乱読・積んどく・お買い得!?

乱読・積んどく・お買い得!?

PR

Keyword Search

▼キーワード検索

Calendar

Comments

chiko619 @ Re:新参者(09/22) 「新参者」読みました。 東野圭吾さんは、…
kimiki0593 @ 相互リンク 初めまして、人気サイトランキングです。 …
Twist @ こんにちは! 遅ればせながらあけましておめでとうござ…
Twist @ こんにちは! 遅ればせながらあけましておめでとうござ…
Twist @ はじめまして^^ 先ほどこのロングインタビューを読み終え…
2024.11.16
XML
カテゴリ: 文芸

 その後、”波夜人”と名乗る者が、県警相談フォームにメッセージを投稿。
 それは、被害者を口汚く罵ったうえで、自らが罰を与えたというものだった。
 捜査会議に参加した 夏希 は、波夜人との対話を進めるよう指示を受ける。

 夏希の呼びかけに応え、波夜人は被害者・森かずみの「罪状」公表を求めてくる。
 その「罪状」とは、彼女が勤務するキャバクラの顧客・桑原成一に対する結婚詐欺行為で、
 これが公表されない場合、新たにクソ女の死体が見つかることになると恫喝する。
 そして、捜査が進む中、かずみの得意客・山川信彦が容疑者として浮かび上がる。


波夜人から犯行声明が届き、額に『A』の傷痕が残るその遺体は、女優・能勢ゆかりのもので、
本名は阿曽沼莉子、結婚を餌に津田秀夫から多額の金品を贈与させ、彼を自死に追い込んでいた。
波夜人は、「罪状」を公表しないと新たな遺体が城ケ島付近の海に浮かぶことになると脅す。

容疑者として浮かんだ、阿曽沼莉子に執着していた俳優・山村良(本名・兼松正秀)も無関係。
そして、額に『Y』の傷痕が残る3人目の遺体が発見されると、波夜人からメッセージが届く。
遺体は家電大手企業秘書課の石川琴音で、専門商社営業・徳永昌義を横領逮捕に追い込んでいた。
夏希は、性別、年齢共に不詳の波夜人について突如何かが閃く、そしてそこに上杉が現れた。

3つの事件を担当した捜査員に見当をつけ捜索を進めると、大須賀政司警部補が容疑者に浮上。
彼の息子・康司はストーカー規制法違反容疑で取り調べを受け、逗子の海に身投げしていた。
そして、彼をストーカーとして訴えたのは、ファッションモデル・赤井マヤだった。
夏希は上杉らと共に、警察用船艇で逗子海岸へと向かう。



今回は、アリシアではなく、タイハクオウムのピリナが優れた視力を活かして大活躍。
お話が、加藤の臨場シーンから始まったのも初めてでしょう。
新たに登場した小峰江の島署長と芳賀管理官の対比も面白かった。
そんな中、私が今巻で最も印象に残ったのが次の箇所。

  第二項は「死者の名誉を棄損した者は、

  死者である森かずみの場合には
  事実でないことを発表しなければ名誉棄損には該当しない。(p.58)

死者については、それが事実なら、何を言っても名誉棄損にはならない。
死者を貶めても、事実なんだからかまわないということですね。
でも、何か引っかかる……
それって、どうなの?





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2024.11.16 16:43:21
コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: