私の根幹を支えて頂いた11人の恩人 0
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赤ちゃんをポチッとクリック頂けると嬉しいです。にほんブログ村 ランキング参加中 ^-^◆ 優れた営業マンの「話の切り出し方」に学ぶ [13完] <Renewal>前田「……まっ昼間っから、それも会社の中でですよ……。 まさか、セックスの話ですか……? (ー_ー)」阿武「……と思うでしょう? (^。^) それがどうして、どうして……、お客さんによっては、 この種の話が好きで好きで堪らないというかたも いますから……ご用心。 必要に応じて……又、自分の話術の実力に応じて 使い分けるって事でしょうかね。 これこそ、生兵法は怪我の元です……」前田「……私、苦手ですねぇ……(^_^;)」 阿武「前田さん、あなたは苦手に挑戦するタイプでしたよね。 ははははっ……(^-^)」前田「……ウッ!!」阿武「逆の見方をすれば、この話材でお客さんと話をするレベル というのは、相応の親密度といいますか、 信頼関係に基づくもののようですね。 相手のかただって、社の幹部が多いでしょうから、 そうとう深い人間関係にならないと、 まず出て来ない話題ですね……」前田「セクハラとの関係もありますよね。 ウーン、なるほど……。 まっ、私は『君子危うきに近寄らず』で参ります……」阿武「ははははっ、それはそれでよいかも……。 易しい話材では無いし『虎穴に入らずんば虎子を得ず』と いうレベルのものでもありませんからね……。 まっ、この手の話を好きなかたが、出してこられたら、 『勉強します』って感じで聞き役に回れば良いでしょう。 ただ、相手の方があなたを相当に信頼されているという ことは、忘れないようにしなくっちゃね……」 前田「はい、肝に銘じます!」阿武「最後の『仕事』は……、 仕事そのものについての軽い話題と言うことです。 ……相手のお仕事に興味を持っていればよく使える 話材でもあります。できたら、質問形式にして 教えを乞う……という姿勢が良いかと思います……」前田「分かりました……」阿武「………そして最後が……衣食住。衣食住に関わる色々な 話材を普段から準備しておくと良いでしょう」前田「……特に『食』に興味があります。最近、グルメ感覚の 話題が多いですよね……」 阿武「……ナルホド……そうですね。『健康』との絡みも ありますし……ね。テレビでも、グルメ関連は、 多いですね。……只ね……この話材は注意が要ります」前田「えっ?」阿武「『味』は思想・宗教等と同じです……」前田「……ああ、なるほど……。 極めて独自的というか個性的なんですね」阿武「押しつけがましい……のは、タブーです。 『あんな美味しいもの嫌いなんて……』等と、 バカな表現を、ついついしがちですからね……」 前田「うーん、奥が深いなぁ………。 いやー、色々と……。 ………良い話を有難うございました」阿武「どう致しまして………、 そのカード、名刺入れにでも、 忍ばせて、時々見ながら使って下さい……。 『木戸に立ち掛けせし衣食住』という風に、 暗記してると良いでしょう」前田「ほんとに、オマジナイみたいだ……」阿武「では、前田さん。新天地での健闘を祈りますよ。 また、お会いしましょう……では……」前田「ホントに、良い物を頂きました。 ありがとうございます。(^。^) 『キドニタチカケセシ衣食住』……(^-^)」 <完> 【長期の、ご愛読に感謝いたします。 誠にありがとうございました。】赤ちゃんをポチッとクリック頂けると嬉しいです。にほんブログ村 ランキング参加中 =================================================
2017/03/07
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赤ちゃんをポチッとクリック頂けると嬉しいです。にほんブログ村 ランキング参加中 ^-^◆ 優れた営業マンの「話の切り出し方」に学ぶ [12] <Renewal>前田「『ケ』は健康なんですね。 よく出会いがしらに『お元気ですか?』とか、 『お元気そうで……』って言いますから、 健康というキーワードは良く分かります……」阿武「最近はね、年輩の方は皆さん、けっこう生活習慣病に 関心がありますし……、食事制限などで減量を試みて おられるかただって多いですよね……」前田「ああ……それは、凄く感じます……」 阿武「……まぁ、この話材は、最近では年輩のかたなら自然と 出てくるものと言ってもよいでしょうね……」前田「テレビの番組だって、健康をテーマにしたものが 多くなりましたよね。……コマーシャルも……」阿武「そうそう、面白い川柳を教えましょうか……。 かなり、古いヤツですがね……。(^-^) 『成人病 病院よりも みのもん太』はははっ……」 前田「凄い、昔……人気でしたよね……。ははははっ……」阿武「高齢化社会がもっと進展していきますと、 益々顕著になるでしょうね。何でも『健康』って付けると 売れるような傾向さえあります。特に食品……ね」前田「ああ、それそれ……聞いた話ですが海水浴シーズンに、 浜辺で売れ残ったサンダルに『健康サンダル』って 銘を打ったら、たちまち売り切れたそうです」 阿武「……ほう、それは凄い。 ……で、何で健康に良いんですか……?」前田「いえね……、表面が少し凸凹していましてね足の裏を 刺激するって訳ですよ。……そんなつもりで出来た サンダルじゃーないらしいんですがね……。 単なる滑り止め……が、『健康』に化けるんです」阿武「ははははっ……、面白い話ですね。 でも、ウソでは無いんですよね。『環境』と云う字も 似たようなところがあって、商品にくっつけると、 流通し始めるらしいですよ。 『環境』とか『エコ』とかね……」 前田「……なるほど、分かります」阿武「まっ、前田さん、……最近は、ダイエット名人の重役さん なんかも増えてますから『健康』は、けっこう出しやすい 話材かな……?」前田「……ですね。阿武さん……それは良いとして次の『セ』 ですが、ビジネスの場でセックスの話題ですか……?」阿武「充分にあり得ますよ。これは諸刃の剣ですがね………。 俗にいう『落ちる話』レベルのものから近年では 精力剤情報とかね………(^。^)」 <続>赤ちゃんをポチッとクリック頂けると嬉しいです。にほんブログ村 ランキング参加中 =================================================
2017/02/27
