乱読・積んどく・お買い得!?

乱読・積んどく・お買い得!?

PR

×

Keyword Search

▼キーワード検索

Calendar

Comments

chiko619 @ Re:新参者(09/22) 「新参者」読みました。 東野圭吾さんは、…
kimiki0593 @ 相互リンク 初めまして、人気サイトランキングです。 …
Twist @ こんにちは! 遅ればせながらあけましておめでとうござ…
Twist @ こんにちは! 遅ればせながらあけましておめでとうござ…
Twist @ はじめまして^^ 先ほどこのロングインタビューを読み終え…
2009.02.21
XML
カテゴリ: 社会・政治・時事

 「読みたいな」と思って、購読候補に挙げ、
 そんな 記事 を書いてから、もう2年が過ぎてしまっていました。
 やっと読み終えての感想は、「やっぱり面白かった!!」

 日中韓の政治的ケンカは、激しく頻繁。
 それも、戦後の平和が60年も経過した現在に至っても、未だに継続中。
 と言うより、著者によると、戦前より、今日のケンカの方が、
 はるかに激しく、幼稚さに満ち、たいへん感情的なのだとか。



  中国や韓国の人々と付き合えば付き合うほど、
  「あの国のことはわかりにくい」という結論に至っている。
  「中国はまことに不思議な国である」とか、
  「韓国や北朝鮮はまことに不可解な国柄だ」と。
  中国、韓国もそれはしかりで、「日本は本当に不可解な国だ」と皆がいう。
  なぜこうなるかといえば、よく似ているという思い込みが、
  かえって理解の壁になるからだ。(p.21)

三国は、地理的に近い場所に存在し、そこに暮らす人々の外見も大変似ています。
それ故、相手を「他者」として見ることが、基本的に出来ていないらしい。
「漢字文化圏」や「儒教文化圏」というふうに、
三つの国は、同じ文化圏なんだと思い込んでしまいがちなんだとか。


  むしろ理解の妨げとなる。
  実際同じ漢字でも、日本、中国、韓国では、意味や中身が違うものは、いくらでもある。(中略)
  つまり、中国は「漢字文化専用文化圏」、
  日本と韓国(半島)は「漢字文化借用圏」として認識しなければならないと思う。
  こう認識すれば、互いに異質な文化圏であるという前提で、

  理解をスムーズに運ぶための一助にもなってくれるだろう。(p.25)

なるほど!!
同じ東アジアのご近所で、お付き合いをしてきた期間も、とっても長いということで、
「似たもの同士」とか、「同じものを共有する仲間」とか、
「相手は、こちらのことをよく分かってくれている、理解してくれている」と思っていることが、
どうも、色んな場面で、話がうまくまとまっていかない原因のようです。

そこで、著者は、日中韓・三国の文化や国民性の違いを、
様々な観点から指摘してくれており、これがどれも本当に面白い。
「水」や「土」「木」「石」にまつわるお話は、私に新しい気付きを与えてくれ、
どれもこれも思わず「!!!」の世界でした。

中でも、「和」の国として日本を、「闘」の国として中国を、
そして、「情」の国として韓国を捉える視点には、大いに納得。

  「われわれ中国人はいつも自ら平和を愛すると好んでいっているが、
   しかし実は闘争がとても好きである。
   他人が争うのを見ることも好きであれば、自分たちの闘争を見ることも好きである」(p.138)

  韓国語のわからない外国人が、韓国人同士の会話を聞いたりすると、
  まるでけんかをするような様相だし、
  テレビドラマに映る韓国人もつねによく食べ、よく話し、よく笑い、よく泣く。
  このように感情を表現し、伝えることによって、韓国人は「情」を分かち合う。(p.145)

こんな本著の中で、私が最も「目から鱗」だったのは、
日本は「賛否両論」が許される国であり、
中韓は、それが許されない国であるという部分。

  原理原則の強い中韓の社会では、敵方とはつねに妥協しない争いを求められ、
  その戦いこそ正義である。
  多元的思考を許す日本と、多元的思考を抑制し、一元的思考を強要される中国、韓国。
  中国や韓国社会が対外的行動をする際、つねに内部の争いが起こる原因は、
  このような思考を統一するためのプロセスが必要なせいである。(p.222)

事が起こったとき、その原因を内側(自国)に求め、探そうとする日本。
それとは逆に、原因を外側(他国)に求め、その原因をつくった相手を攻撃しようとしがちな中韓。
相手は、これほどまでに、自分とは違うのだということを、しっかりと理解し
それを認めて付き合っていくことで、はじめて、三国関係の未来が開けるような気がしました。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2009.02.21 10:54:04
コメントを書く
[社会・政治・時事] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: