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日曜日、息子の“タカ”とまた映画「オハイエ!」(白石上映会)を観に行った。 前回のりのりだった“タカ”にもう一度見せたかったのだ。 会場の駐車場に着くと、“タカ”の施設の大型バスがとまっていた。 “タカ”に「もしかして、仲間たちが観に来ているのかも知れないね。」と話しかけると、バスの周りをぐるっと回って、入り口に向かって走って行った。 <タカのようす> 中に入って施設の人たちを探すと、右端の一角に20数名の人たちが陣取っていた。 タカを連れて行くと、知っている人がいて誘ってくれた。 引率者に訊くと、同じ施設のグループホームの人たちとのこと。 仲間といっしょになったタカは、お気に入りのところで体をゆすって楽しんでいた。 上映が終わったら、映画の中にも出ていた市内のダンスグループと隣町の高校生によるアトラクション。 ここで我が家のタカ君、いよいよ本領発揮! 仲間から背中を押されてステージへ。最初はようすを見ていたものの、 主題歌「オハイエ!」の手話合唱と踊りに得意のジャーンプ踊り! お姉さんたちを前に、大ハッスル! 彼にとっては、なんとも充実したひと時となった。 話は後先になるが、小生にはもう一つ大事な話があった。 <監督と> 受付で、監督は?とスタッフに訊くと、受付にいた奥さんが直ぐ呼びに行ってくれた。 跳んできてくれた監督に「“仙台筋弛緩剤えん罪事件”を映画化しないか」と持ちかけたのだ。 突然なことで、失礼でとっぴょうしもない話だったが、「オハイエ!」の感覚でこの事件を撮ってもらったら?と思ったのだ。えん罪防止のために。人権を大事にするために。 資料として、以下の二つのDVDを渡す。 ●2002年9月にテレビ朝日で放送された「報道特番座・スクープ 仙台点滴事件の真相~筋弛緩殺人はなかった~」●「仙台 北陵クリニック事件ー再審請求に向けて 今何をなすべきかー」 この事件は、無期懲役が決定されたが、真相究明はなされていない。その点では現在も進行中の事件といえる。だから、映画化するにはたくさんの壁があり、大変難しいと思う。 監督は、「見ます」と受け取ってくれた。 「オハイエ!」、障害者問題に触れながら、何とも言えぬ爽快感があとを引く映画だった。
2009.11.30
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昨日は、午後「仙台筋弛緩剤えん罪事件(北稜クリニック事件)・守大介さんを守る会第2回総会」が仙台で開かれた。 会場は、「宮城県婦人会館」。 仙台は今、イチョウの落葉の季節。 初めての所。楽しみながら迷って到着。 総会は、担当弁護士から経過説明が行われていた。 ついで、主任弁護士がこれまでの裁判の問題点について説明。 主に●鑑定のあり方と裁判での取り上げかたの問題 ●病態・症状論ー事件発生から分単位での病状変化の問題 について、詳細に振り返り、この事件はなかったのであって、当時小6女児の病態は脳症からくるものとした。 今回の参加者は77名。北海道や四国からの県外参加者も20名を超えた。 最後に、守大介さんを救い出すことを確認しあって閉会した。 今、えん罪は身近に作り出される環境にあることを忘れてはいけない。 あってはならないことだが、明日は、我が身ぞ!