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赤ちゃんをポチッとクリック頂けると嬉しいです。にほんブログ村 ランキング参加中 ^-^◆ 優れた営業マンの「話の切り出し方」に学ぶ [11] <Renewal>前田「『カ』は……家族? ……ですか……??」阿武「そう………家族です! 『キドニタチカケセシ衣食住(木戸に立ち掛けせし衣食住)』 も、六番目の話材……家族 まできました(^-^)」前田「家族って……あのう……自分の家族ですよね?」阿武「ええ、そうですよ。ふふふふっ……。(^_^ ) 今、前田さんが、ちょっと妙に感じられたように、 仕事の場で、家族の話題なんて……通常の感覚では、 ちょっと無い事ですよね……」前田「親しい友人や会社の同僚にだって家族のことは、 そう簡単に話すものではありませんもんねぇ……」 阿武「ええ、だからこの話材は、相当近しい感覚を持った お客さんとの間で……ということになるでしょう……」前田「………ですよね。でなきゃ、ちょっとあり得ない……」阿武「しかしね、逆にそんな相手だったら、 人間関係もほぐれているし親しい訳ですから、あまり、 話題に困るということも無いわけです……」前田「そう言えばそうですねぇ……(^。^)」阿武「……だからこの話題は、 自分の喜怒哀楽の感情に素直な時に、 自然と出てくるものであった方が良いのでしょうね。 うまくはまると効果的な関係を作れます……」 前田「……と、言いますと?」阿武「ええ……例えば『どうしたんだ何時に無く元気無いな』 等と声をかけて頂く事なんかあるじゃないですか……」前田「ええ……まぁ……」阿武「そんな時、無理に隠さずに……、 父母の病気が気になっている事とか……、 子供の受験が気になっているとか……、 家族ではありませんが親友の家の不幸の話とか……、 ふと、もらしてしまうという感覚ですかね……。 わざわざ売り込む事でもありませんから………」前田「普通は隠したい事ですね。 お客様に……見破られたら、恥ずかしい位です。 心の動揺を見透かされるんですからね」 阿武「だから、話材として決して作戦的に使うというものでは 無いと思います。 口に出す場合も、相手の気持の負担にならないように 話すことが大切で、くどいのは危険ですね……」前田「本当に、相手とタイミングによりますねぇ……」阿武「まあ、お客様の家族と、自分の家族の共通点とか、 類似点とか、接触点とかの情報が入った時に さりげなく合わせてみるくらいが良いでしょう……」前田「結果良しに、こだわらない感覚が良いかな?」 阿武「……ですね。他の例で言えば……、 お互いの子供の学校が一緒とか……、 父母の出身とお客さんの出身に類似点があるとか……、 家族の趣味や特技や、クラブ活動などに共通点があって、 お客様が、その事に強い関心を持っておられる 場合とか………」前田「ああ、ああ、そんなことはありそうですね。 お客様にも、自分の家族の事を積極的に話される方も ありますからね」阿武「以前に、ゴルフ場で歩きながらお客さんと話している時に たまたまその方の奥さんが関西だと分かりましてね。 我家も同じケースだったので、話が盛り上がって、 結果奥さんの事を詳しく知ることが出来た……ということ がありました。 それ以来その常務さんと、とても親しくなりましたよ」 前田「なるほど、そういう例は分かりやすいですね。 他に、阿武さんは、この話材について どうやってこられました?」阿武「……そうですね。私の場合は差支えない範囲で積極的に 話題に出しましたね。……というのも、若い頃に尊敬して いた或る社長さんからこんなことを言われたんですよ。 『家族の話題の少ない奴は、淋しく死ぬ』ってね。 これが頭に残っていましてね」前田「いや、でも、分かる様な気がします。 営業の場で話すかどうかは別として……」阿武「ははははっ……、私、淋しく死にたくないなぁって思って、 よく、話すようになりました。ははははっ……。 まあ、『カ』は、このくらいにしておきましよう……」前田「私は、この話材は不得手な感じがします。 『カ』につきましては『カー(車)』の話材でやらして 頂きます」阿武「おお……! ナイス、応用……です (^-^)」前田「阿武さん、……でっ? 次ですが……」阿武「はい、後はですねぇ。 『ケ』は健康のケで、 『セ』はセックスのセ、 『シ』は仕事のシです。 ………あとは、衣食住 ですからね……」 <続>赤ちゃんをポチッとクリック頂けると嬉しいです。にほんブログ村 ランキング参加中 =================================================
2017/02/23
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赤ちゃんをポチッとクリック頂けると嬉しいです。にほんブログ村 ランキング参加中 ^-^◆ 優れた営業マンの「話の切り出し方」に学ぶ [10] <Renewal>阿武「ええ『人間関係のもつれは、必ずほぐれる』 という自信を持つ事こそが大切です……。 信じる事が大切……。 ………人間をね (^。^)」前田「…………(-.-)」阿武「一般的に……、関係の修復ができないと言っている 人達は、多分に急ぎ過ぎている場合が 多いと思いますねぇ……」前田「………ですかねぇ……」阿武「営業活動を悪意でやる事なんて無いでしょう……。 良かれと思って、懸命にやった事で結果が 出ないわけでしょう? ……当然ね……」 前田「……まあ、そうですね……」阿武「知人の話材から起こってくるトラブルは、 おおよそ、ちょっとした感情的なものが 主ですから……」前田「……ナルホド」阿武「考えられないほどの、大損失につながるような事は 少ないと言って良いでしょうね……」前田「……ですかね……」阿武「たとえ、もつれても、あくまでも仕事ベースなんだし、 ……時間で洗い流すことは十分可能です……」前田「………ウーン」 阿武「まあ、人間相手の仕事は何事も信じる力が大切ですがね。 すくなくとも、10年は相手の方と付き合うつもりで 取組んだら、大抵の修復は大丈夫ですよ……」前田「待つわけですね……氷解を。……ウーン……10年」阿武「友人に、そういう奴がいます。 ……約10年近く誠意を尽くして許しを乞いました……。 相手の方の心の氷解を待ちました……辛抱強く……」前田「……で?………メデタシ、メデタシですか?」阿武「……勿論です。 今や、彼だけでなく、彼の部下も含めた、 営業マン二代にわたっての貴重なお客様になっています。 誠意は必ず通じます………」 前田「……凄いや……」阿武「なにも、私は、『10年かけろ』といっているわけでは ないので間違えないで下さいよ。 ……誠意を持って時間をかければ、人間関係の修復は 可能だから、臆病にならないように……ということです。 失敗を恐れないように……って事です」前田「……でも、結果として、修復できなかったら……?」阿武「前田さん……、それは、その時考えましょうよ……。 悔いが残らないほど誠意を尽くしていれば、 きっと、トラブルはトラブルでは無くなって いるでしょう……」前田「うーん、阿武さん、このテーマは奥深いですねぇ……。 慎重に、そして勇気を忘れないように取り組みます。 ………さて次の『カ』ですが」阿武「『カ』ですね。家族の……『カ』です。 (^-^)」 <続>赤ちゃんをポチッとクリック頂けると嬉しいです。にほんブログ村 ランキング参加中 =================================================
2017/02/19
