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柔らかい身と心の少女。16歳で特攻隊を目指す予科練(旧海軍飛行予科練習生)へ、死にに行った少年の私と同じ年頃。不意に涙がこみ上げた。旧満州(中国東北部)で満鉄社員の子として暮らした私。 自分も一員になった日本軍と日本人の、朝鮮人に対する無慈悲な扱い、差別を知りぬいている。
その中に投じられた少女たちの悲鳴が、私に聞こえないはずがない。私は涙を流す。
私には特攻死が待っていた。少年らに「死ね」と命じた無慈悲な大人たちは謝らない。 死ねば靖国に祀(まつ)って閉じこめ、よく死んだとほめる。 私たちは真っ暗な坂道を転がり落とされるような絶望と恐怖の中にいた。何人もの仲間が死んだ。朝鮮民族をさげすんだ日本人に、少女らが感じた恐怖の闇。民族も立場も違うが恐怖は分かる。
私たちを死なせ、素知らぬふりをした権力者。 今、安倍政権の権力者らは「少女像」に反感むき出しだ。女性に逆に謝らねばならぬのに。 こんな日本人でいいのか。
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