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2015年01月07日
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カテゴリ: 政治問題
 自民党が総選挙を前にしてテレビ各局に圧力をかけた問題は、公示直前の党首討論の場でも問題になった。12月2日の朝日新聞は、次のように報道した;




 自民党はNHKや在京テレビキー局に対して11月20日付で、出演者の発言回数や時間などは公平を期す▽街頭インタビュー、資料映像などでも一方的な意見に偏らない――などを「お願い」する文書を送った。これについて、会場の記者から「きめ細かく注文が付いている。政権政党が圧力とも捉えられることをすべきなのか」と質問されると、首相は「当然、公平公正にやっていけば全然問題ない」と反論した。

 文書は、首相がTBSのニュース番組の街頭インタビューについて「街の声ですから、選んでおられると思いますよ」などと発言した後に出された。首相自身の指示かと問われると、首相は「いちいちそんな指示はしない。党としてそういう考え方でやったのだろう」と述べた。

 さらに、1993年の衆院選の後の民放連の会合で、テレビ朝日の報道局長(当時)が「自民党政権の存続を絶対に阻止して、反自民の連立政権を成立させる手助けになるような報道をしようという考え方を局内で話した」という趣旨の発言をしたとされる問題に言及。「ああいう問題が起こってはならない」と語気を強めた。

 ただ、テレビ朝日は当時の放送内容について社外有識者を含めて検証し、「不公平または不公正な報道は行われていない」との報告をまとめ、当時の郵政省も「(放送の不偏不党を定めた)放送法違反はない」としている。

 首相が情報発信に利用しているフェイスブック(FB)についても、「一国の首相がいちいち社会現象について(発言を)やることなのか、根本的な疑問がある」と問われると、「時代の変化だ。私の生の声がFBを通して市井の皆さんに届く。批判も受け止めながら活用したい」と述べた。

 首相は11月25日のFBで、大学生が小学生と称して解散への疑問をネット上で公開したことについて「批判されにくい子供になりすます最も卑劣な行為だ」と厳しく指摘。ネット上では、首相の書き込みを疑問視する声が出た。その後、これを削除し、26日に「過ちを犯してしまったら、行動を改めればよい」と改めて書き込んだ。


2014年12月2日 朝日新聞朝刊 14版 2ページ「メディア対応『圧力』批判に反論」から引用

 党首討論の会場で質問した記者は、自民党の申し入れが「政権政党が圧力とも捉えられることをすべきか」と質問している。これが世間の常識というもので、議席の少ない野党が申し入れするのとは意味合いが異なるのであるから当然である。それに応える安倍首相も「申し入れをしたのは自民党だけではなく、共産党もやっている」などとは一言も言っていない。つまり、安倍首相も一定レベルの常識は持っていることが、これでうかがわれる。したがって、選挙報道に関するテレビ局への申し入れについて自民党と共産党を同列に論じることが如何にナンセンスであるか、この記事からも明らかである。ただし、安倍首相は細川政権が発足することとなった総選挙の時に起きた「椿事件」について「ああいう問題が起こってはならない」と語気を強めたそうであるが、この記事が示すように、あの事件はなんら法律に触れるものではなかったのであって「起ってはならない」とまでは言い過ぎというものである。また、ロックのコンサートに出かけたりフェイスブックで発言したり、小学生に成りすました大学生がいたからと言って「最も卑劣な行為」などと大げさに騒いで見せたり、相変わらずの幼児性は、やはり一国の首相の適格性という面で問題である。





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最終更新日  2015年01月08日 12時44分29秒


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