2009.11.29
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今日も小春日和。 でも、喜んでばかりはいられない。 妻が育てている「ブロッコリー」は、バレーボール大。 食べきるのが大変だあ・・・ 「ブロッコリー」の食用部はつぼみの塊り。 そのつぼみが咲き出してしまった。黄色い花がてんてんと。 早く食べようとしても、ムリ! おまけに、「ぼちぼち村」のもいっぱいあるし・・・ 先日、熊本の同級生の女の子“すずちゃん”から送られてきた“カライモ(さつまいも)”の「黄金千貫(こがねせんがん)」が、袋の中で芽を出し始めちゃったのだ。 まいっちゃうなあ・・・ (中央の赤紫が芽) 生き物は、環境の条件に合わせて生きるのだからしかたがないけど、あまりにも変化が大きすぎる。
2009.11.29
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昨夜は、我が家の映画鑑賞会。 題名「オハイエ」監督、菊地昭典。 宮城の団十郎さんからの紹介で観にいった。 この聞きなれない「オハイエ」とは、「オハヨー!」と「イエー!」を合わせた言葉。 この映画は、2001年に仙台市で始まった障害児・者が中心(健常者も含む)の「とっておきの音楽祭」の2006年版を47人のカメラマンが捕らえた感動のシーンを集めたもの。 耳が聞こえなくても寝たきりでも、どんな障害を持っていても、音楽は楽しめる。 その楽しみ方は、一人ひとり違うのだ。 まさに「みんなちがって みんないい」のだ。 我が家のタカ君、親から離れた所に席をとって(自立しようとしているところか?)好きな曲には体をゆすって「うん うん・・・」と歌っていた。まさに名歌手だ。 後には、さっぱりとした清涼感のようなものが残った。
2009.11.28
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薄日和だが暖かい。 昨日のこと。 浜の畑で帰りかけたら、頭の上を「ハクチョウ」が5・6羽飛んでいった。 ああ、そうだ。「ハクチョウ」の季節になっていたと、大急ぎで近くの「龍神沼」へ。 もう、4時半。薄暗くなっている。 すぐ「カモ」の仲間たちがお出迎え。なつっこく近づいてくる。 いたいた!「ハクチョウ」たちが、沼の奥の方にかたまっている。 去年までは、人が立ち寄る石段の近くにいたのに。 それに、13羽と極端に少なくなっている。 鳥インフルエンザの関係で、去年から餌やりをストップしていたのに?と思いながら、トイレ兼休憩室に入ってみる。 一昨年までは、ここの隅に餌用の“くず米”が置かれていて、訪問者が自由に餌をやれるようになっていたので、今年の対応はと確かめたかったのだ。 あった。米袋の底にくず米が少し残っていた。 管理している人たちが、名や藻ながら工夫しているんだろう。 鳥たちはそろそろ眠りにつく時間。そっと立ち去った。
2009.11.27
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午後、浜の畑の草刈りに行った。 ごらんの通りの荒れ地。 と「セイタカアワダチソウ」と「ススキ」が目立つ。 今頃刈ったってしょうがないのにと言われそうだが、せめて道端の枯れ草くらいと思って刈り始めたのだ。 ところが、圧倒的に「セイタカアワダチソウ」と「ススキ」が多いのに、ある部分は少なくなっている。 そこは、「ヨモギ」が広がっている。 枯れているのが「ヨモギ」。(土の中では、来年に向けて元気いっぱい) つまり、他の植物を押しのけて繁殖する「セイタカ」や「ススキ」は「ヨモギ」にはかなわないのではないのか? と、大?発見をしたのだった。
2009.11.26
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朝方の雨が止んで、日がさしてきた。 しずか・・・ 蔵王町の遠刈田温泉の外れ、「メタセコイヤ」が光っていた。 「電飾で飾っちゃ~、おしめぇーよオ!」 きのうの「川原子ダム」の水位。 また減った。一日一日減っていく・・・ 「これじゃー、おしめーよオー!」
2009.11.26
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●「ぼちぼち村」の野菜。 ブロッコリー初収穫。 “うめんつあん”のような超でかものにはならなかったが、ちょうどいい食べごろサイズ。 生でかじってもうまい。 ニンジンは種蒔きが遅かったので、なかなか大きくならない。 おまけに、ノウサギ?からかじられたところもある。 雪がとける頃には、ネズミたちに食べられているだろうけど、春を待つしかない。 ●“うめんつあん”の秘伝の策教わる 「ムラサキシメジ」はとっくに終わっていた。 ところが”うめんつあん”は3度目を収穫したと言う。 どうして?と訊くと、ニヤニヤしながら『周りを鎌の先でやさしくかき回し、落ち葉を乗せて軽く押さえておくだけ』と秘伝を教えてくれた。 ほんとなの?と、さっそく始めた。 5・6個目のマウントにきたら、落ち葉の下で大きくなって流れかかったムラサキシメジ。 もったいなかったなあ。終わったと思い込んでいたから。 “うめんつあん”はこういうのもしっかり観察しているんだろうな。 『自然に学び、“うめんつあん”に学ぶ』だな!
