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だって間宮兄弟を見てごらんよ。いまだに一緒に遊んでるじゃん。“そもそも範疇外、ありえない”男たちをめぐる、江国香織の最新恋愛小説。 一言で片付けてしまえば「いいひと」で終わってしまい、恋愛対象としては女性から見てもらえない冴えない間宮兄弟。長男35歳、次男32歳。この年齢じゃ、通常は既婚者ですよね。しかし、二人とも自分の世界観が出来上がってると言うか…「なんにも恋愛云々に拘らなくてもいいじゃん!」と周囲の人間にとってはまさに癒し系!! (笑)ま、本人達には本人達なりに恋愛事情はあるのですけどね。片思いのまま終わっちゃうから、発展しないけど。でも、最後には「兄弟二人が仲良く生活していければいいじゃん♪」と言う事で話は終わってます。人間関係の問題に疲れた人はこんな感じの、優しい人達の話が心安らぐ感じでいいのではないでしょうか?ちなみにこんなサイトもありましたよ。間宮兄弟公式HPそれから2006年夏に映画化するみたいです。*BBS* お奨め度 ★★★
2005.09.28
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やっと、やっと5日連続出勤が終わりました!!毎日、毎日、残業続きでウンザリしてしまった。(^_^;)重たいものをレジ打ちしすぎて…腰や腕があちこち痛いです。彼岸の中日も過ぎてしまえば、あとは何時もと変わらない日々になります~。明日は…ちょっと駅前に行こうかな。
2005.09.23
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今最も輝いている作家・恩田陸の魅力あふれる感動作。 変わりゆく日々に少女が見たのは、時を超えた約束と思い。懐かしさと切なさの魔法がきらめく感動長編。 実は、この作品って過去に発行された「光の帝国」の続編だそうです。そういえば、両方ともサブタイトルが「常野物語」ってあるものね。そうと知らずに本編の前に続編を手にしてしまった私。(^_^;)不安ではあったけど、前の作品を読まずとも内容が把握できて良かったです。「常野物語」とは、超能力を備え持つ一族の話になってます。『蒲公英草紙(たんぽぽそうし)』の方は、その常野一族と会うことになった、峰子の視点で話が進んでいきます。しかもそれは回想という視点です。「あの少女時代は良かった」という懐かしむ雰囲気での回想です。*以下、ネタバレ反転*逆にそれが最後の最後。現在の話に繋がっていくのですが…。第二次世界大戦の「敗戦」という辛い形になってます。峰子が「過去を回想してる話なのだ」とは物語の最初の事にわかってたけど。それが「一体、何時、何歳の峰子が思い出してるのか」最期まで分からないような文面でした。最後になってやっと「峰子おばあちゃんの回想」なんだと理解しましたが。夫、息子、孫の父親…みんな男性は戦争で亡くなってしまい。残されたのは女子供。暗い終わり方にいささか、悲しいものを感じました。それから槙村家次男の廣隆様。最初はヤンチャ坊主で、峰子をイジメながらも「ねこ」と愛称で呼んだり。「好きな子を苛めちゃうタイプ?」と思い、恋模様も期待したけど。廣隆様の思いは、幼い峰子には届かなかったみたいで…。峰子も好意を抱きつつ、それが恋とまでは気づかなかったのかな?ま、初恋ってそんなものかな?お奨め度 ★★★*BBS*
2005.09.19
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新製品として某スーパーのチラシに載ってたので購入しました。前回は「第5番」だったので「さて次回作は?」と思ってたら「第7番」でしたね。私はテレビCMはまだ見てなかったのですが先ほど、明治製菓のHPで見てきましたよ♪松本莉緒演じる「お嬢様」と夏木マリ演じる「オバサマ」とのバトルが面白いです!しかも今回は「姪の復讐編」だって!「第5番」のCM曲は『革命のエチュード』これは練習曲(エチュード)第12番。「第7番」のCM曲は『幻想即興曲』こちらは即興曲第4番だそうです。どちらも商品名とは一致してないのですが…!?「重ね焼きクレープとノアゼットが香るキャラメルショコラ」が正式名称のようです。 (長っっ!!)食べてみましたが、さすがに価格帯が良いから(178円でした)チョコの味自体が洗礼された美味しさでした★甘すぎず、キャラメルの焦げついた雰囲気が堪りません!!まさに「大人の為のチョコ」って感じ。ダンナと一緒に一気に食べてしまいました。(^_^;)次回は「第5番」と「第7番」交互に食べ比べてみたいなぁ。*BBS*
2005.09.14
