部屋とYシャツとわらG
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このブログの数年前の記事には、体が大きくなってきたS太によるベッドや壁の破壊が相次ぎ、それを修理した時の記事が結構ある。(中学部の頃が多いか)一見タイルに見える内装を貼り、ベッドも耐震用モデル(ベッド下に避難すれば耐荷重300kg?)にして安心…みたいな記事が最後だったかもしれないが、その後大丈夫だったわけではなく…こわされて、何年もそのままにしていただけである(笑)S太ジャンプの破壊力の前にベッドは金具が折れてしまい沈下。もはやバラされて今はマットレスのみ使用。壁の穴あき状態、最初、中から何か虫が出てきそうで嫌だったが、特別に出ていないようでそのうちこちらもすっかり慣れて、S太はこだわり行動の一環として壁の中に手を突っ込む。2階に来てこの部屋に入った時の儀式で、さわる場所も決まっている…。よその人が来て寝室に入ることもないだろうし…と数年そのままにしてきたが、さすがにいつまでもそのままというわけにもいかんな…と思っていた。別棟の工事やDIYがひと段落して、ベニヤより厚くて加工しやすい板のお手頃サイズ(値段も)が見つかった7月末の機会に、壁紙というより壁の板ごと修理することにした。壊れ方の全貌(笑)まずは板が貼れるようになるべく平たくする。この4枚は、切らなくても行ける2サイズ。板を買う前にちゃんと計測したとはいえ、ピッタリはまってうれしい。残りの部分は2枚で収まるのだが、わけあって真ん中の板は2つに分けて取り付ける。右から2番目の板に、蝶つがいを取り付けて、カギをつける。扉の向こうは…扉の向こうは…ただの壁の中である(笑)おそらく、こだわりから、S太はこの板をキックかパンチでたたき割って壁の中に手を入れたがるだろう…という予測から、「ここを開けるとさわれるよ」という扉をつけてみた!我ながらすばらしいアイデアと実行力!短期入所のお泊まりから帰って来たS太は、説明を受けて「まあ、許してやるか」みたいな表情で扉を開け閉めしていた。そしてこの部屋で、一人、彼は音楽ビデオを見ていたのだが、その2時間程度の間に…。左側もさわりたかったらしい!(泣)釘で打ったその板は裏にぴったりくる骨木がないため、蹴ったか手を入れてひっぱったのか、もうはずれていた。以前の自分ならこういう時にブチ切れてしかったものだったが、「想定内だ」と笑えるようになった今は自閉症児の親として「達観」の域か(笑)そのままだと釘が危ないし、その日の夜に、釘で打った部分をネジに換えてやり直す。これでしばらくは持つだろう。修理した翌朝…板、割れてますが…(>_<)相当がんばって右から手を入れてぐいぐいひっぱったのか、一撃必殺のキックか…。こちらがそのキックをやりたい衝動を抑えて…「もういいや、ベストを尽くした結果だ」とこの夏はこのまま過ごした。その後は夏の帰省からの糖尿病騒ぎ…でそれどころではなかった。が、どうやって直すか…ひらめいた構想があったのだ。折れた木材を一回り小さく切り直し、ホームセンターに行った時にいろんな蝶つがいを比べては、使えそうな数種類を買い置きしていた。そして11月20日、S太が短期入所に行ったワンチャンスのその日に修理。下は完成した姿。もちろんあの金具によって…片方が開いたり両方が開いたり以前からの扉も同時に開けたりその気になれば「脱税のため隠した札束」とかも入れられます…が、扉があることが誰の目にもわかるのでは使えないわな。隠してなくて扉の先に何もない…こんな壁のある家はそうないと思う(爆)いつまで無事かなあ…。
2018/11/20
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