乱読・積んどく・お買い得!?

乱読・積んどく・お買い得!?

PR

Keyword Search

▼キーワード検索

Calendar

Comments

chiko619 @ Re:新参者(09/22) 「新参者」読みました。 東野圭吾さんは、…
kimiki0593 @ 相互リンク 初めまして、人気サイトランキングです。 …
Twist @ こんにちは! 遅ればせながらあけましておめでとうござ…
Twist @ こんにちは! 遅ればせながらあけましておめでとうござ…
Twist @ はじめまして^^ 先ほどこのロングインタビューを読み終え…
2024.11.03
XML
カテゴリ: 文芸

 これは、著者の中村さん自身が書き下ろした、
 10年前の慧月、9年前の玲琳、2年前の慧月、そして現在の慧月を描いたお話で、
 付録小冊子の紙幅の大部分を費やした、とても気合の入った作品です。

 今後のお話についても、このエピソードを前提に描かれていくと思われるので、
 これからも、このシリーズを読み進めていく予定の方は、
 通常版と比べ、価格はやや高くなってしますが、ぜひとも読んでおくべきものでしょう。
 と言うか、このエピソードを読めば、今巻のお話の感動レベルがさらに上がること間違いなし!

   ***


護明は弦耀を庇って失明、以後政務に携われなくなり、廃嫡の話が持ち上がった。
そして25年前、皇子たちに唆された前帝の差し向けた術師が、護明と身と魂を入れ替えて逃亡、
その際、術師と入れ替わった護明を、弦耀はそうとは気付かぬまま殺してしまったのだった。

以後、 弦耀は、復讐のため、目の見えぬ、足に傷を負っているであろう術師をずっと探し続けた
そして、25年ぶりの極陰日、術師は入れ替わりの術を使って、他者の体を奪おうとするはず。
玲琳は、弦耀に命を賭して協力を申し出た後、慧月の発言から董が術師ではないかと気付く。
慧月は景彰に、玲琳は尭明に宥められた後、二人は本音をぶつけ合って心のすれ違いを修復、
玲琳は、術師を捕らえるための策を弦耀に伝えると、極陰日に向けて備えるのだった。

洞穴の中で安基に声をかけられた董は、共に凍った湖上を歩き対岸にいる住人たちの方へ。
しかし、途中、氷の表面には皇帝の象徴である五本爪の龍を刺した巨大な旗が敷かれていた。

そして、日食が始まると、住人たちが五家の雛女たちに指導された鎮魂歌を歌い始めた。
董は入れ替わりの贄の印である赤い腕紐を見つけるが、気付くと痰壺の中に閉じ込められていた。

その後、護明の遺体は陽楽丘の中でもとびきり明るい場所に埋葬された。
そして、弦耀とアキムは新たな関係をスタートさせる。
しかし、玲琳には異常事態が発生。


   ***

特典SS『歌唱指導』は、五家の雛女たちによる住民への鎮魂歌指導時の超短編裏話。
そして、『幸か不幸か』は、慧月と玲琳の幼少時の胸を締め付けられるような苦しさや、
慧月が他の四家の雛女たちとの初めて対面、「雛宮のどぶネズミ」と呼ばれるに至った経緯、
さらには、波瀾万丈の鎮魂祭を終えた後の、慧月と玲琳のより強まった絆等を描いたお話です。

次巻は新章に突入、シリーズを通じての謎にも、徐々に迫っていく予定とのこと。
やはり鍵を握っているのは、絹秀でしょうか?





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2024.11.03 21:04:02
コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: