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2009年01月18日
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カテゴリ: 政治問題
 福岡市で開催されたトークイベントに出席した作家の大西巨人氏の様子を、8日の読売新聞は次のように伝えている;




 もともと夜型の仕事ぶりが高じ、近年は朝の5時ごろまで原稿用紙に向かう。「なるべく短く書きたい。本人が先にくたばってしまうから」と笑わせながらも、書き出すと筆が止まらないようだ。死刑廃止問題などをテーマにした八つの殺人事件をめぐる物語『八つの消滅』に現在取り組み、8部構成の長大な物語『世紀送迎篇』の構想もある。

 「どの作品もライフワークのつもり、頂上を極めるつもりで書いているが、終わったらこれじゃあだめだとなる。『神聖喜劇』を脱稿したときだってそれは同じ。それが文学、芸術なんです」と語った。

 その約25年かけて執筆した『神聖喜劇』も話題にのぼり、超人的な記憶力を駆使して軍隊の上官と闘う主人公・東堂太郎の名について、東堂は東の国、太郎は男、つまり「日本男児」を象徴する存在として命名したことを明かした。

 戦争中、対馬の砲兵連隊に配属された作家は、格差社会という言葉に象徴される暗い世相について、「昭和5/6年、(戦争へと突入していく)満州事変のころを連想する。反社会主義的なものが跋扈(ばっこ)するという意味においてだ。このごろも 社会主義的なもの は不評だが、 それなくして人間世界の向上はない と考えている」ときっぱり。「お互い努力して世の中をよくしましょう」と、会場に呼びかけた。         (矢田民一也)


2009年1月8日 読売新聞朝刊 12版 15ページ「『神聖喜劇』の後も頂上追求」から引用

 社会主義といえばロシア革命がすべてであるかのように思い込んでいる人は多いが、それは誤りである。マルクスの『資本論』に革命のやり方が書いてあるわけではないし、レーニンと当時の共産党のやり方が唯一の革命のやり方でもないからである。しかし、ロシア革命が起きたことによって、西側諸国にも、労働者の権利を擁護する法制度が整備されたのは、やはり社会主義思想のちからであり、大西氏が言う「社会主義思想なくして人間社会の向上はない」という意見に、私は賛成である。









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最終更新日  2009年01月18日 14時43分43秒


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