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2024.08.16
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カテゴリ: I experienced
15日から地獄が始まった。

昼食後、吐き気どめの点滴に始まって、
4種の抗がん剤の点滴バックを
1時間、2時間、5分、46時間と、順に交換していく。
点滴は、入院すれば、あらゆる場合について回るので、
さほど苦痛ではないのだが、
通常の点滴と違うのは、
滴下速度を厳密にするために
コントロールマシンがついていること。

動くときはケーブルを抜く必要がある。
長い時間抜いているわけにはいかない。
ソファセットのある広い個室なのに、
ベッドの上にいることを強いられる。
もったいない。

しかも、心電計と酸素濃度計を常につけている。
ケーブルが邪魔で仕方ない。



左手人差し指には、酸素濃度計をつけているのだが、
通常のクリップ型とは違って、
巻きつけテープ方式なので、
キーボードをタイピングできる。


吐き気どめの点滴をしているせいか、
私の場合、吐き気は全くなかった。

食欲の低下もない。

かゆみや蕁麻疹、息苦しい、頻脈などの過敏症の症状もなかった。
いわゆるショック症状に近いので、これがあるとつらいだろうと思う。


15時から入れた点滴は、夜をまたいで翌日14時までだが、
それが終わるとまた23時間の点滴バッグに切り替える。

点滴をしている間はシャワー不可なのがつらい。
丸二日、シャンプーができないのかと、
看護師さんに相談したら、
洗髪してくれてスッキリ。

体は持参した「体拭きシート」で何とかなった。


昨夜は一睡もできなかった。

少し考え事をしていたら、
どんどん考え事が押し寄せてきて、
あれもこれもが頭の中をぐるぐる回る。
頭の中がしんとして、眠気が全く襲って来ない。
仕方ないから、眠れるまで眠るまいという姿勢でいたら、
朝になってしまった。

何を考えていたかというと、
一番多数の課題を抱えている処理事。
実家の売却や現住居のこと、遺産相続のこと、
昨年相続した夫の家の墓の処理のこと、
銀行口座や年金、クレジットカードなど
私名義の金融関係の事後処理のこと、
一番厄介なのが、店の処理。
機器類の処理業者を決めておく必要があるし、
現在契約している業者への契約解除の方法。
そして、葬儀業者との契約と処理方法の決定。
急に死んでも大丈夫なように、
連絡先と処理方法を書面にしておかなければならない。
それに必要な現金の確保と
あとを託す姪への説明等々。

ある程度の整理はついているが、
最終的な作業を早急にしなければならない。

それから、退院後の生活のこと。
今の状態なら、何の問題もないが、
弱ってきたときに、どう生活するか、
どのタイミングで緩和ケアに入るか、
考えても考えてもキリがない。
これは、一人で考えてもどうしようもない部分があるので、
専門家に相談するしかあるまい。

そうした複雑な事どもの合間合間に挟まってくるのが
怖い主治医との会話。

手術が終わった夜、病室を訪ねてくれた怖い主治医の
怖い顔。
意外な展開だったひと時。
そして、2日目の夜も病室を訪ねてくれた。
私の様子を聞いて、すぐに引き上げようとする怖い主治医を
引き止めて話をした。
大した話はしていないが、私の話し相手になってくれ、
最後には、
「あしたも、明るい笑顔で会えるように」
と言って帰って言った。

きょうも来てくれるのか?

幸い、私はきょうも元気だ。
嫌な副作用が全く出ていない。

もし来てくれたら嬉しいと思う。

が、なんか嫌な予定が入っている。

自宅で抗がん剤を使用するときの注意事項を
レクチャーしてくれるミーティング的なものが
あるらしいのだが、時間が決まっていない。

主治医が来てくれたときとバッティングするような気がしてならない。

何しろ、間が悪い、タイミングが悪い虫けらだから。

実は、最初の入院のとき、
怖い主治医が訪ねて来てくれたのに、
虫けらは部屋にいなかった。

パジャマを取りに家に帰っていたのだ。

後でそのことを知って、大変恐縮した。

今回は、逃(のが)すわけにはいかない。

あすは土曜日。
怖い主治医は多分お休みだろう。
退院が日曜日。
話せる機会はきょうしかないのだ。

怖い主治医は外来診察の日。

16時ころまでは外来にいるだろう。

夕食の前か後か。

点滴バッグの交換に来てくれた看護師さんに
レクチャーの時間を尋ねるも、
「わかりません」とのこと。

焦るではないか。

またまた、虫けらの真骨頂発揮か?

虫けらが部屋にいなかったら、
再度来てくれるだろうか。

無理だろうな。

ま、これも運命。

私の人生は、そういう人生だったように思う。

たまーに、驚くほどうまくいくときもあるのだが。

今度、その話を書いてみよう。

そんなこんなで、いま、23時間の点滴バッグが交換された。

焦っていても仕方ない。
昼寝でもするか。





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Last updated  2024.08.18 12:15:20
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