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chiko619 @ Re:新参者(09/22) 「新参者」読みました。 東野圭吾さんは、…
kimiki0593 @ 相互リンク 初めまして、人気サイトランキングです。 …
Twist @ こんにちは! 遅ればせながらあけましておめでとうござ…
Twist @ こんにちは! 遅ればせながらあけましておめでとうござ…
Twist @ はじめまして^^ 先ほどこのロングインタビューを読み終え…
2012.03.20
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カテゴリ: 経済・ビジネス

 「あんぽん」は、それまでの旧姓・安本を音読み、韓国風に発音したもので、
 孫は、中学時代、そう呼ばれることをひどく嫌っていた。
 それは、出自を隠して生きてきた孫の自尊心を、深く傷つけるものだったから。

 そんな『あんぽん』をタイトルに背負った本著であるが、
 実は、孫正義自身について語っている部分は、ごく僅かである。
 同じ佐野さんの 『カリスマ 中内功とダイエーの「戦後」』 とは、かなり趣が違う。
 本著は、彼に繋がる血脈を辿ることで、孫正義に迫ろうとするものである。



孫正義の父・三憲は孫家の血を継ぐ者。
その父(孫正義の祖父)は生活に窮し、半島から日本の鉱山に出稼ぎにやって来た。
そして、李家の血を引く祖母との間に初子が生まれると、
佐賀県の 鳥栖 に居を移し、そこで小作を営み始める。

終戦後、祖父は妻子と共に、一度故郷の 大邱 に戻るが、
そこでは生活が成り立たず、再び日本に命懸けで密航。
そして、鳥栖駅前で養豚や密造酒販売で生計を立て始める。
孫正義も、そのような環境の中で幼少期を過ごした。

その後、父はパチンコ店経営で成功し、その姉弟も同業を営むようになる。

地元では評判の美人で、芸能事務所からスカウトも訪れたという。
そして、その弟は、 山野炭坑 で発生した爆発事故で死んでいる。

   ***

本著を通じて感じるのは、海を越えてやって来た一族の逞しさ、強かさである。

彼が放つオーラ、そしていかがわしさ、胡散臭さの源を、そこに見る気がした。
本著が佐野さんの数ある作品の中で、最も重要な代表作の一つとなったのは間違いない。





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Last updated  2012.03.20 10:35:29
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