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2017年12月26日
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テーマ: ニュース(96951)
カテゴリ: ニュース
沖縄の小学校で生徒が授業で校庭にいるときに上空を飛んだヘリから窓枠が落下した事故が報道されると、被害を受けた小学校や教育委員会に「文句を言うな」という抗議電話が殺到したと、25日の毎日新聞が報道している;





<「やらせだろ」「基地で経済発展してるじゃないか」>被害校への誹謗中傷電話
<「次は何が落ちてくるのか」…子供たちも「やばかった」>

 第二小は1969年、児童の増えた普天間小から分かれて開校した。飛行場は市域の4分の1を占め、市は「他に場所がなかった」と説明する。そもそも飛行場は沖縄戦のさなか、米軍が住民を収容所に拘束しつつ造ったもの。以前は役場や学校、多数の集落があった。終戦後、住民は周辺に住まざるを得なかった。

 米海兵隊は50年代に本土から沖縄に移転を始めたが、当初、飛行場は静かだった。60年代に飛行場で働いた崎浜秀松さん(81)は、「ベトナム戦争(73年和平協定調印)中はがら空きだった」と証言する。その後、様相は一変する。

 沖縄国際大の野添文彬准教授(日本外交史)によると、70年代後半、普天間には米軍岩国基地(山口県)などから新たに海兵隊部隊が移転し、軍用機が激しく飛び交うようになった。野添氏は「本土の基地縮小の結果、沖縄への米軍の集中や普天間の機能強化が進んだ」と話す。

市は80年代、第二小PTAの移転要望を受け、約30億円の用地取得費補助などを政府に求めたが、実現しなかった。 元PTA会長の藤井登良徳(とらのり)さん(68)は 「政府は現状を全く分かってくれなかった」 と振り返る。

 学校側への抗議電話は30件を超え、「やらせだ」など根拠のない誹謗(ひぼう)中傷も多い。翁長雄志知事は21日、 「目の前で落ちたものまで『自作自演』だと来る。それ自体が今までにない社会現象だ」 と語った。

 中傷の背景に何があるのか。沖縄国際大の佐藤学教授(政治学)は「 基地集中を中国の脅威で正当化する誤った正義感 がある。一度デマが広がると、事実を提示しても届かない」と話す。ジャーナリストの江川紹子氏も 「政権に一体感を覚える人には、飛行反対は現政権にたてつく行為と映るのだろう」 と指摘する。

 2013年、東京・銀座でのオスプレイ反対デモは「非国民」との罵声を浴び、昨年には沖縄県東村でヘリパッド移設に反対する住民に大阪府警の機動隊員が「土人」と言い放った。差別問題に詳しいジャーナリストの安田浩一氏は「沖縄が悪質なデマ、『沖縄ヘイト』の標的になっている。それを日本社会全体の問題として議論すべきだ」と語った。


毎日新聞2017年12月25日 08時00分(最終更新 12月25日 10時16分)
https://mainichi.jp/articles/20171225/k00/00m/040/109000c

 沖縄に米軍基地が集中するのは台湾有事に備えるためだという言説は当ブログにもコメントとして書かれたことがあったが、最近引用した新聞記事では、台湾や朝鮮半島の有事に備えるには沖縄は近すぎるのでグアム島に移転する計画があることが明らかになっている。したがって、この記事も指摘しているが、中国の脅威だの朝鮮半島有事というのは、沖縄に米軍基地を置く理由にはならない。また、この記事で江川紹子氏がいみじくも指摘してるが、世の中には独り善がりで国家権力との一体感を感じているが故に、他人が政権批判をすることに意味もなく腹を立てる輩がいる。当ブログにも、そういうコメントが時々書かれているような気がする。





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最終更新日  2017年12月26日 15時25分47秒


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