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chiko619 @ Re:新参者(09/22) 「新参者」読みました。 東野圭吾さんは、…
kimiki0593 @ 相互リンク 初めまして、人気サイトランキングです。 …
Twist @ こんにちは! 遅ればせながらあけましておめでとうござ…
Twist @ こんにちは! 遅ればせながらあけましておめでとうござ…
Twist @ はじめまして^^ 先ほどこのロングインタビューを読み終え…
2015.09.23
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カテゴリ: 社会・政治・時事

 先日最終回が放映された 「ナポレオンの村」 でキーワードとなっていたもので、
 自由主義・競争主義を軸とした、効率性・経済性・合理性を追求する立場と、
 暮らしの「安心・安全・安定」を追及する伝統的立場の鬩ぎ合いも描かれていた。

  大野晃氏の限界集落論では、65歳以上の高齢者が集落の半数を超え、
  独居老人世帯が増加すると社会的共同生活の維持が困難な「限界集落」となり、
  この状態がやがて限界を超えると、
  人口・戸数ゼロの集落消滅に至るとされている。(p.042)


そういった集落に残っているのは、実際に高齢者ばかりになっているため、
地域社会を継承するために、どうやって人を呼び戻すのか、
また、どうやって人を呼び込むのかという対策が、遅れてしまっている。

  2010年代は、世代の観点から見たときに、大きな分岐点となる。
  というのも、これまで過疎地の中心を担ってきた昭和一桁生まれ世代が80歳代を超え、
  平均寿命を突破し始めるからである。
  既に現場では、長い間元気で地域を担ってきた人々が亡くなり、
  リーダー不在に陥るケースも現れてきている。(中略)
  戦前生まれ世代、中でも戦前の教育を受け、
  それ以前の社会形態を引き継いできた最後の世代・昭和一桁生まれが、
  ついに地域社会から姿を消し始めている。

  彼らに地域を託してすでに多くが都会へと出てしまっているわけだ。(p.119)

まさに、現在進行形の大問題がこれである。
世代交代が上手く行われているところは、残念ながら少ないのではなかろうか。
そう、引き継ぐべき人が、既にそこにはいないのだから。
じゃあ、呼び戻す、呼び込むしかない。


  むろん、統合された学校へはスクールバスが出るから、
  子供たちが学校に行く機会が奪われるわけではない。
  しかし、学校の行事がなくなり、地域の人が集まる機会が減ると、人のつながりが薄くなる。
  まして子供たちは集落に住んでいても、
  学校があるときは他の地域に出かけているわけだから、
  統合によって、子供の姿は日中、集落の中で見かけることがなくなってしまう。
  とはいえ、子供がいないから学校を閉鎖せざるをえない面もあるわけだ。
  先生たちからすれば、数名などという少人数の教育は、
  子供たちの将来の人間関係づくりを考えれば、避けてあげたいのも道理だ。
  しかし、子供の消えた集落は、将来への不安を内在することになる。
  次世代を継ぐ人間がいなくなる可能性が出て来るからだ。(p.227)

上記に示されるように、学校の存在は地域にとってかけがえのないものである。
それを失うことは、地域消失に直結してしまうことになる。
本著は、単なる高齢者対策や、地域おこしというレベルを超えた、
地域社会や文化の継承について、深く考えさせられるものであった。





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Last updated  2015.09.23 11:29:12
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