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ある日届いた「となり町」との戦争の知らせ。僕は町役場から敵地偵察を任ぜられた。だが音も光も気配も感じられず、戦時下の実感を持てないまま。それでも戦争は着実に進んでいた―。シュールかつ繊細に、「私たち」が本当に戦争を否定できるかを問う衝撃作。第17回小説すばる新人賞受賞作。 書店のコーナーで今年の上半期人気作として陳列されてた本書。図書館に戻ったばかりだったので「じゃ、私も読んでみよっと♪」借りてきたのですが。表紙を見ただけじゃ(タイトル文字が可愛らしかったので)、恐ろしいものだとは思いませんでした。「となり町戦争?これって主婦たちの闘争モノ??」と勘違いしてたし。戦闘シーンこそ無いにせよ、主人公が町長から視察業務を言い渡され敵地である『となり町』に住み込んじゃうあたりから「なんだか、いつ、視察で潜り込んでる事がばれたら…これ恐いなぁ…」と。(^_^;)『戦争=やってはいけないもの』と日常当たり前に思ってる私。なので「となり町戦争」を行ってる町の戦争に対する意識の違いに戸惑いながらも読みました。*以下ネタバレ反転*戦争終結、あっという間に終わったのですが…。これって、香西さんが「となり町町長の息子との政略結婚」あっての終結なのでしょうか?香西さんも最初のうちは視察業務の為、職務(性的な欲求処理に関する業務)と言う事で主人公・北原氏と何度か寝た訳で。これが本当に「職務」の上での事だったら、私、激怒しちゃいます!!でも、終結後、二人で海に行くじゃないですか。その時に「香西さんも実は北原氏の事を…」と感じました。そしてそのまま、業務が終わったあとも二人は付き合って欲しかった。でも「戦争の巻き添え」で香西さんは好きでもない相手と結婚…。「これが戦争なんですよ」とつぶやいた香西さん、なんだか可哀相でした。*BBS*お奨め度 ★★★
2005.09.13
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高校最後のイベントに賭けた一つの願い。あの一晩の出来事は紛れもない「奇跡」だったと、あたしは思う。ノスタルジーの魔術師が贈る、永遠普遍の青春小説。 図書館に「予約」しながらようやく入手、読みました!2004年度本屋大賞作品です。前には2003年度大賞「博士の愛した数式」も読んでいて、この選択もよかったので。今回、迷わずに2004年度作品も読みたいと思ってました。しかも、恩田さんの作品は「ドミノ」「Q&A」に続く三作目。(「小説以外」はその名の通り、エッセイなので今回は省きました)この作品は来年映画化が決まっててかなり期待大!!で読みました。極々「青春っていいな」って作品でした。いやぁぁ!! 過去に読んだ作品がおどろおどろしい内容だったので今回もそうかと思ってたんですが。話の端々にそのような素振りをした文面もあったし。しかし見事に裏切られた感じです。(ダンナにはもっと素直に物語を読めと非難されてしまいまいましたが)(^_^;)舞台は主人公の通う高校。三年生としては高校生活最後の大イベントである「歩行祭」なんだけど(24時間ひたすら歩き続けるという…一年に一度ある学校全体でのイベント)この24時間の間に、いろんな事が起こるんだなぁ。(笑)好きな子の話、昨年歩行祭に出没した幽霊の話、などなど。「24時間歩き続けるだけの話って面白いのかな?」と不審に思った私が馬鹿でした!! 恩田さんの力量は凄いです!!この話は中高生にはぜひ読んでみて欲しいと思いました。*以下ネタバレ反転*実は、アメリカの杏奈は「自殺」しちゃってて…。その後、あのような不審な葉書を貴子に宛てたのかと勘違いしてました。だって、貴子だって歩いてる最中に「杏奈が一緒に居るような」錯覚を何度かしてるじゃないですか!!?(爆)でもって、弟が出てきて「姉の最期の言葉なんです」とかなんとか。ありそうに思ったんだよ!!(苦笑)過去の恩田作品ならば、そういう展開、いかにもありそうだし!!でもこの作品にはそういったジメジメしたもの無くてよかったです。融と貴子も「異母兄弟」って事今まで隠してたけど。それによって二人の固執が生まれてたわけで…。夜行祭を機に蟠りも溶けてよかった~。私としては貴子の親友・美和子ちゃん、かなり好きです。見た目、大和撫子なくせに賢い子で。良い子だよね!!*ネタバレOK掲示板はこちら*お奨め度 ★★★★★
2005.09.11
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小さな古道具屋に集う人々のちっともかっこよくない恋愛。世代をこえた友情。どこかあやしい常連たち。ゆるりとした空気感がたまらない待望の川上弘美の新作長篇。 私、恋愛小説事態、苦手なんですよね。(^_^;)(実際、某有名作品を図書館から借りてたのですが…。一向に進まず、結局は途中でギブアップしちゃった)何か心理描写が繊細っていうか、たどたどしいって言うか。でも川上さんの描く作品は、前に読んだ『センセイの鞄』が「ほのぼのとした、癒し系って雰囲気がいいなぁ」って感じちゃって。それで川上さんの作品を今回、選びました。古道具中野商店で働いてる主人公・ヒトミ。そして店主である中野さんや商店街、仕事関係の人たちも個性溢れる人が多くって、単なる恋愛小説で終わってないのが◎。勿論、ヒトミの恋愛に関しての話も進行していきますが…。最後の最後に「それから何年後…」と言う形で落ち着くとは予想出来ませんでした。*以下、ネタバレ反転*中野商店が改装と言う形で一旦、店じまいをした際にはヒトミとタケオは「それっきり」になってしまうと思ってたけど。運命の悪戯って恐い!! ヒトミが派遣先の職場で再会しちゃうんだもん!しかもタケオ。立派なサラリーマンになってしまってたんだね!この後、何やら、大人に成長したタケオとの恋愛模様がありそうな、いい雰囲気でのエンディングで、読み終わったあと「ホッ」と暖かい気持ちになれました。ネタバレカキコOK掲示板はこちらお奨め度 ★★★★
2005.09.09
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