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2019年01月04日
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テーマ: ニュース(96953)
カテゴリ: ニュース
沖縄県民が県知事選挙を通じて米軍基地の新設に反対する意志を表明しているのに、これを無視して辺野古の海に土砂を投入した安倍政権を、12月16日の神奈川新聞社説は次のように批判している;




 米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の返還合意から22年。名護市辺野古での新基地建設を巡り、安倍政権が民意を無視した土砂の投入に着手した。トラックから土砂がなだれ落ちるさまは翠玉(すいぎょく)色の命あふれる海が悲鳴を上げているように映る。

来年2月に建設の賛否を問う県民投票が行われる予定であり、その前に反対派の意思をくじこうとの目論見(もくろみ) すら感じられる。暴挙がこのまま続くようでは、民主主義国家と確たる自信を持って言えまい。

県民は建設反対の意思を繰り返し示してきた。 9月の県知事選では、急逝した翁長雄志前知事の遺志を継いだ玉城デニー氏が過去最多得票で当選し、「辺野古ノー」の民意を改めて突き付けもした。

 それにもかかわらず、である。選挙で示された民意をこれほどないがしろにする政権がかつてあっただろうか。もはや「強行」というより「暴走」という表現が似つかわしい。安倍首相の言う「県民の思いに寄り添う」とはまさかこういうことを指すのか。民意に対する謙虚さがみじんも感じられない。

 沖縄県は建設費用が最大2兆5500億円に上り、当初計画の10倍以上に膨らむと試算する。無論、税金だ。県はまた、運用まで13年を要すると見込んでもいる。想定通りなら普天間の早期の危険性除去は望めず、辺野古移設の破綻は明らかだ。

 防衛相も日米が掲げた早ければ2022年度の返還は困難との認識を示している。「辺野古が唯一の解決策」と語り、建設を強行することの理が全くうかがえない。

 「一刻も早く工事を進めて既成事実を積み重ね、県民を諦めさせようと躍起になっている」。玉城知事の批判にもだから説得力がある。

 責めを負うべきは政権の振る舞いを論難することなく、結果的に黙認してきた私たちも同じと言えよう。くしくも普天間近くの保育園や小学校に米軍ヘリの部品が落下して1年。子どもたちの安全を願い、当たり前の日常を望む保護者の思いにどれほど真摯に向き合ってきただろう。

沖縄県民の苦渋を私たちの苦渋として引き受ける意識が今こそ求められている。 政権の独善的な姿勢を許さず、民主主義をこそ取り戻す。この日を決して忘れてはならない。


2018年12月16日 神奈川新聞朝刊 A版 17ページ 「社説-この日、決して忘れない」から引用

 沖縄の県知事選挙は与党側が応援する候補が基地問題を論点化することを巧みに避けても、オール沖縄が応援する候補が堂々と「基地建設反対」を掲げて当選しているのであるから、政府は沖縄の「意志」をもはや知らないとは言えない。知っていて尚、これを無視して米軍基地建設を強行するというのであるから、これは悪質である。その上、上記社説では触れていないが、沖縄県知事が工事許可を取り消したにも関わらず、防衛省は「私人」になりすまして「救済」を求めるという違法な手続きで裁判所に対して知事の「取り消し」決定を無効とする判決を出させるという茶番まで演じている。自民党政権がこういう無法をはたらいているという現実を、今年の2回の選挙投票日まで、有権者はしっかり記憶して投票に臨んでほしい。





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最終更新日  2019年01月04日 01時00分07秒


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