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赤ちゃんをポチッとクリック頂けると嬉しいです。にほんブログ村 ランキング参加中 ^-^◆ 優れた営業マンの「話の切り出し方」に学ぶ [9] <Renewal>阿武「そうです……『知人』です。その字の通り知っている人。 お互いに共通の知人なんかがありますと、つい、気持が ほぐれるものですよね。時によっては話も弾むものです」前田「ウーン……阿武さん。しかし逆もありますね……。 その共通の知人と相手の方との間柄が良くない場合は 大変でしょう……ねぇ……」阿武「そうそう、それはそうです……。 これは十分気をつけなければいけませんね………。 相手の方との関係の善し悪しを見極めてからにしないと、 危ないですね……」前田「しかし阿武さん、難しいですよね……そこのところが」阿武「うーん……、そうですねぇ。 話題の主がお互いの会社以外の方だったら、 危ないと思った瞬間、ちょっと知ってる程度で、 詳しくは分かりませんという事で、 話を切ってしまえば良いのですが……。 問題は……訪問している会社の人の場合ですね……」前田「……です」 阿武「……その会社で、相手の方より地位が上の人だからと 思って話題にした瞬間、白けるといったケースは 少なくありません……」前田「……諸刃の剣とは、この事ですね」阿武「だから、こっちから切り出すのには、 難易度の高い話材といえますね。相手の方との関係が 分かってからにするのが無難でしょう……」前田「………私なんかは不器用だから、 あまり切り出さない方が良いみたい………」阿武「そんなに、ビビる必要はないですよ……。 ただ、準備が必要なことは確かです」前田「……準備ですか……」阿武「でもね、準備が必要なもの程、努力が必要ですから、 効果も期待できるという面も見逃せませんよ……」前田「準備って言われましてもねぇ………」阿武「他からの情報の収集ですよ……」 前田「他っていいますと?」阿武「……ウン、差し支えのない範囲で、 他の企業の上層部の方と接触のある時に、 話題を出してみるんですよ……」前田「えっ?……別の会社で、……ですか??」阿武「はい、そうです。 あなたの営業活動のお相手は、大抵企業の上層部の方 ですよね……確か……」前田「それって、A社で、B社の話をするってこと……?」阿武「はい」前田「そんな……えーーー? ……突然ですか?知らない人の話を……?」阿武「いやいや、まさか……それは無理です。(^。^) 色々とお話をしている時に……たまたま話が出る事って あるでしょう?」前田「ええ……まぁ………?」 阿武「……例えばK電力の部長さんと話している時にですよ、 相手の方のお話の中に……もしかしてS銀行の話題が 出たりする事なんかあるじゃないですか?」前田「ああ……ええ、ええ、あります……そういう事ですね」阿武「それに『今、どんな会社回ってるの』って……、 相手が聞いて来られる場合だってあるでしょう……?」前田「ハイ、ハイ……」阿武「まあ、人様に関する話ですから、無防備に他社の事を 話すわけにはいかないでしょうが……差支えない範囲で、 気になっている会社の事を、 出してみたって良いじゃないですか?」前田「……ナルホド……うーーーん」阿武「そういう話題になった時にですよ……すかさず 『S銀行さんのM部長にお世話になっているんですよ。 ご存知ですか?』ってな具合に尋ねる事は できますよね。……さりげなく………ネ」 前田「……なるほど、……さらーっと……ですね」阿武「そうするとね、少なくとも四種類の情報のひとつが 得られることになります……」前田「四種類……?……フム」阿武「たまたま相手の方が、良くご存知の場合でね、 その上、良い関係を結んでおられるケースと、 ……お付き合いはあるけれども、 関係が余り良くないケース………」前田「……それから、あまり関係が深くなくて、 関係が良くも悪くも無いケース……ですね? ……もうひとつは?」阿武「ご存じないケース……ですよ……はははっ……(^。^)」前田「あっ、そうか、……その時は空振りですね」阿武「いやいや、どうしてどうして、 内野安打位にはなるかもしれませんよ………」前田「安打……?」 阿武「例えばね『―――M部長は、存じ上げないがY常務なら じっこんにして頂いてるよ……』 なんていう情報が貰えるかもしれない……」前田「……あっ、なるほど……」阿武「……ねっ、そして、まさかの事に、そのY常務が M部長さんの上司だったりして………はははっ」前田「……フーム………ナルホド~~」阿武「………よくご存知の場合だと、プラス・マイナスに 関わらず、情報は得られる事になりますね」前田「ウーン……どうせなら、プラスの時が良いですね。 やっぱり………」阿武「いやいやどうして……、マイナスの時だって決して 捨てたもんじゃないよ。 『あの部長相手じゃ……君も色々大変だろう?』なんて 同情して頂いたりして…ネ」 前田「ええっ………、まさか……」阿武「……でもね、大切な事は、 そんな時決して一緒になって悪口を言わない事です。 ……それから、安易に肯か無いことが大切だね………。 『仕事ですから……』とか 『――随分、鍛えて頂いています……』 位にしてね……」前田「……『いえいえ結構良い部長ですよ』は……ダメ?」阿武「ははははっ……、ダメ、ダメ、ダメ……避けましょう」前田「……事実であっても……デスネ……」阿武「……そう、要らぬ反論は不要です。 それぞれの価値観ですからね……。 お客様と議論をしようと言う話ではありませんからね。 情報を頂ければ、それがその方の主観であっても、 十分参考に出来るものです……」前田「うわー……ヤバイなぁーーー。 どっちにしても、私、 一緒に乗っちゃいそう……ですよ……」 阿武「それは、ダメ、ダメ……。……わかりますね。 誉めたりしてごらんなさい。 相手が気分を壊される可能性が大きいから……、 もう、ワタシャ知りませんよ(^-^)」前田「………」阿武「さりげなく対応して、できるだけ早く話題を 切りかえるのが賢明でしょう……ふふふふっ……」前田「阿武さん、こういうアプローチは、営業に熟練して から使った方が良いみたいですね。 俗に言う『生兵法は怪我の元』っていうか…、 取り返しのつかないことになりそうです……」阿武「うん、営業に熟練というより『人生に自信』かな? まあ………『虎穴に入らずんば虎子を得ず』とも 言いますから………ある種、勇気も必要かな……」前田「……うーん、……人間関係のヒダの様なものが理解 できているレベルでないと……危険ですね………」阿武「はははっ……危険とまで言うのはオーバーかな……。 ねぇ前田さん……、人は何事につけても失敗を 繰り返しながら成長していくものだから、あんまり、 臆病になっても前に進めませんよ……」 前田「………ええ、しかしねぇ……」阿武「まあ、営業マンは会社の代表でもありますから、 何でもかんでも、自己流っていうかマイペースという わけにはいかないでしょうね。会社の利益も大切です からね………。その時の営業のステータスとか、 規模に応じて使い分けていったらどうですか? ……最初の内はね」前田「うーん。……ですね」阿武「………ただ、基本的にはね、もつれた人間関係は、 自分に誠意さえあれば、必ず修復できるという自信 だけは失わないようにしたほうが良いですね………」前田「……でしょうか?」阿武「うん、……中には『覆水盆に帰らず』っていうような ケースもあるでしょうが………それは、むしろ希で、 大抵は、時間さえかければ何とかなるものです」前田「……ですかね?」阿武「……但し、自分に悪意さえ無ければ……ね」前田「……ですか?」 <続>赤ちゃんをポチッとクリック頂けると嬉しいです。にほんブログ村 ランキング参加中 =================================================
