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2017年12月15日
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テーマ: ニュース(96950)
カテゴリ: ニュース
歴史学者で南京大栄誉教授の張憲文氏は、日中間の歴史認識問題について13日の東京新聞で次のように発言している;





――南京事件が政治問題化して久しい。

 「1960年代に研究を始めた当初は、学術的な観点から研究していた。当時の研究者は4人だけだ。 80年代、日本で大虐殺を否定する人たちが現れ、中国政府が重大な関心を払うようになった

 「中国はもともとこの問題で争うつもりはなかったし、一般の人たちも関心を持っていたわけではない。日本が虐殺を巡り中国を挑発し、問題を起こした」

――大虐殺を認める日本の学者でも「30万人以上」は受け入れられない。

 「30万人はでたらめな数字ではない。東京裁判は犠牲者を二十数万人、南京軍事法廷は30万人以上という判決を出している」

 「重要なのは人数ではない。 虐殺があったのか、大規模だったか、残酷だったか、国際法に違反していたか の4点が重要だ。 日本がこの点を認めるなら、被害者数は共同で研究できる

――なぜ歴史問題が解消されないのか。

 「90年代以降、 中国の対日方針は『歴史を鑑(かがみ)に未来に向かう』となった。しかし、日本はこの方針を理解していない。 時に反省の言葉をロにするが、悪い態度に変わることもある。その繰り返しで、首相を含む国会議員による靖国神社参拝も中国を刺激している」

――対立を克服する道は。

 「両国政府が正しい態度を持ち、それぞれの国民を共同の歴史認識に導いていくべきだ。中日関係が良い方向に向かうかどうかは、歴史を忘れないことにかかっている」
(聞き手・浅井正智、南京で、写真も)

<ちょう・けんぶん> 1934年、山東省生まれ。専門は中華民国史。南京大学中華民国史研究センター長などを経て、現在は同大栄誉教授、南京大虐殺史・国際平和研究院院長。日本や米国、英国など9カ国から膨大な資料を集め、「南京大虐殺史料集」全72巻を編さんした。



2017年12月13日 東京新聞朝刊 12版 2ページ「南京事件80年 なお火種」から前半を引用

 この記事でポイントになるのは「中国側は歴史を鑑に未来に向かうとの態度であるのに、日本がそれを理解していない」という点だと思います。少なくとも村山談話には、歴史を鑑にする姿勢があったように思われますが、その後の自民党政権には歴史の事実に向き合う姿勢が希薄で、反省すべき点を隠蔽してひたすら過去を美化するだけでは近隣諸国に警戒心を持たせることになる点に留意が必要と思います。





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最終更新日  2017年12月17日 09時57分42秒


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