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2019年01月03日
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テーマ: ニュース(96950)
カテゴリ: ニュース
芸能人が名護市辺野古の新基地建設工事の停止を求める署名を呼びかけたことに対する世間の反応について、文芸評論家の斎藤美奈子氏は12月26日の東京新聞コラムに、次のように書いている;




 それを快く思わない朴念仁が、どうやらこの国にはいるらしい。いわく「政治的発言」、いわく「不勉強で無責任」。

芸能人が社会的な発言をすると、必ずこの種の非難がましい声が出る。 2003年のイラク戦争の際にも、多くのミュージシャンや俳優が戦争反対を訴えて、「不勉強」と非難された。

 相手を不勉強呼ばわりする人は、では普天間飛行場はどうするのだ、といいたいのだろう。

 この件は「普天間か辺野古か」の二択のように喧伝、報道されてきた。だが実際には、辺野古の基地建設によって普天間飛行場が返還されるという約束も保証もない。である以上「普天間飛行場の辺野古移設問題」などの表現はやめて「辺野古の新基地建設」に統一すべきではないか。

 辺野古の案件は第一義的には環境問題だ。よってローラさんの認識は正しい。 「この星と、ひとの、美しさのために。私たちにできることはなんだろう」 とは、彼女が出演するエステティツクーサロンのCMのコピーである。「美しい沖縄の埋め立てをみんなの声が集まれぱ止めることができるかもしれないの」という投稿とも響きあっている。論難するほうがおかしい。
(文芸評論家)


2018年12月26日 東京新聞朝刊 11版 23ページ 「本音のコラム-美しい海」から引用

 ローラの発言を「政治的でよくない」とか「勉強不足だ」と批判したタレントの一人に、西川史子がいる。西川は複数の出演者がいる席での発言で、何故政治的発言がよくないのか、何を勉強するべきか、そんな説明をするような時間はなかったようであるが、察するところ、西川がローラを批判した理由は、西川自身が安倍昭恵と会食した経験があり、その時の恩義からローラの発言が話題になったテレビのその場面では、例え演技であってもローラを批判するふりをしないことには安倍昭恵に会わせる顔がない、といった事情からと考えられる。したがって、西川の主張にこそ根拠がないということである。また、芸能人の政治的発言に批判の声が上がるのは、よくあることであるが、これは明らかに偏向している。松本人志のように安倍首相を持ち上げたり賞賛する言動について、「政治的発言だ」などと批判する声は一度も上がったことはなく、それどころか松本の番組に現職の総理大臣が生出演しても、松本やその番組を批判する声は皆無であった。しかし、ローラのように政府の方針に楯突くような発言の場合は「政治的だ」というレッテルが貼られる。日本人社会の典型的な病理の一つである。





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最終更新日  2019年01月03日 01時00分05秒


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