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Twist @ はじめまして^^ 先ほどこのロングインタビューを読み終え…
2013.05.11
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カテゴリ: その他

  実は、イヤな記憶に囚われている人は、
  わざわざ自分が強く苦しむように、記憶を書き換えている。」
 これは、本著の帯に書かれている一文。

 そして、本文p.96にも
 「私たちは記憶を自分に都合よく、ときには自分にわざわざ都合悪く書き換えて、
  記憶していることも多々あるわけです。」とある。
 記憶はウソをつくものであり、時に厄介なものになってしまうものらしい。

悪いイメージや、ネガティブな考えが、頭の中を堂々巡りして離れない。

そんな経験は誰にでもあるものなのだろうが、私もまさにそうであり、
また、そういう傾向が、かなり強い方の人間なのではないかとも思う。

だからこそ、帯に書かれた
「自分を苦しめるイヤな気持ちを消すのは、とても簡単なことだ。」の一文は、
とても魅惑的な響きを持つものとして、私の目に止まり、購入に至ったわけである。
そして、本著はそんな期待に応えてくれる内容のものであった。

  しかし、心はそもそも、鍛えたり強くしたりできるものではありません。
  実際、心というものは存在していません。
  私たちが便宜的に心といっているものは、脳の情報処理の状態のことであり、
  科学的には現象というべきものです。
  現象であるものを、テクニックで強くしたり鍛えたりすることができないことは、


何と明解でありながら、衝撃的な文章であることか!
巷にあふれる多くの書物が、「心を強くする」方法や、
「心を鍛える」方法を説いていくところを、全く真逆の結論でピシャリと一刀両断。
でも、実際、脳の機能という観点から考えると、著者が述べている通りなのだと思う。

という感じで、本著は脳の機能という観点から、

どのように扱っていけばよいのかを指南する一冊である。
「記憶」というものを科学的、客観的に見詰めることが出来るのが、最大の売り。

  結果というのは、いつまでも流動的なものです。
  本人が満足できるかどうかは死の間際までわからないし、
  本人への世間の評価はその後もわからないのです。
  とすれば、「これが一番いいはずだ」と主体的に行った選択はすべてベストの選択であり、
  ベストの選択の結果はベストの結果と考える以外に、この世にベストは存在していません。
  そのベストの選択の結果の積み重ねとしての現在は、
  「やはり最高!」と評価すべきなのです。(p.102)

何とポジティブで、前向きな考え方であろう!
まさに「人間万事塞翁が馬」。
でも、本当に共感できる。
こういう考え方で生きていかねばと思わされる。

  現実の結果よりもいい結果を想像して後悔するというのは、
  人間が抱くさまざまな後悔に共通しています。
  典型的なのは、仮想の自分を想像して後悔するケースでしょう。(p.119)

これも、納得の一文。
現実には起こらなかった理想型を基準にして、
そうならなかったこと、そうなれなかったことを後悔するというのは、
考えてみれば、確かに、滑稽で意味のない行為・思考である。

そして、まとめ。

  記憶とのつき合い方の基本は、
  ◇「結果論で過去の出来事を後悔しない」
  ◇「前頭前野を働かせそれを評価する」
  ◇「前頭前野側からの介入に上達する」
  ◇「わざわざ自分に不利になるように統合しない」
  ◇「後悔は無意味ということを知る」
  ◇「過去の記憶はすべて娯楽にする」の以上6つです。(p.130)

その他、トラウマやうつ病への対処、
イヤな気持ちから自分を解放する方法についても述べられており、
読み進めていくうちに、精神が安定し、スッキリした気分になることが出来た。
繰り返し読みたくなる一冊だった。





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Last updated  2013.05.11 17:31:13
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