2017/02/13
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赤ちゃんをポチッとクリック頂けると嬉しいです。にほんブログ村 ランキング参加中 ^-^◆ 優れた営業マンの「話の切り出し方」に学ぶ [8] <Renewal>前田「『木戸に立ち掛けせし衣食住』の四番目の『タ』は、 旅の『タ』……ですか、旅行ですね……。 ……旅行か……。 結構好きな方が多いんでしょうね。 海外旅行とか……」阿武「そうですね。 ……この話題は好きな方に絞って出した方が効果的かな? 旅行に興味のない人は、殆んど乗ってきませんから……」前田「うーん、……と言われましても、……ですね。 お客様が、旅に興味をお持ちかどうか? ……ちょっと、分かりませんよぅ………」 阿武「そうですねぇ……確かにねぇ……(-_-) ……と言ってしまえば、それ迄ですね。(;一_一) 前田さん、前田さんは営業のプロなんだから、 そこが工夫のしどころでしょう……」前田「……来たーーーー(>_<)・・・・・」阿武「ははははっ……、まぁ、社内旅行みたいな話題から 解きほぐしていきますかね」前田「……! ……なるほど自分の会社でもいいし、 お客様の場合でも差し障りの少ない話材になりますね。 ……メチャクチャ羽目を外した話題とか……」 阿武「はははははっ……、それも、程々が良いでしょうね。 テレビの旅番組みたいなものから誘導して、 興味の度合いを計るってのも、 良いかもしれません………」前田「………旅番組って?昔やってた……水戸黄門とか…?」阿武「ははははっ、前田さん……、ははははっ……、 ユーモアありますね。その調子なら大丈夫でしょう……。 確かに『水戸黄門』って……旅番組でもありますね」前田「……でしょう……? (^-^)」 阿武「昔はですね『水戸黄門漫遊記』ともいって、 まさに、旅もの映画だったんですよ……。 最近は、往年の歌手とか、お笑い芸人とかが、 地方巡りや、歴史探訪などの旅番組をやっていますね」前田「へぇーー、そうなんですか? 阿武さん……海外旅行って、けっこう自慢話に近くなる 場合が多いんでしょうね………。 まぁ、黙って聞いていれば楽ですけど……」阿武「そうですねぇ……。人によりますが……、 自慢したくなる人が多いでしょうね。 人によってはそんなに、しょっちゅう行く所でもないし ……ある意味、夢が叶ったような面もありますからね」前田「……使うお金だって、半端じゃありませんし……」 阿武「特に、年配の方はね……。 若い方はけっこう気軽に行く時代になりましたね。 でも、前田さん、黙って聞いてちゃいけませんよ。 羨ましそうに、自分も行きたいなぁっていう気になって、 ………聞かなくちゃー……。素直に……。 そうすりゃー顔もそんな顔になってきます。 自慢する方も満足です。羨ましがられたいんだから……」前田「私……海外旅行に……あんまり魅力感じ無くて……。 まぁ……スイスとかだったら、マジにそんな顔に なりそうですけど………ふふふっ……」阿武「はははっ……そうですか。 まっ、この話題はわざわざ用意して持っていくと いうよりは、その場の雰囲気に応じて出す、 という様な事でしょうかね……」 前田「……でも、土産なんかは、準備が必要ですよね……」阿武「……なるほど、なるほど、そうですね。 旅と土産は、縁深いものですもんね。 しかし、これも深く考えると、悩ましくなります……」前田「……やっぱ、小物が無難ですか?」阿武「ウーン……、接待費等使ってない、見るからに、 プライベートに買ってきたというレベルが、貰う方も 受け取り易いですね。ちょっと、気の利いた、 お洒落感覚の小物でしょう……」前田「……千円前後ですか……?」阿武「金額はこだわりませんが……まぁ、そんな所でしょう。 あくまで、プライベート感覚で渡すんですから……」前田「……珍しい物とかが良いでしょうね」 阿武「そうね、物理的価値よりも、情報的価値とでも言い ますかね……。俗に言うウンチクのあるものとかね。 ……心理的には、旅先で自分の事を思い出してくれた という事だけでも相当に嬉しいものですからね……」前田「違和感無く渡せる様になるには、 それなりのおつき合いが必要ですね……」阿武「それは言えます。 だから、ちょっとしたお礼気分を絡めると良いですよ。 いつも無理に時間を空けて貰っているとか……、 約束の時間に遅れた事があるとかだったら、 お詫びを一言添えて渡すと『いいよ、いいよ……』と 言いながら受け取り易いですね。 ………ちゃんとわきまえてるなという認識も 持って貰えます……」前田「……営業って、何でも材料として活かせるんですね。 たとえ、失敗でも……」阿武「……営業……究極は……人情ですから」前田「うーん。……人情……<`~´>……か」阿武「……では『チ』に進みましょう。 『チ』はね、知人のチです……」前田「知人ですか……? (゜_゜>)」 <続>赤ちゃんをポチッとクリック頂けると嬉しいです。にほんブログ村 ランキング参加中 =================================================
2017/02/08
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赤ちゃんをポチッとクリック頂けると嬉しいです。にほんブログ村 ランキング参加中 ^-^◆ 優れた営業マンの「話の切り出し方」に学ぶ [7] <Renewal>前田「『小さな親切有難う』っていうタイプの方だったら、 その情報をたとえ先にご存知であったとしても、 『我社の事を気にかけてくれて有難う』って感じに なりますもんね……」阿武「そういう事ですね。……まあ、営業に限った事ではなく 『部下の管理』をとってみましても……、 人と人とが接触する場合の、最も大切な事のひとつは、 相手をよく理解して対応する事ですよね……」前田「ええ……」阿武「……まあ、当然といえば、当然のことですがね……。 営業の仕事の場合は、ひとつ間違うと取り返しのつかない 事になったりします……」 前田「『おっ!これだ。良いものを見つけた!!』っと思って、 ニュース記事を持って行ってですよ。 『ああ、それ…、それなら別ルートから一週間前に 情報入手してるよ』なんて事になるとガックリきます。 ……スミマセンと言って引っ込める時の辛さ……。 あ~~あ……哀れです(^_^;)」阿武「ええっ?……またまた、それは、もったいない……」前田「えっ?もったいない? ……じゃーどうするんですか?」 阿武「前田さん……普通に考えましょうよ。普通にねっ……。 そんな時、あなた素直にどう感じますか? ………あなただってその先輩だって、一生懸命探し出して そして、けっこう早くて新しい情報と思って 持って行ったんじゃないんですか……?」前田「それは当然ですよ。 まさに、ホットニュースのつもりですよ……」阿武「でしょう?……で、……正直言って、 相手の方をどう感じますか……?」前田「いやー、さすがだな……。 