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出版不況で本や雑誌が売れないなか、ネット右翼的なものには一定数の読者がいるという情けない事情があるのでしょう。
しかし、差別や排外主義といったものは、あおれば手に負えなくなる病のようなものです。人類はそれで何度も大失敗を経験してきました。少なくとも知識人や責任あるメディアはそれをやってはいけない。今回はそういう最低限の衿持(きょうじ)も捨てた編集だったと思います。
重要なのは、 今回の騒動の登場人物が、安倍政権の応援団ばかり だということです。
自民党の杉田水脈議員は、昨年の衆院選で中国ブロックの比例単独最上位候補になって返り咲きました。こんな扱いを受けたのは、安倍晋三首相かその周辺の意向がなければありえません。
10月号の特集でLGBTと痴漢を同列視した自称文芸評論家は、安倍首相をほめちぎる著書で世に出た人物です。 その本は安倍首相の政治団体などが何千部も買い取ったこともあってベストセラーとなりました。 要は首相のちょうちん持ちです。
こういう人々と安倍政権が共鳴する形で、日本社会に差別や排外主義をまん延させている わけです。今回の問題は、表層的には『新潮45』問題ですが、実態としては「安倍政権問題」だと思っています。
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