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chiko619 @ Re:新参者(09/22) 「新参者」読みました。 東野圭吾さんは、…
kimiki0593 @ 相互リンク 初めまして、人気サイトランキングです。 …
Twist @ こんにちは! 遅ればせながらあけましておめでとうござ…
Twist @ こんにちは! 遅ればせながらあけましておめでとうござ…
Twist @ はじめまして^^ 先ほどこのロングインタビューを読み終え…
2017.03.15
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 林の中の穴から戻って、私はすぐに秋川笙子に電話をかけた。
 まりえは、まだ家に帰っていなかった。
​ そして、ペンギンのフィギュアはまりえのものだった。
 私は彼女に、それはうちのスタジオに落ちていたと嘘をつく。

 それから、私は免色とフィギュアやあの穴について話し合う。
 30分後に秋川笙子から電話がかかって来る。
 兄、即ちまりえの父親が警察に電話し、こらから警察が来るのだと言う。
 1時半過ぎ、免色を居間に残し、私は自分の部屋のベッドに潜り込む。


私は騎士団長に、まりえを救い出すヒントが欲しいと言う。

  「今日は、金曜日だったかな?」
  私は枕元の時計に目をやった。
  「ええ、今日はまだ金曜日です。いや、違う、もう既に土曜日になっています」
  「土曜日の午前中に、つまり今日の昼前に、諸君に電話がひとつかかってくる」
  と騎士団長は言った。
  「そして誰かが諸君を何かに誘うだろう。
   そしてたとえどのような事情があろうと、諸君はそれを断ってはならん。
   わかったかね?」(p.258)

騎士団長は姿を消し、私は眠りに落ちた。

   ***


いろんなものを自らのうちに呼び込んでいくのかもしれない。
「私」は免色に、そんな風に語ります。
確かに、この世界では無理なことですが、村上ワールドでは「ありあり」。

あの穴こそ、まりえが言うところの「秘密の通路」なのでは?
でも、どこに繋がっているのでしょう?

まぁ、彼の場合、誘うというよりは、依頼するでしょうけど。





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Last updated  2017.03.15 22:03:16
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