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2009年12月21日
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カテゴリ: 政治問題
 新政権が事業仕分けで無駄な予算をカットする作業の真っ最中に、研究費がカットされたノーベル賞受賞の学者が仕分け批判声明を発表するという一幕があったが、いかにノーベル賞学者とは言え、あの声明はおかしいぞと私は思った。その私の疑問を代弁してくれる投書が、12月11日の「週刊金曜日」に掲載された;




 11月24日、東大、京大をはじめ北大、東北大、名大、阪大、九大などの旧帝大と早大、慶大の九大学の総長、塾長が一堂に会して仕分け批判の声明を発表した。続いて11月25日、ノーベル賞受賞者の江崎玲於奈氏、利根川遊民、野依良治氏、小林誠氏とフィールズ賞受賞の森重文氏5人と発起人の石井紫郎(法制史)東大名誉教授が仕分け批判の緊急声明を発表した。いずれも、危機を訴えるのみで中身はなかった。

 そんな中(11月27日)、浜田剛長崎大学助教が3800万円で演算速度日本一のスーパーコンピューターを製作したとのニュースが飛び込んできた。上記の人たち、さあ、どうする!

 上記旧帝大は国の補助金の大半を使ってきたし、早大と慶大も私学では補助金額の最上位を争ういわゆる「名門校」であり、まず、これまでの国の補助金をどう使ってきたかの説明責任があろう。野依氏は、25日午前中に自民党の文部科学部会に出席してから緊急声明にのぞんでいる。氏はまた、理化学研究所理事長でありながら、7年間にわたって3200万円の海外収入の記載漏れを指摘された納税意識の低い人でもある。

 上記の人たちは、本来社会的に信頼される立場にいながら、旧政権との関係も深く、既得権を享受してきたが、政権交代によって失うものの大きさにおののいているのではなかろうか。また、旧政権側も、このような「名士」を表にたてて新政権を揺さぶろうとの魂胆であろう。それに乗ったノーベル賞受賞者たちも愚か者と思う。


2009年12月11日 「週刊金曜日」779号 60ページ「投書-愚かなノーベル賞受賞者たち」から引用

 仕分け作業を担当した議員が「世界一でなければならない理由は何ですか? 二位ではダメなんですか?」と質問していたが、もっともな疑問である。研究開発費などというものは、最低限の生活ができて余裕があるときに出せるものであり、予算の3分の1が借金、というのは異常事態であり、とても研究だの開発だのと言ってる場合ではない。借金してでも世界一のスーパーコンピューターを目指すべき、などと言ってるようでは、国民を餓えさせえておいて核兵器の開発に血道をあげる、どこぞの国の指導者を批判できまい。










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最終更新日  2009年12月21日 20時55分10秒


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