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2009年12月20日
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カテゴリ: 歴史認識
 今月は、南京大虐殺をテーマにした映画で日本未公開だったものを、ボランティア・グループの尽力で初めて公開されるという出来事があった。公開直前の東京新聞は次のように報道している;




 上映作品は、当時の映像や生存者のインタビューで構成される「南京」(米国、2007年)や「アイリス・チャン」(カナダ、07年)、「チルドレン・オブ・ホアンシー 遥(はる)かなる希望の道」(オーストラリア・中国・ドイツ、08年)の国内で配給されていない3作品と、今年公開された元日本兵らの証言をまとめた「南京・引き裂かれた記憶」(日本)。

 実行委員の荒川美智代さん(35)は「事件を否定する人たちも出てきて、事件を語ること自体がタブーになりつつある」と危機感を感じている。来日した高齢の被害者が「うそつき女」と暴言を浴びる光景も目にした。「怒りで涙が止まらなかった」と悔しがる。

 1998年には同じように南京大虐殺を扱った映画を横浜市の映画館で上映中、スクリーンが切り裂かれる事件も起きたが、荒川さんは「多くの人に史実を知ってほしい。暴力には屈しない」と話している。映画祭は午前10時から、入場1作品につき999円。


2009年12月12日 東京新聞朝刊 12版 27ページ「南京大虐殺 史実知って-日本未公開の3作品など上映」から引用

 南京大虐殺について、一般の日本人が知ったのは東京裁判において、であった。それまでは、日本軍や日本政府はもちろんのこと、新聞も一切報道しなかったので、無理も無いことであった。例外として、作家の石川達三は小説に書いて発表したことがあったが、直ちに発禁処分となっている。
 東京裁判で事件が明らかになって、責任者は処刑され、中国人民間人や捕虜を殺害した日本兵の一部はB・C級戦犯として処刑された者もいるが、大部分の兵士は訴追されることも無く日本に帰還し、戦後は何食わぬ顔をして一般市民として生活し、未だ存命の者もいるはずである。
 このようにして戦争中、国際法を犯して中国の民間人を殺害した日本人が、戦後口を閉じて何も発言しないのをいいことに、右よりの者が「南京大虐殺なんてウソだ」と言い出すということが、何回も繰り返されている。私が知っている範囲では、70年代に評論家の鈴木明という者が月刊誌「諸君」に書いたことがあった。最近では亜細亜大学教授の東中野修道である。これらの「南京大虐殺はウソだ」と主張する連中の「ウソのつき方」には決まった論法があり、歴史学者の分析によると13のパターンに分類できるそうである。詳しくは、南京事件調査研究会編著「南京大虐殺否定論13のウソ」(柏書房刊)を参照されたい。
 しかしながら、最近は歴史学研究も進み、そのようなウソがもはや通用しない時代になりつつある。特に、若い世代に史実を直視しようという機運が高まりつつあることは大変頼もしい。








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最終更新日  2009年12月20日 19時28分15秒


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