お隣さんの国:韓国からの手紙

お隣さんの国:韓国からの手紙

2019/12/29
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今年読んだ本(雑誌、漫画を除く)は、21冊。



1. 夏の庭 湯本香樹実 新潮文庫

思春期に差し掛かった男の子と3人とおじいさんの心温まるお話。
よくありそうなストーリーだとも思ったけれど、
それでも一気読みしてしまった。



2. 四日間の奇跡 朝倉卓弥 宝島社文庫

第1回(2002年度)「このミステリーがすごい!」大賞金賞受賞作。
ファンタジー。

真面目に誠実に生きていても、そのような理不尽なことに直面させられる。
特に、あったものを失った時、
健康や家族や才能などを失った時には
心の中には喪失感、妬みや恨みなどの醜い感情が沸き起こる、
何かを失ったとしても、今の自分には価値があり
そして自分が望んでいるものは「全て与えられていた」
というようなことに気づいていく登場人物たちの声に心が揺さぶられる、
とてもいいお話だった。



3. ハルさん 藤野恵美 創元推理文庫

シングルパパが娘を育てながら、
困ったことがあるたびに亡くなった奥さんが現れて解決してくれるお話で、

が、一番ビックリしたのは「あとがき」かも。
DVの父親と、半分壊れてしまった母親の家庭で育った作者がよくこんな温かいお話が書けたな、と。。。
そして幸福な子供時代を描いたことで作者の心境に変化があり、
子育てをすることはないだろうと思っていたのに、
この作品を書いた後で、息子を持って育てているという。。。




4. 閉鎖病棟 帚木 蓬生 新潮文庫

山本周五郎賞受賞作。
ちょっと切ないけれど温かいお話。



5. 82年生まれ、キム・ジヨン チョ・ナムジュ著 斎藤真理子訳 筑摩書房

感想は、 こちら



6. シャイロックの子供たち 池井戸潤 文春文庫

池井戸潤は好きだし、この本は、一見短編集だけど実際は全部つながった長編というすごい構成なんだけど。。。
半沢直樹シリーズのように爽快ではなく、ちょっと暗くて重い本だった。
ラストもよくわからなかった。
果たして殺されてなくて生きてるの?
殺人犯(?)はどーなったの??
そこらへんは想像にお任せ、というのがこの本の魅力なのか?それもよくわからなかった。



7. 医者の世話にならない生きかた 渥美和彦 ダイヤモンド社

ノウハウ本はあまり読まないし、あまり好きじゃないけど、
超長生きしている医師である筆者の人生観のようなものは読み応えがあった。



<番外編>
大家さんと僕 これから 矢部太郎 新潮社

いつも漫画はランキングに入れてないんだけど、これは特別に。
1作目の手塚治虫文化賞受賞作の「大家さんと僕」は読んでないんだけど、
続編のこの本もとてもおもしろく、かつ感動的な本だった。





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Last updated  2019/12/29 12:10:34 AM
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はんら @ Re[1]:角野隼斗 ピアノリサイタル(11/27) New! 駿ママさんへ 夜10時40分、10時55分発の…
駿ママ@ Re:角野隼斗 ピアノリサイタル(11/27) New! うわぁ、私も行きたかったんですが、夜チ…
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