2009.11.25
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午後、「ぼちぼち村」へ。 落ち葉の道を下りると、目の前のウメの枝に鳥が止まった。 羽の模様からすると「コゲラ」(キツツキの仲間) のようだ。 しばらく水場に下りていたが、羽づくろいでもしていたのか? やがて、もとの枝に戻る。 また「カカカカカ・・・」と葉の落ちた森に(餌さ探しの)乾いた音が響くだろう。 間もなく、ダムの方へ飛び去っていった。 そのダムは、この3連休中に更に干上がっていた。 散歩に来たカップルも残念がっていた。
2009.11.24
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先日、渡里町の産直市場で珍しい物を見つけた。 見るからに、柑橘系。 どこかで見たようだが、初めてお目にかかる。 タカと無料のキノコ汁をご馳走になりながら、活用方法を考えて、決定。 名前を聞くと、持ち込んだ人は「オニユズ」といっていたそうだ。しかし、ユズのような強い香気はない。 栽培者は近くの人だというから、大きいのを2個手に入れる。(1個280円) 直径が20cm近く、高さは15cmくらいもある。 まるでザボンかバンペイユなみ。ただ、軽い。 インターネットで検索すると、「オニユズ」ファンがたくさんいらっしゃる。 「シシユズともいうが、ユズの仲間ではなくブンタン(ザボン)の仲間だ言うことが分かってきた。 そして食べ方もザボンと同じ「砂糖漬けやジャム」など。 何といっても、この形に惹かれた。 1顧は、90才になる九二一つあんにプレゼント。 我が家ではしばらく厳寒に飾ってから食べることにした。
2009.11.24
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午後、久しぶりに3町合併反対で協力してくれたTさんを訪問。 そしたら、昨日8日間のイタリア旅行から帰ってきたところだとのこと。 いいところに来たと、イタリア土産のお菓子をご馳走になりながら観光地巡りの話を聞く。 イタリアはどこもかしこも遺跡、遺跡で驚いたそうだ。中でもポンペイは言葉では表せないほど良かったそうだ。 Tさん夫婦もいろいろ悩んだ時期があったからなあ・・・良かった、よかった。 おれも、息子のタカとゆっくり外国を歩きたいなあ。 なんて、内心うらやましがったりして・・・ 人というのは、他人(ひと)のことがよく見えるもの。 おれんちにも、おれんちの良さがあるのに、ね。 マイペース、マイペース。 一帯、訪問の目的は何だったんだっけ? アハハ~
2009.11.23
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朝からぽかぽか陽気。お昼前に13℃。 昨日干した柿は、表面が乾いてきた。今の所、ヒヨドリの被害なし。 マルハナアブの羽音が行ったり来たり。 <浜の畑のようす> 草ぼうぼうの畑の中で、パッと目につくのが「ハゼ」の紅葉。 今年の紅葉は、とりわけ美しい。 実生から育てて、枯死の危機を何度か乗り越えて、この場所にすっかり落ち着いた。 ただ、東北の寒さのせいか、幹として立ち上がらないのが気になっている。 その脇には、宮崎南部の海岸沿いの狭い道路の斜面で採取した「ノジギク」 今年は、花が大きく鮮やか。家菊(栽培種)の原種の一つといわれる。 そして、角ではアシの枯葉に阿武隈颪(あぶくまおろし)の寒風をよけてもらって「ヤツデ」が花をつけた。 5・6年かけて、やっとこの環境に馴染んできたのだろう。 困ってしまうのが「セイダカアワダチソウ」と「クズ」と「ススキ」などなど・・・ やせ土でも、たちまち占領されてしまうのだ。
2009.11.23
