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案の定、ガザでの殺戮(さつりく)により国際的圧力にさらされていたイスラエルは「敵に囲まれた永遠の被害者」役に返り咲き、それを容認する偽善が露呈して形勢が悪くなっていた「主要先進国」たちも再び道徳的優越感に浸れる新展開に喜々として、ガザでのジェノサイド関連ではついぞ聞かれなかった「制裁」という言葉を早くもイランに対しては振りかざす。今もガザでは1日に100単位の市民が死傷しているのに、加害者はこれで悠々と被害者ヅラできる。この罠(わな)にはまるも地獄、はまらぬも地獄の状況を自ら作ったのはイランだ。そして今度はイスラエルがイランを攻撃との報道。愚の応酬が、罪なき民の命を弄ぶ。
(文筆家)
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