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私は昨年までの5年間、中国・山東大学などで教鞭をとった。留学に来ている日本の若者たちが、アジア特に日中の近代史に疎いことに愕然とした。彼らが日本の学校で教わっていないからだ。中国では、日本でいう満州事変を「9・18」、日中戦争勃発の日を「7・7」と呼び、国辱の日として新聞、テレビは必ず大きく取り上げる。そのような歴史重視の国に来れば、日本人が戸惑い、恥をかくのは当然である。
そこで私は、高校の社会科に「近現代史」という独立した科目を設けることを提案したい。日本の高校の日本史の授業は、明治までで時間切れになってしまうことが多い。
明治維新から太平洋戦争あたりまでの歴史は、将来の日本にとっても重要な意味を持つ。「近現代史」が独立科目になれば、現場の教師も時間に追われることなく、じつくりと日本の近代の軌跡を教えることができると思う。
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