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晴れ。気温9℃の昼下がりのぽかぽか日和。 ●朝から、先日もいだ柿の「干し柿」作り。 皮むきは女房。むいた柿を紐に通して吊るすのは小生。 今年の柿は、大玉ぞろいで、熟す前だったので楽だった。 全部で107個。 2階の軒下に吊るしたが、心配なのは、ヒヨドリ。 彼らは甘いのが大好き。 もう、周りを飛びまわっている。 えさ用には、木に残しておいたのだけどなあ・・・ 晩秋の日差しを受けて、風に揺れている。 表面は乾いてきた。 ミツバチが一匹止まっていった。 ●夕方の海辺にカモ?の群れ 午後、タカと二人で浜の畑に行った。 畑の様子は明日書くとして、いつものように磯浜の海を見に行った。 ここのところ、海が静かなせいか漂着物が少ない。 漁港の南側に行くと、アレッ? 黒い点々が岸に向かってくる。泳いで向かってくる。 初めて見る光景だ。 近づいてくるのを待っていると、鳥だ。 黒い鳥と言えば、ウミウ? それにしては、体が小さく、動きも違う。 頭を海中に突っ込み、逆立ちして餌をとっているようだ。 性格に数は数えられないが、100羽は超えそうだ。 30分ほどじっと見ていたので、体が冷えてしまった。 帰ってから写真を見ると、どうもカモの仲間みたいだ。オナガガモ? 自然界は、分からないことだらけ、知らないことだらけだ。 そんなことに出くわしたときは、ほんとに楽しいのだ。
2009.11.22
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●南蔵王山麓の晩秋 ここは「ぼちぼち村」より少し低い“川原子”(かわらご)集落。 まだコナラの紅葉が彩っている。 ●スーパーの会長の話 午後、タカといっしょに名取市のホームセンターMにチェーンソーを見に行った。 3万円出せばまずまずのがあるが・・・ ついでに、その中に入っているスーパーにタカのおやつを買いに寄った。 入ると直ぐに会長の“きっつあん”に出会った。 近くのベンチに誘うと、この秋からのスーパー事情について話し出した。 「あんたやぁ。今年は何でも安い。生産者も小売業者も大変だ。 市場では、大根8本が180円でブロッコリーは一玉5円だぞ。熊本みかんで880円だど。千円以下だと採算が取れねぇんだど。 これでは、赤字で作られなくなるべ。おらたちももうけらんねぇ・・・」 と、熱が入る。 ほんとにそうだ。国が言うようにデフレが身近に感じられる時代に入っている。 民主政権よ、舵取りを誤らないでくれよ! 彼のスーパーは8店舗あるが、この店が一番の売り上げだそうだ。
2009.11.21
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この前から「ぼちぼち村」の前のダムの水が、まだ、減り続けている どんどん干上がっている。 この調子だと、去年と同じ程度に抜くつもりだろう。 今週初め、ほとんど歩く人がいないダム周辺の遊歩道の入り口に看板が立てられた。 これで活用者が増えるのだろうか。 魅力がなければ、人は来ない。 市には、自然環境を生かす姿勢は感じられない。 宝の持ち腐れだ。 トップの力量が問われるぞ!
2009.11.20
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「福島県と宮城県とは文化が違う」と感じることがある。 福島・桑折町の田舎の町外れに目を引くデザインの建物。 時期は、昭和の初期か?大正や昭和初期の香りがする建物は、隣の国見町にもあった。 今は、「コミュニティー消防センター」となっている。消防車などはない。 その隣には、小さな祠(ほこら)がある。 だから昔は、今よりずっと町外れ・・・ その傍らに、「住吉館跡」という削れかかった案内板。 「室町時代初めの平城で、伊達氏の分家の大條(おおえだ)氏の根子屋(ねごや・住宅)だった」ということが分かる。 中に、堀と土塁が残るとある。 数段の石段を登ると、なるほど祠の裏にあった。 木立の向こうに水が光る。 ゴミも見える。家庭排水の溜まり場になっているのかな? そして、土塁は堀の堤防としてあるようだ。 隣はお墓。ここが大條氏の菩提寺。 先人たちの息づかいが伝わってくる。
2009.11.20
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裏の「とやま柿」の柿もぎをした。 毎年のことだが、上る前が緊張する。 梯子から枝に移ると、足場を固めて竹ざおを持つと柿の玉を見つめ無我の境地。 竿の先に実の生っている枝をはさむ。(竿の先は割いて枝をはさみやすくしてある。) 竿を回してボキッと折る。実の重さがずっしりかかる。 ここで慌てず、そっと そっと引き寄せ実を外し、下で待っている女房に投げる。 ナイスキャッチができるといいが、ちょいちょいポロリ。 去年は不作だったけど、今年は大玉が多く数もまぁまあ。 全部で100個を越えた。 明日から、皮むきだ。忙しいぞ!
