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chiko619 @ Re:新参者(09/22) 「新参者」読みました。 東野圭吾さんは、…
kimiki0593 @ 相互リンク 初めまして、人気サイトランキングです。 …
Twist @ こんにちは! 遅ればせながらあけましておめでとうござ…
Twist @ こんにちは! 遅ればせながらあけましておめでとうござ…
Twist @ はじめまして^^ 先ほどこのロングインタビューを読み終え…
2023.11.12
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カテゴリ: 文芸

 プロローグの段階で、相当な衝撃を受ることになってしまいました。
 それは、冒頭の幼女殺害事件が、 あの少年Aの事件 を彷彿とさせるものであり、
 その犯人が、本シリーズの主人公である弁護士・御子柴礼司だったからです。

   ***

<この国のジャスティス>というブログ主の呼びかけにより、
御子柴に対する懲戒請求書が大量に届き始めたことを受け、
御子柴は、懲戒請求者全員に名誉棄損と業務妨害で損害賠償を請求することに。


そして、洋子は外資系コンサルタント・知原徹矢殺害の容疑者として逮捕されてしまう。
洋子を弁護することになった御子柴は、知原と洋子が食事をしたフレンチレストランや
知原が勤務していたオフィスを訪ねて回るうち、何者かにハンマーで襲われてしまう。
さらに、洋子の家族関係を探る中で、彼女が自らが殺めた幼女と友人であったことを知る。

   ***

残り30頁を切ったところで、ようやく洋子を被告人とする裁判の第2回の公判が始まり、
ここから怒涛の如く、次々に真実が明らかになっていく様は圧巻で、 流石は七里さん
津田倫子や佐原成美について知るためにも、シリーズ既刊を読んだ方がよさそうですね。
それでは最後に、本著で最も印象に残った箇所を紹介します。

  体制を批判し、政治家の失言と芸能人の下半身事情を拾い集め、

  どれもこれも新聞の売り上げ、
  視聴率のアップには欠かすことのできない正義です。(p.299)





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Last updated  2023.11.12 18:07:00
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