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2017年01月25日
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テーマ: ニュース(96950)
カテゴリ: ニュース
釜山の日本総領事館前に設置された「少女像」に関連して、14日の朝日新聞は戦争体験を持つ読者の次のような投書を掲載した;




 柔らかい身と心の少女。16歳で特攻隊を目指す予科練(旧海軍飛行予科練習生)へ、死にに行った少年の私と同じ年頃。不意に涙がこみ上げた。旧満州(中国東北部)で満鉄社員の子として暮らした私。 自分も一員になった日本軍と日本人の、朝鮮人に対する無慈悲な扱い、差別を知りぬいている。

 その中に投じられた少女たちの悲鳴が、私に聞こえないはずがない。私は涙を流す。

 私には特攻死が待っていた。少年らに「死ね」と命じた無慈悲な大人たちは謝らない。 死ねば靖国に祀(まつ)って閉じこめ、よく死んだとほめる。 私たちは真っ暗な坂道を転がり落とされるような絶望と恐怖の中にいた。何人もの仲間が死んだ。朝鮮民族をさげすんだ日本人に、少女らが感じた恐怖の闇。民族も立場も違うが恐怖は分かる。

私たちを死なせ、素知らぬふりをした権力者。 今、安倍政権の権力者らは「少女像」に反感むき出しだ。女性に逆に謝らねばならぬのに。 こんな日本人でいいのか。


2017年1月14日 朝日新聞朝刊 12版 14ページ「声-少女像に涙、予科練だった私」から引用

 今までに読んだ戦争体験者の手記の中には「8月15日の玉音放送を聞いて、これでボクは戦争で死ななくてもよくなったんだと思うと、急に目の前が明るくなって、新しい世界が始まるんだという予感のようなものを感じた」というようなものがあって、戦前の教育が「男子は天皇のために戦場で戦って死ぬのが本望」と教え込んで、いかに国民の精神を抑圧していたかということを彷彿とさせることがありました。上の投書の筆者が図らずも気づいたように、予科練で学んで特攻隊に行かされる運命の少年も甘言でだまされて慰安所に連行される少女も、国家権力の前には同じ立場の人間であるということですから、私たちは釜山の総領事館前に設置された「少女像」を批判するべきではありません。私たちは、靖国神社に祀られた戦没者を含む2千数百万の東アジアの戦争犠牲者に対する日本政府の責任を問う立場であることを自覚するべきだと思います。





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最終更新日  2017年01月25日 19時28分35秒


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