情報が早い……、さすがにプロだなーって思いましたよ。 やっぱ違うなぁって……」阿武「……でしよう?……ですよね。 そこです!! その感動の気持……、そのあなたの新鮮な気持ちを、 そのまま相手の方にぶっつけなくっちゃ、 もったいないですよ……(^-^)」 前田「うっ!」阿武「これはゴマスリでもなければ、わざとでもない。 作り事ではないでしょう? ……真心から相手に尊敬の念を伝えられる素晴らしい チャンスじゃないですか? ……ねっ、前田さん」前田「うーーーん……ナルホド……」阿武「これは、凄いや、さすがにプロだなぁ~、と……、 素直に思うのであれば、どうも差し出がましい事をして しまってスミマセンって……、 これまた素直に謝る事も出来ますよね……」前田「……素直に……デスネ。 ……素直に」 阿武「そう……素直に……。(^。^) 第一ねぇ、それで、その資料をすぐに引っ込めてしまう なんていうのは、そりゃー無いですよ……。 いかにも、中身を真剣に読んでいない証拠みたいな もんじゃないですか………」前田「…うっ………鋭い!」阿武「……お節介を詫びたら、記事の中身について、ひとつや 二つは質問したいですねぇ……。 『素人だもんでここの所が、良く理解できないんです。 ぜひ教えて下さい』 といった具合にね……」前田「……そうかぁ…………。 そーーーか、チャンスでもあるんだ……(^。^)」 阿武「……誰しも、自分の仕事や専門分野に興味を持ってもらう 事は嬉しいものです。 きっと、喜んで教えて頂けると思いますよ……。 それでこちらだって勉強になるし……、 言う事無しじゃないですか……」前田「………なま半可な読み方をしていて、 呆れられる様な質問すると逆効果かな…………?」阿武「まっ、門外漢ですから仕方無い面もありますがね……。 ……一番恐いのは、形式的にお付き合いして、 それを先方から見破られる事ですよね……」前田「………お客さんの仕事の中身を少しでも理解できたら、 それは、そのまま、その方のご苦労も分かるって 事ですもんね………」阿武「ふふふふっ……おでん屋のママさんみたいに、 なってきましたよ……ふふふふっ (^。^)」 前田「お客様を理解できるチャンスでもあるんだ…………」阿武「そうそう、全くその通りです……。 さっきも言ったように、実務に入る前の会話というのは 相撲の仕切りと一緒で、先ず気を合わせる事が 大切ですからね………。 相手の方を理解するという事が、その原点になるのは 当然の事ですね………」前田「………自分の上司との関係だって、 似たような事が言えるなぁ………あっ、下の者とも、 一緒だ………」阿武「ねっ、そうでしょう………対人関係の基本は、 何事も共通しているんですよ………」前田「フム………。………深いですね…………。 うーーーーん。 …………では。 次の『タ』に進んで頂きましょうか?」阿武「はいはい…………。『タ』はですね……。 ……旅のタです。(^v^)」 <続>赤ちゃんをポチッとクリック頂けると嬉しいです。にほんブログ村 ランキング参加中 =================================================
2017/02/04
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赤ちゃんをポチッとクリック頂けると嬉しいです。にほんブログ村 ランキング参加中 ^-^◆ 優れた営業マンの「話の切り出し方」に学ぶ [6] <Renewal>阿武「ふーん、それはたいしたママさんですねぇ……。 もともと知的な方なのかなぁ……?」前田「優しくて控えめで、温かい……完全におでん屋の 『ザ・女将さん』なんですけどね。(^-^) ……どうも、以前は或る大手企業に勤めてたらしいという 噂は、聞いた事がありますが………」阿武「なるほど……」前田「つまり……、とあるお客さんがですよ……、 『最近xxの仕事で忙しくってねぇ……』なんて、 言われる訳ですよね。 すると……そのママさん、xxが何の事なのか、 大体分かるってわけですよ。 プロだなあって思いましたよ……。 もちろん私には、xxの意味は分かりません……」 阿武「……うーん、プロですねぇ。 決して自分から話し掛ける為に、勉強されている訳では ないという所が凄いじゃないですか……」前田「……ねっ、凄いでしょう。 ……プロです」阿武「けっこう、はやってる店なんじゃないですか?」前田「それはもう、いつも、常連さんで一杯ですよ。 食べ物が中心の店ですから、回転も速くて、 なかなかの店です。 ……ママのそういう面を知っているのは、 偶然遭遇した僕くらいのもんですけどね……。 ママさんに固く口止めされました。 恥ずかしいからって……」 阿武「味のある話ですねぇ。 顧客対応とは、かくありたいですね……」前田「ホント………奥が深いですよね……。 あっ、私ばっかり喋ってしまいました。 スミマセン……。話を進めて下さい」阿武「はい、分かりました。 お客様への情報のサービスという面では、 よくやられる方法に、 お客様に関連ありそうな記事等を、 コピーしてお届けするってのがありますね……」前田「……あります、あります」 阿武「最近は、電子メールが発達しましたが、これはやっぱり 先方に持参して、フェイス TO フェイスの機会を作る 為に利用するのが良いでしょうね……」前田「ええ、ええ、比較的簡易に出来る訪問方法なんで 私の先輩もよくやってるんですが、 ………失敗も多い様です……」阿武「……ん?……と、いいますと……?」前田「はい、相手の方ってその道の専門家じゃないですか……。 それはもう良く勉強されているし、情報を取られる タイミングも早い訳ですよ……」 阿武「……ああ、ああ、なるほど、持って行ったのは良いけど、 相手は既にご存知だったって事ですね。……でもね、 大抵の場合は『当然ご存知だと思いますが……』と言って 渡しますがね……」前田「それは、当然そうなんですが、こう………何と言うか、 ……プライドの強いお客様なんかが 『当然知ってるワイ、大きなお世話だ』って感じに なったりするんですよ………」阿武「……ああー、相手を間違えちゃった……のか。 これは、重要なチェックポイントですよね。 ……少なくとも『小さな親切有難う』っていうタイプ の方に絞らなければ……ね」 <続>赤ちゃんをポチッとクリック頂けると嬉しいです。にほんブログ村 ランキング参加中 =================================================
2017/01/30
