効果を もたらすと思います」先輩「……かもしれんなぁ。……うーん。 ところで今城君、最近やたら忙しいそうだな……」今城「ええ、ええ、もう、超多忙で……実の所、部下の状況が 把握できてない面があるんですよ。……ここだけの話」先輩「おいおい、そりゃー大変じゃないか。仕事の成果に 差し支えないか?」今城「……ええ、ちょっとはね……。 でもね仕方ないですよ。私も手一杯なんですからね……」先輩「なんで、そんなに忙しいの?」今城「いゃー、どうしても私でなきゃできないライン業務が ありましてね。今、現場に入ってるんですよ」先輩「…………。 峰葉君も忙しそうだな。部下の事……見れてるか?」峰葉「ハハハハッ……、だって管理の仕事で忙しいんですから、 進捗管理やら、問題解決やらで……。私の場合、 忙しくなればなるほど、部下の仕事が見えてるって事に なるんです……。管理の仕事ですから……」先輩「あっ、そうか……そういう事だな。 ……ちゃんと、忙しいわけだ……」今城「僕だって、ちゃんと、忙しいですよ」 <続>===================================================================================◆◆ホームページランキングに参加しています。 他にもステキなブログがありますよ。 ランキング表を見に来て下さ~い◆◆クリックして~~ ( ^-^)
2007/01/23
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◆◆ホームページランキングに参加しています。 他にもステキなブログがありますよ。 ランキング表を見に来て下さ~い◆◆クリックして~~ ( ^-^) ======================================================================================= ^-^◆部下に対する上司の 様々な形[その2]先輩「……フーーム。 お前達二人は ホントに面白い……。 ………では次だ……、 面白くない仕事を部下に押し付ける事について、 ……どう思うかね」今城「先輩、それも修行です。仕事は面白い事ばかりではないと いうのが真実ですから、こういう経験をさせなければ なりません」峰葉「先輩『押し付ける』のは良くありません。部下といっても 子供ではありませんから全部見抜きます。 その後の信頼関係にも響きかねません。 一見、面白くない仕事の延長線上に、面白そうな目的を 発見して、共にその目的を共有するという形で仕事を 与えるようにしています」今城「お前の所は、優秀で良く考える部下が多いからな……。 ウチじゃムリムリ……」峰葉「……かなぁ。仕事柄、元々はお前の職場の方に優秀層を 持っていったはずじゃ無かったか……? 二年前……」今城「……。……。……。」 先輩「大体、普段は部下にどういう指導をしているのかね?」今城「先輩!我々は現場人ですから、当然のことながら、 しっかり働いてくれるような指導をしますよね。生産性を 上げなければなりませんからね。 だから仕事の手順、要領、例外事項の対処法、時間配分、 マニュアルの見方に至るまで、懇切丁寧に、繰り返し…… 繰り返し指導しなければ中々定着しません。 ちょっとでも気がつけば、バシッと注意し 指導しています。そうやって仕事が良く出来るように なれば、尚一層良く働くようになります……自然に」峰葉「うーん……だろうな。お前なら…………。……私の場合 今、今城が言ったレベルのことの、7~8割は先輩社員に やらせています。私は、中核となっている経験者を中心に 仕事の前後関係、仕事の意味、社の中での位置づけ、顧客 情報などを主に説明し考えさせるようにしています。 そうしますと、段々彼らに意欲が湧いてきますので、 のある質疑応答になってくるんです。後は、その意欲の 火が決して消えないように、指導していってます」今城「峰葉!先輩社員っていったって、あんな若造達にラインの 仕事を指導させたら、60点も取れないんじゃ ないか……?」峰葉「どうして、どうして……。中々のものよ。自覚が出て、 研究心が旺盛になってくるから80点位はいけるさ……」今城「ホレ見ろ!せいぜい、80点だろう!! ウチなんか、 俺がビシッとやるから悪くて、90点の出来だ……」峰葉「その割には、合格率が低いなぁ……?」今城「うっ……」峰葉「長い目で見たら、意欲を喚起した方が気配りが密に なったり、トラブル対応なんかで、全然、違う効果が 出るぜ。………責任感も違ってくる」今城「指導力の無い管理職の逃げ口上だな……」先輩「ははははっ、これは良い。中々オモロイ……」 先輩「ところで……部下とはいっても、時には彼らの目を 気にしたりすることだってあるだろう……?」今城「……まっ、時には……ですね……。基本的には好かれて いないと強い指導も出来ませんからね。まっ、好かれる コツは優しさでしょうね……。大体、私はこんな厳しい タイプだから、時折見せる優しさが効きますよ。 ……ハハハハハッ」峰葉「先輩!時には……というのではなく部下の目を気にする 事は、とても大切な事です。もちろん、惑わされては いけないと思いますが、部下に対するきめ細かい状況観察 は、非常に大切なことです。……ただ、私は好かれると いう事にはあまり主眼を置きません。 好き嫌いの感情は時によって、又、対象によって振れる 感情ですから………」今城「じゃー、じゃー……、どうしようってんだい……?」峰葉「むしろ、当を得た厳しさで、真に納得させて、 『信頼』を勝ち取るようにしています。 信頼感は、振れが少ない感情です……」先輩「……信頼か……。厳しさも、理解さえできれば、 信頼につながるか………」今城「せんぱい!!