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chiko619 @ Re:新参者(09/22) 「新参者」読みました。 東野圭吾さんは、…
kimiki0593 @ 相互リンク 初めまして、人気サイトランキングです。 …
Twist @ こんにちは! 遅ればせながらあけましておめでとうござ…
Twist @ こんにちは! 遅ればせながらあけましておめでとうござ…
Twist @ はじめまして^^ 先ほどこのロングインタビューを読み終え…
2020.04.19
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カテゴリ: 文芸

 でも、登場人物の中で実在するのは、第2章のロバート・タヒナルだけ。
 セザンヌの筆による《マダム・セザンヌ》をデトロイト美術館に遺贈した人物。
 p.61には、彼の写真が掲載されています。

 お話は、この《マダム・セザンヌ》を軸に展開。
 この絵を深く愛したジェシカの夫であるフレッド・ウィル。
 デトロイト美術館のチーフ・キュレーター、ジェフリー・マクノイド。
 この二人の出会いが、デトロイト美術館の危機を救うことに。

   ***


その負債総額は、全米で自治体としては過去最大の180億ドルに上った。
デトロイト市は、財源確保のため美術館所蔵品の売却を検討。
もはや、それは避けがたい状況のように思われた。

ところが、所蔵品は街の歴史そのもので、未来に残すべき文化的資源であるとして、
市民の約8割がその売却に反対。
そして、国内外からの資金援助や市民の寄付を募ったところ、
所蔵品は1点も売却されずに済み、美術館も独立法人として存続したのだった。

   ***

わずか100頁程の小品ですが、心に沁みる作品です。
さすが、マハさんです。





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Last updated  2020.04.19 13:43:21
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