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2017年01月22日
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テーマ: ニュース(96979)
カテゴリ: ニュース
今となっては、オバマ氏は前大統領と呼ばれる立場になってしまったが、任期の最後の2か月間に次々と繰り出した政策について、ジャーナリストの木村太郎氏は8日の東京新聞コラムに、次のように書いている;




■かき回すオバマ大統領

 まず、先月20日 北極圏の米海域の大半と大西洋の一部について石油・天然ガスの掘削を禁止 した。半世紀以前の法律を適用したもので、トランプ次期大統領がエネルギー資源開発の必要を説いているのを阻止する意図が見え見えだとされた。

 さらにオバマ大統領は28日、ユタ州からネバダ州にかけての165万エーカーという 広大な土地を国定史跡に指定し、地域の開発が大幅に制限 されることになった。これも一世紀前の法律を適用してのことで、トランプ次期大統領の環境問題に対する懐疑的な考えをけん制するものと受け止められている。

■イスラエル非難に棄権

 そして外交である。23日 国連安保理で行われたイスラエル非難の決議に米国は拒否権を行使せず に棄権をして、イスラエルのパレスチナ占領地での入植地建設の中止を求める決議が採択された。

 米国は、イスラエルに不利な決議には拒否権を行使するのが慣例になっていた。 オバマ政権は初めてこの伝統を破った ことになるが、イスラエルのネタニヤフ首相は、オバマ政権は陰でこの決議を準備して採決されるようにエ作していた証拠があると非難した。

 これも、トランプ次期大統領がネタニヤフ政権に肩入れし、国際的には首都と認められていないエルサレムに米国大使館を移設することなどを明言していることへの対抗策とみられている。

 さらに、大統領選の最中にクリントン陣営の電子メールがハッキングされ選挙に影響を及ぼしたのはロシアの国家的陰謀だったとして、29日オバマ大統領は ロシアの外交官35人に国外退去を命じた。

 ロシアのプーチン大統領に好意的な態度を見せるトランプ次期大統領の動きを「妨害する以外の何物でもない」(コンウェ一顧問)とされたが、プーチン大統領が報復を留保してオバマ大統領も肩透かしに遭った形だ。

 確かに米大統領はその任期中は最後までその信念に沿って政権を運営できるわけだが、これほどまでに露骨に次期大統領の方針にたてついた例はかつてないとも言われる。

■次期大統領にたてつく

オバマ大統領は最後のひと月間に、その任期8年でもできなかったような大胆な政策を次々と打ち出した わけだが、最終的にホワイトハウスから飛び立つまでまだ日を残している。

 英語で「死に体」を意味する「レームダック(足の不自由なアヒル)」は、これからもその水かきでワシントンの水をかき回し、新たな濁りを残すのではないかと次期大統領周辺は神経をとがらせているようだ。
(木村太郎、ジャーナリスト)


2017年1月8日 東京新聞朝刊 11版S 5ページ「太郎の国際通信-トランプ氏けん制 最後まで」から引用

 8年の任期中には中々実行できなかったような大胆な政策を、最後の2ヶ月間に次々と打ち出したことを、木村氏は批判的に書いているが、私は批判するべきことではないと思います。むしろもっとやるべきであったと思います。特に、パレスチナを侵略しているイスラエルについては、今まで何かと拒否権を発動してかばってきたのが間違いであり、国際正義に反する行動だったのであって、今回拒否権を行使しなかったのは立派だったと思います。オバマ氏のこのような大胆な行動は、アメリカ市民の間では好評で、退任直前の支持率という点ではオバマ氏は史上4番目との報道もあり、オバマ氏は賞賛に値すると思います。





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最終更新日  2017年01月22日 20時07分12秒


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