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2006年10月28日
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カテゴリ: ニュース
中国の大学で歴史を教えたことがあるという人の投書が、9月28日の朝日新聞に掲載されました。投書は、次のように述べています;




 私は昨年までの5年間、中国・山東大学などで教鞭をとった。留学に来ている日本の若者たちが、アジア特に日中の近代史に疎いことに愕然とした。彼らが日本の学校で教わっていないからだ。中国では、日本でいう満州事変を「9・18」、日中戦争勃発の日を「7・7」と呼び、国辱の日として新聞、テレビは必ず大きく取り上げる。そのような歴史重視の国に来れば、日本人が戸惑い、恥をかくのは当然である。

 そこで私は、高校の社会科に「近現代史」という独立した科目を設けることを提案したい。日本の高校の日本史の授業は、明治までで時間切れになってしまうことが多い。

 明治維新から太平洋戦争あたりまでの歴史は、将来の日本にとっても重要な意味を持つ。「近現代史」が独立科目になれば、現場の教師も時間に追われることなく、じつくりと日本の近代の軌跡を教えることができると思う。


2006年9月26日 朝日新聞朝刊 12版 12ページ「声-『近現代史』を独立の科目に」から引用

満州事変や日中戦争がどのようにして始まったのか、一方の当事者として我々は史実を客観的に認識しておくべきであるのは、当然です。この投書が提案するように、縄文時代から江戸時代までの「日本史」と明治以降の「近現代史」を別々の科目として学習するのは大変有意義だと思います。これは大変重要な「教育改革」になると思います。








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最終更新日  2006年10月28日 15時57分12秒


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