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赤ちゃんをポチッとクリック頂けると嬉しいです。にほんブログ村 ランキング参加中 ^-^◆ 優れた営業マンの「話の切り出し方」に学ぶ [5] <Renewal>前田「阿武さん、次の『ニ』ってのは、何ですか……?」阿武「ああ『ニ』ですね……、これはニュースの『ニ』です」前田「ああ、ニュースですか。これは分かりやすいです。 様々な事件とか事故とか、又、政治面・経済面とかの ニュースなんかですね……。情報といっても良いかな?」阿武「まっ、そういうこと……(^-^) 幅広く『情報』と言っても良いでしょう……様々な……」前田「阿武さん、私、この話材が一番かと思ってましたよ」阿武「えっ……? ……ああ、なるほど、気候や道楽の話題に比べて、 話題の重要度が高いと思ったわけですね……」 前田「ええ、直感的に……」阿武「理知的に捉えると、確かに前田さんの言う様になるかも しれませんね……。 このアイデアを考えた人は、『気を合わせる』という事に 重きをおいて、多分に感覚的な面を 意識したのでしょうね……」前田「なるほど……わかります。 時候の挨拶がトップなので、老若男女を問わず、 なに人と言えども、自然に入っていけるな……とは、 思いました」阿武「ニュースも、さっきあなたが言われた新聞掲載の 事件や、政治・経済情報などのジャンルの他に 文化・スポーツ関係もありますね」 前田「はい、ミュージックCDの売上とか……、 世界的なアーティストの来日とか……、 スポーツ行事各種……」阿武「相手の方の好みに合わせて、話題を出すと、 もっと効果的でしようね。 ……カラオケ好きの年輩の方には、最近のヒット情報とか、 ……はははっ……(^-^)」前田「有名人の訃報とか、犯罪事件なんかも………」阿武「まぁ、新聞をよく読んだりテレビのニュースや、 インターネットを通じて、情報を仕入れておくことです。 暗いニュースは、その時の営業の状況によっては 避けた方がよい場合がありますね……」前田「以前に、大先輩から聞いた話ですが、 当時のY乳業の不祥事について話を出したら、 相手の部長さんの親戚の人が、Y社の上層部の人だった ……とかで、ちょっとドキッとした事があったそうです」 阿武「そうそう、そういう事もありますからね。 あまり良くない話は、相手が切り出されてからにした方が 良い事も多いですね……」前田「新聞・雑誌の情報といえば、行きつけのおでん屋の ママさんに凄い人がいましてね……」阿武「ほう………?」前田「開店前の時間に接待の関連で飲んだ、ツケを払いに 行った事があるんですよ。 そしたら、丁度、本屋さんが配達に来てましてね」阿武「本屋さん………?」前田「ええ、ウチの事務所にも配達してくれる本屋なんです。 カウンターに置いてある雑誌を見て、ちょっと違和感が ありましてね……」 阿武「ほう………、どうして?」前田「それがですね『エコノミスト』とか『財界九州』 後は、設備技術関係の何とかいう、科学技術的な 月刊誌が2、3冊……、後は、経営関連の月刊誌 だったんです……」阿武「ほう………? 確かにおでん屋さんのカウンターでは、 ちょっと珍しい物かもしれませんね……」前田「ええ、それで、帰り際に聞いてみたんですよ。 旦那さんは、技術関係の方ですかって………。 ご主人に頼まれているものと思ったんで………」阿武「おっ……なるほど」 前田「そしたら、ウチには旦那は居ないけど、 お店の旦那様の大半が、近所の設備技術研究センターの お偉いさんだからって……いう答えなんですよ。 ……びっくりしました」阿武「……ママさんは独身だったんですね。(^-^) ……で、その研究センターのお客さんが店で読むわけだ。 独りで来られた時なんかに………ね」前田「いえいえ、違うんです。 ママが読むんですって………」阿武「えっ?そんな専門書……意味が分からないんじゃない? ちょっと、失礼な言い方だけど……」前田「ええ……、そう思ったんですけど、 失礼だから言いませんでした。言えませんよね…(^_^;)」 阿武「何なんでしょうねぇ……?」前田「ママさんが言うにはですね……、 ……あくまでもママさんの言葉ですよ……」阿武「フンフン……」前田「『自分はバカだけど、大切なお客様の仕事位には 興味を持ってないと失礼ですもんねぇ。ほほほっ……』 ……ですって……」阿武「………ほうー (゜_゜>)」前田「………そして、もう一つ……、 『お客さんが話される言葉の百万分の一でも理解したい ですもんねえ……』って言われたんですよ……」 <続>赤ちゃんをポチッとクリック頂けると嬉しいです。にほんブログ村 ランキング参加中 =================================================
2017/01/26
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赤ちゃんをポチッとクリック頂けると嬉しいです。にほんブログ村 ランキング参加中 ^-^◆ 優れた営業マンの「話の切り出し方」に学ぶ [4] <Renewal>阿武「前田さん、乗って来ましたね。(^。^) さて……では次にいきましょう。 次は「キ・ド・ニ・タ・チ・カ・ケ・セ・シ・衣食住」の 『ド』ですね。…………これは道楽のドです。 この逆が……昨今のIT界で流行っていますね?」前田「…………?」阿武「道楽の逆……つまり、ドウラクの逆……クラウドです。 ははははははっ……(^u^)」前田「またまた、阿武さん……何かと思えば……」阿武「ふふふふっ……、楽しくいきましょう。(^-^) 道楽は今風にいえば趣味とでも言いましょうかね……?」前田「ナルホド……『キ……気候』の次は『ド……道楽』 趣味に関する話題……と言う訳ですね」 阿武「そうです。 最近の趣味の話題のポイントは何といっても ゴルフでしょうねぇ。 営業の場での趣味に関する話題の70%以上は ゴルフ関係とも言われています。 ……そして傑作なことに、その話の80%以上は 自慢話とも言われていますから心しておく必要が ありますよ。ははははっ……」前田「自慢話……? そうなんですか?ジェイソン・デイやタイガーウッズとか 松山英樹、宮里愛なんかの話ばっかりかと 思ってました……」阿武「……当然、そういった活躍しているプレイヤーの話も ありましょうが……、やはり、何と言っても 皆さんは、自分自身がプレーヤーですから……ね」 前田「そうなんですか? ……お客様が、陽に焼けておられて、 左手の甲が白い場合は要注意ですね…ははははっ……」阿武「そう、レフティの方は、右手ですね……。ふふふっ……。 特にね……ゴルフがうまい事が有名な方っておられます よね……つまり、自他共にうまいと認められている様な 方については要注意です。 ゴルフの話題を出さないと失礼になる位の、 重たい意味があります」前田「へぇぇぇぇ~~~、そうなんですか……? 自分も、ある程度やってないといけませんね。 耳学問だけでは、とても話を合わせられないでしょう?」阿武「うーん、やっているにこした事はありませんが……、 やってない場合は仕方ありませんから……、 勉強するしかありませんね……」 前田「大事なお客様に、ゴルフ狂の方がおられたりすると、 結構大変だな。 ……僕はゴルフやりませんから………」阿武「うーーーん……。まあ、頑張って下さい。 旺盛な好奇心と興味さえ持っていれば大丈夫です。 ………他には、釣りや、ドライブ、カラオケ、テニス、 盆栽等々いっぱい趣味の領域はあります……。 最近はパソコンやインターネットも、趣味的な言い方を するようになってきましたね……」前田「……プロ野球なんかはどうでしょう?」阿武「………うーん、相手を選んだ方が良いでしようね。 人によっては、その方が、どの球団のファンかを 知っておかないと大変な事になる場合もありますよ」 前田「熱狂的ファンもあるし、巨人ファンとか、アンチ巨人 とか、色々とややこしい側面もありますからね……」阿武「そうそう、結構ややこしいんですよ。 ……だから、それなりの情報が必要ですね」前田「………情報……?」阿武「ええ、……お客様の会社で親しくなった方に、 周辺の上司の方々の状況を聞いておくと良いでしょう。 特に、勝ち負けにこだわるタイプの方は要注意ですね」前田「あーあ、煩わしいなぁ……………ふぅ (ー_ー)」阿武「えっ? 煩わしい? ……営業を志願していて……? それを言うなら色々と工夫の余地があって 面白いなぁ、……でしょう?」 前田「あっやー……一本取られました。 いけない、いけない。そうでしたね………(;一_一)」阿武「昔からですね、営業活動時に、宗教と政治の話はするな と言われています。信教の自由、思想の自由は基本的 人権ですし、結構、信念に近いものですからね……。 私は、最近、相手によっては。プロ野球や、サッカー の話題なんかも、これに近い場合があると思ってます。 色々な状況を把握するまでは、避けた方が良い話材 でしょうねぇ……」前田「そうですね。気をつけましょう。 逆にいえば、うまくはまった場合は 効果抜群なんでしょうけどね………」阿武「……! まさに、その通り……。 前田さん分かってますねぇ……(^。^)」 <続>赤ちゃんをポチッとクリック頂けると嬉しいです。にほんブログ村 ランキング参加中 =================================================
2017/01/23
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赤ちゃんをポチッとクリック頂けると嬉しいです。にほんブログ村 ランキング参加中 ^-^◆ 優れた営業マンの「話の切り出し方」に学ぶ [3] <Renewal>前田「真夏であれば、さしずめ『毎日熱いですねぇー』 ですかね……。そういえば、公式の会合などの 挨拶の冒頭にもよく使われますねぇ。 本日は晴天に恵まれまして云々とか、 お足もとのお悪い中……とか……」阿武「そうそう、本格的な話や、会話を始める際のいわば 前置詞的な例としては極めて一般的ですね……。 落語とか、講談なんかでも『まくら』ってのが、 ありますね。(^-^) 慌てふためき焦って、対峙するなり本題に入ったり すると『突然やって来て藪から棒に何ですか……』 ……なんて、言われかねませんよね」前田「……ナルホド……そうですね」阿武「あとは、時と場所に応じて、色々と工夫をして、 『台風の被害はありませんでしたか?』……だとか、 『この暑さで東京では何人か倒れたそうですね』とか、 『どうも、これだけ雨が降らないと水不足の心配が 出てきているみたいですね』だとか……、 その日、その時の状況に応じて脹らませて下さい……」 前田「なるほど、毎日の新聞とかも、そういう視点で読んで おくという事ですね? そうすると言葉が豊富になる……」阿武「前田さん、あなたとても良いセンスしてますねぇーー」前田「……えっ?」阿武「私が、やる事のイメージを話したら、 あなたは、もう、準備のイメージに入ってる……。 それはとても大切な事です」前田「…!!」阿武「……もう少し話を進めますとね……、 これは、この後説明するすべてのキーワードについて 言える事なんですが………………。 お客様と対峙した時に、こちらサイドから無理して、 話のイニシァティブを取ろうと頑張らないことも 大切なんです」前田「……!!」阿武「……話がうまく噛み合わなかった場合なんかに、 かえって引っかかってしまって、 話材が枯渇してしまいかねませんからね……」 前田「はぁ~~……そうは言われてもですねぇ……。 一対一で座っている場合なんか、こっちがリードしないと 座が白けてしまいませんかね……?」阿武「ええ……確かにそういう場合もあります……ね。 まっ……相手の方にもよりますがね……。 ……できるだけお客様に喋って頂く工夫をすると良い でしょうね。 言い換えれば聞き上手になるということかな………」前田「聞き上手……デスカ?……難しいですね (ー_ー)」阿武「前田さん、勘違いしないで下さいよ。 こっちが営業を仕掛けに行っている訳ですから、 当然、本題に入ったら積極的に話す必要がありますよ。 当たり前ですね……。(^-^) ……ただ、本題に入る前の会話というのは、 例えていえば『相撲の仕切り』の様なものですからね。 『気を合わせる……』のが、最も大切になりますね」前田「……相撲の仕切り……ですか。 あれは気を合わせているんですね」阿武「昔……、相撲もラジオで実況放送してましたけど、 『気、合わずして仕切り直し……』ってのは、 アナウンサーの定番セリフでしたよ。 なんせ、制限時間なんてありませんでしたからね」 前田「ええっ!!仕切りの制限時間ってなかったんですか?」阿武「そうそう、お互いの闘う気持ちが一致してから、 立つってのが、相撲の基本でしたからね。 審判が……相撲の場合は行事さんですが……ゲームの スタートを宣言しない武道やスポーツって、 他には無いのじゃないかなーーー」前田「そう言われれば……そうですね。 『ハイ!始め!』とか言いませんね。 そうすると、中々気の合わない場合なんか、 延々と続いたんですね…………」阿武「ははははっ……もちろんです。 お客様との関係と似てるでしょう……? ははははっ……(^。^)」前田「……お客様があまり、喋られない場合とかは……」阿武「そうですね……。 反応も薄い……とかね……。 そんな場合は誰でも苦労しますよね…………。 まぁ、出来るだけ、こっちの話を質問形式にしていくと いう事でしょうかね……。 相撲でも、相手があんまり立たない場合なんか 眼や動作でけしかけていましたよ」 前田「……質問形式…?………尋ねるわけですか?」阿武「ええ『今朝は通勤時の雨、凄かったですねぇ。 お陰で、びしょ濡れになってしまいまして……』 なんて先に言うんじゃなくて『今朝は通勤時大雨でしたが 課長さん大丈夫でしたか?』等と、問いかけると 良いんじゃないでしょうか……」前田「あっ、なるほど」阿武「……すると、場合によっては、今朝の通勤時の大奮戦 の話が聞けるかもしれないし……、 また、課長さんのお住まいや、通勤手段などを知る事も できるかもしれませんよね……副産物として……」前田「ふーん、そういうことですね。 ……なるほど……。 それで『ハイ』とか『イイエ』とかしか、 返されないような、そんな場合には、 こっちから少し話を出すか、早急に本題に入るように 進めるかでしょうね………」 <続>赤ちゃんをポチッとクリック頂けると嬉しいです。にほんブログ村 ランキング参加中 =================================================
2017/01/20