……惑わされちゃダメですよー。 峰葉は口がうまいから……」 先輩「それじゃーなんだなぁ、今城君は部下からのSOSは、 優しく受け止めてやるんだろうなぁ」今城「いえいえ、それはありません。SOSなんて逃げじゃ ないですか。人間、逃げてはいけません。最後まで、 ギリギリ戦って玉砕するなら、それも又評価できます。 親元に逃げてくるなんてもっての他です。言って来たら、 コッテリ説教してやりますよ」峰葉「ハハハハッ……、……だろうな」今城「フン、どうせお前は、可愛い可愛いって撫で回して 助けてやって良い格好するんだろう……?」先輩「……なのか?……峰葉君」峰葉「ハハハハッ……かもしれませんね。ただ……、 助けるってのは、ちょっと違いますね。 まず、受け止めるというのが、正解です。私も現場を全て 見ているわけではありませんから部下からのSOSの中に 私の見込み違いや、思わぬ現場の変化があるかも しれませんからね。まずは、しっかりと受け止めてやって それから判断を下します」先輩「……なるほど、……冷静な判断だ」今城「えっ、せんぱ~い、じゃー僕は 冷静じゃないってんですか?」先輩「自分で考えろ……。自分で……」今城「……」 <続>========================================================================================
2006/12/01
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^-^◆部下に対する上司の 様々な形[その1]先輩「自分の部下に対して 仕事を与えるとき、 どうしてる……?」今城「ちゃんとした指示を しますよ。はっきりと命令する場合もありますね」峰葉「僕は選択させる余地を残しておいて、できるだけ選ばせる ようにしています」今城「ええっ!!冗談だろう……。そんなかったるい事してたら 毎日の仕事……回らないじゃないか」峰葉「逆だよ……。毎日回っている仕事だから、部下にも 選択能力がついているんだ……」 先輩「……なるほど。そういうことか……。……じゃー次……。 仕事を与えられた際の、部下の受け止め方も色々とあると 思うが、どんなタイプの部下が良いと思うかね」今城「まず、素直さですね。職場ではこれが大事です。 黙って、黙々とやる部下は……これは必ず成長します」先輩「ナルホド……なるほど。素直さ……か。ウンウン……」峰葉「私は、ちょっと違います。仕事を受け止めるときに、 自分の意見や提案を言う部下を評価しますね。やり始めて からも同様です……。 自分の意見を持つ部下こそが成長します」 先輩「フーム……ナルホド……色々あるな。違うものだな。 じゃー……、部下の仕事の管理をしていてさ……、 彼らに注意をしなければならないような場合が あるだろう?……どうしてる?」今城「もちろん単刀直入ですね。ズバッと 『お前のやり方はここがおかしい』と指摘してやります。 シンプル イズ ベストです……」峰葉「うーん……。君はそうだろうな……。私の場合、 違う方法があることをまず教え、その違いについて 考えさせます。つまり『私ならばこうするよ』と 言って支援する形をとります」先輩「部下に、考えさせるか………………フーム」今城「ハハハハッ……。時間が足りませんよ」 先輩「いつもながら色々と視点が違うってのは、面白いな……。 さて……、部下の仕事の進捗の管理は?」今城「彼らは、放っておくとサボりかねません。常に、状況に 眼を光らせておいて『出来たか?遅れてないか?』と、 刺激する事で計画通りの結果に導きます」峰葉「部下もけっこう責任感持ってますから、管理すると いうよりは、むしろ『困っていることは無いか』と サポートする側にまわります」先輩「ホントに君達は考え方が逆に近いな。それでいて長年の 親友なんだから、不思議な感じだよ……」今城「ハハハハッ……、腐れ縁ですよ。こいつは色々と教育の し甲斐があります。楽しいですよ……」峰葉「先輩、確かにふたりの考え方って違うようですが、 こいつの言う事も大事だなって思う場面があるんですよ。 今のところ、行動面では対極に見えたりしますが、 お互いに、結果が6勝4敗ですから。ハハハハッ……」今城「バカ!!……お前は、4勝6敗だろうが……もう」先輩「うーん、良い関係だな……。 じゃー、次に聞きたいことにいくぞ。どうみても、 おかしい判断を部下がしていると感じるときがあるよな。 そういう場合、君達はどうするかね…………?」今城「バシッと指摘しますね。バシッと……。それは間違いだと はっきり言ってやる事が大事ですね」峰葉「うーん、一理あるなぁ……。先輩、相手の性格にも よりますが、……私の場合は君の考えをもう少し詳しく 話してくれ……と言いますね」今城「だって、明らかに間違ってると見えることだぞ……。 上司から見て……」峰葉「……うーん、管理者といっても、……まぁ俺も完璧では ないし……もしかして前提条件等に勘違いがあるかも しれない…………。そうなると、間違いはそのひとつ前の ステップにあるわけだから、間違いだと決め付けるのも、 ……どうも」今城「あーあ、前提条件も含めての判断力が、実力だろう……。 甘いな~~……」 <続>========================================================================================◆◆ホームページランキングに参加しています。 他にもステキなブログがありますよ。 ランキング表を見に来て下さ~い◆◆クリックして~~ ( ^-^)
2006/11/30
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