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赤ちゃんをポチッとクリック頂けると嬉しいです。にほんブログ村 ランキング参加中 ^-^◆ 優れた営業マンの「話の切り出し方」に学ぶ [2] <Renewal>阿武「ああ、丁度良かった……前田さん、取りあえずこれは、 私からの、栄転へのはなむけです」前田「えっ?阿武さんからぁ……、(^。^) 感激!!! ありがとうございまーす……。 ん……?……カード?」阿武「ええ、そこに印刷されている事、読んでみて下さい」前田「…… キ ド ニ タ チ カ ケ セ シ 衣 食 住……??」阿武「そう……そうです。(^。^) 名刺入れにでも忍ばせて使って頂けると嬉しいです……。 内容は今から説明しますけど…… 『木戸に立ち掛けせし衣食住』という風に 覚えて頂けると良いです」 前田「……なんかまるで、オマジナイみたいですね……?」阿武「これは昔、或る営業のベテランが考え出した お客様との話題、話材のキーワードなんです……」前田「……話題の……?」阿武「営業担当の人って、どうしても様々なお客様と、 話をするチャンスが多いですよね。 話す事が仕事の半分以上かもしれない……」前田「ええ、特に私のような販売営業の場合は、 お客様の巾も広くて、多種多彩な方々とお話しを しなければならないようです……」阿武「客先を訪問して、仕事の話に入るわけでしょうが……、 よっぽど急いでいる時以外は、いきなり仕事の話には 入らないじゃないですか……」 前田「……それはそうですね。 むしろ、こっちに時間の無い時なんか 『早速ですが……』って、わざわざ前置きして 内諾を得てから、 仕事の話に入る位ですから……ね」阿武「そうそう、そうですね。 我が国の商習慣では特にその辺りに、 なかなか無視できない重みがあります。 ビジネスの話に入る前…………、言ってみれば、 ウォーミングアップ的な会話の時なんかに、 このカードに書いてある事をキーワードのヒントとして 活用して下さい。 ……けっこうイケますよ」前田「確かに……営業の時間的な効率からみますと、 無駄な会話の様にも感じられるんですが……。 信用とか信頼、親しみの醸成といった視点からは、 けっこう大切な時間なんですよね……」 阿武「取り扱う商品にもよりますがね……。 その商品の働きや性能を、説明して理解頂くのに かなりの時間を取られる様なもの……、つまり、 お客さんにとって難しい商品、或いは非常に高額の物、 はたまたアフターフォローが重要な鍵になるような物。 そういうものは、商品というより、 その前に会社や人物をチェックされるんです……」前田「……ホント、そうですね。 阿武さん……これ有り難いです。 けっこう、相手によって話を切らさないように しなければとか、何から話し始めようかなんて 戸惑うもんなんです……」阿武「……ですよね。そんな時少しは助けになると思います。 会話として、比較的よく話される順番に 整理してあります。 営業活動以外でも、お互いの人間関係を円滑にする 助けになると思いますよ……(^-^)」前田「えーと、阿武さん、でも、これ、意味が…………?」阿武「あっ!失礼、失礼。説明しましょう。 ……まず、トップの『キ』は、気候のキです。 時候の挨拶という言葉があるように、もっとも ナチュラルな話材です。 つまり『良いお天気ですねぇ……』……とか、 『よく雨が続きますねぇ……』……とかね……」 <続く>赤ちゃんをポチッとクリック頂けると嬉しいです。にほんブログ村 ランキング参加中 ================================================
2017/01/18
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赤ちゃんをポチッとクリック頂けると嬉しいです。にほんブログ村 ランキング参加中 ^-^◆ 優れた営業マンの「話の切り出し方」に学ぶ [1] <Renewal>前田「こんにちは!!阿武さん聞いて下さい! このたび念願の営業担当になりました!! (^。^)」阿武「やぁ、こんにちわ。 ……らしいですねぇー。前田さん! 希望が叶って良かったですねー。頑張って下さい!!」前田「はい!ありがとうございます (^_^)」阿武「……しかし前田さん……あなたのその言葉使い……、 いつもながら清々しくて、なーんか良いですねぇ……」前田「えっ……?……何が? ……何でしょう?」阿武「いやー……、私もちょくちょく御社に出入りさせて貰って いますけどね。大抵こんな場合はね……、 営業に替えられたとか……、飛ばされたとかって表現を 使うじゃないですか?……人事異動の事を……ね」 前田「あっ、なるほど……そういうことですか……。(^。^) でも……私の場合は希望が叶ったんですから……。 そのまんまなんですよ(^.^)」阿武「それは、確かにそうなんでしょうが……。 やっぱりあなたの考え方っていうか、 姿勢の良さもあると思うなあ……。いつも前向きだもん……」前田「うーん……そんなもんですかねぇ……。 僕には当たり前の事ですけど……ね」阿武「御社の中を、あっちこっち動いていますとね、 色々な方の異動の話に接する事が多いんですよ。 でも、そんな場合に、前田さんみたいに 『何々担当になりました』っていう言い方をする人は 少ないですよ。 ほとんどいないと言ってもいいです……」 前田「だって、なりましたから……ね。 ふふふふっ……。 『そのまんま東』です。 ははははっ……(^。^)」阿武「ははははっ……面白い。 前田さん、しつこいようですが、 厳密に言うと企業の中での話ですから、 営業部門への異動を命ぜられたんでしょう?」前田「はい、理屈っぽく言えば、それはそうなんですけどね。 しかし自分の仕事ですからねぇ……、 いちいち命令されたって言うのも、 ……なんかこう逆にピンときませんよねぇー……(-.-)」 阿武「……ウン、前田さんはそこが清々しいんだな。 私は好きですねぇ。 生き方に主体性を感じるじゃないですか。 ……飛ばされたなんていう言い方は操り人形みたいだし 嫌々異動した感じが……アリアリですもんね……」前田「ははははっ……いつもの阿武さん流の 『嫌ならば辞め給え』ですか? ……ははははっ……」阿武「いや、そこ迄言うつもりはありませんが………(^_^;)」前田「みんな、言い方が習慣になってるって所もあるんです けどね。まぁ……中には嫌々ながらって人もいます。 ……実際はね。 異動にも色々な形がありますから、 すべてが希望通りという訳にはいきません………」阿武「企業ですからね………。 みんなが満足ってのは、難しいでしょうね。 しかし、一度受諾したからには前田さんのように 清々しくあった方が、本人の精神衛生の為にも、 また友人や家族にとっても良いと思いますがね……」 前田「……確かに……。 ……でも人それぞれ事情もあるし性格だって、 違いますから……ね」阿武「確かにそうですね……。 会社の中で気持ち良く生きる、 ……或いはより良く生きて行くって……、 結局、自分の性格との戦いかもしれませんね」前田「……!」阿武「……そういった事が、前田さんは無理なくごく自然に できていて、素晴らしいと思いますよ……。 まさに営業という仕事に向いた、 姿勢ではないでしょうかねぇ……」前田「……ありがとうございます。 営業……志願兵ですから、気合を入れてやります。 わくわくします」 <続く>赤ちゃんをポチッとクリック頂けると嬉しいです。にほんブログ村 ランキング参加中 =================================================
2017/01/16
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