2009.11.19
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今朝、ベランダの水に3mmほどの氷がはっていた。 昨夜は、星が瞬く冷える夜だった。 おととい、しばらくぶりに団十郎さんを訪問。 中国貴州省から贈られた「ツーリー」(バラ科)の実が、彼の庭で黄色く実った。 その実を分けてもらった。 直径5cmくらいのトゲトゲの実。 これには、ビタミンCがレモンの数倍も含まれているなど、他の果実にない有効な栄養素がいっぱいなのだそうだ。 彼は奥さんと、ジュースやジャムに加工して、地域おこしに役立てたいと考えている。 実現できるように願っている。 いただいた実を、九二一つあんに見せる予定だ。
2009.11.19
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「ぼちぼち村」は、昼から雪になった。 玄関前の「コマユミ」の実に雪が舞う。 子どもがいなくなった「不忘(ふぼう)分校」。 聞こえてくる。雪の向こうから、子どもたちの声が・・・ 夕方、雪、上がる。 クマザサ(チシマザサ)を「熊笹」だと。 尾根の林を「林」だと際立たせていた。 葉をふるったカラマツが、 明かりを惜しんでいた。
2009.11.18
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今朝は青空が広がった。 我が家の「とやま柿」(大型の渋柿)は葉を落として“柿色”の実が姿を現した。 あっ!やっぱり、やられている。 そういえば、この前からヒヨドリがせわしなく来ていたなぁ。 鋭いくちばしでえぐっている。まだ渋が残っていたのかな? こちらは、すっぱりだ。うまかったんだろうなぁ。 去年は不作だったが、今年は大粒で収量は平年並みのようだ。 あした晴れたら柿もぎをしよう。
2009.11.18
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雨風が吹いて泣き出した。 こんな日は、陽の温もりがほしくなる。 10月の末のこと。 ここは福島県の北、国見町の「あんぽ柿」の里。 畑にも家々の庭にも、あちこちに柿提灯が燈っている。 その中に、光る鳥居。「おたき神社」とある。 参道の両側は、やはり柿。生り過ぎなのか枝枝に支え棒。 4つ5つの鳥居をくぐって境内へ。 境内に上ると、目についたのは神殿の脇に並んでいる小屋? しめ縄も幣(ぬさ)もない。 ひかれて覗いてみると、根元から横に這っていたような切り株。 さほどの大木でもなさそうだ。樹種は分からない。 どんないわれがあるのか、屋根の下に囲われ保存されているとは? 左に下ると、う~ん! すばらしい湧水池!すごい透明度! 遊歩道を少し下ると、小さな湧水池。 ここには水神もまつられている。 池の中にも杉木立ち。 下の遊水池に、ウキクサが広がりだしていたのは気になったが、神の域として守られているのはいいことだ。 畑の角には土壁の物置。宮城側では見かけない。、 民家の塀からは、ビワの花がのぞいている。 駐車場の隣には、柿の実シャンデリア。 ひと玉消して、さよ~なら。
2009.11.17
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山は時雨の季節。 寒くなってきた~ 白石スキー場のゲレンデの上部はうっすら白くなった。 落ち葉の道を一人歩く。
2009.11.16
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でたでた 出たよ!ソラマメの芽が 先月蒔いたソラマメがやっと。 懐かしい葉っぱが伸びている。 来春の花が楽しみだ。 昨日の今頃は20℃あったのに、今日は12℃。 昨日が異常だったのだが、8℃の差 おまけに、風があるので余計寒さを感じる。明日の予想最高気温は、13℃。
2009.11.15
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午後腫れてきて、5時なのに20℃。 外が暖かい。 午前中、隣の川崎町に行ったら、霧雨。 クモの巣に水玉の宝石がついている。クモと霧の芸術だ! これまた この時期にはとても珍しい。 雨が上がるころ、庭のシダレザクラの枝に「スズメ」の群れが♪チュンチュク チュン♪ 近づくとパ~ッと飛び立って、近くの休耕田の草むらへ。 セイダカアワダチソウの花の中に吸い込まれていた。 脇の5間堀では「カルガモ」の群れが。 えさ探しに忙しそうだった。
2009.11.14
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どんより曇り、時おり小雨。気温、高め。 先日、このブログを毎日見ていると言うOさんに「ナメコ」を少し届ける。 顔を出した彼は、ニコニコしながら「そろそろ回ってくると思っていた。」と言う。 彼は、車イス。 ああ、そうだったんだ。 気を遣わせると思って遠慮していたのだが・・・ 気持ちを受け止めることができた。 帰りに、うまい生牡蠣とりんごをいただいた。 潮の懐かしい香りが口いっぱいに広がる。 帰ってきたタカも喜んで食べた。 牡蠣汁と醤油をたらして煎って楽しむ分も確保する。 つながりは、ありがたいなあ・・・
2009.11.14
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夕方から、また雨。 日中いっ時の日差しに、ダム湖の淵の紅葉燃える。 ダムの水が抜かれなければ、水面に揺れる紅葉も楽しめるのに、映すべき水の半分以上が抜かれてしまった。 白石市の気持ちは、寂しいなぁ・・・
2009.11.13
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昼、冷たい霧雨が止んで青空がのぞいてきた。 最近の雨で「ぼちぼち村」のナメコが大豊作。 正直言って、もてあまし気味。 と言えば、ぜいたくだな。 中には、傘の直径が10cmになるものも。 こんなナメコは見たことがない人が多いと思うけれど、身も厚くうまい! 焼いて食べてもよし、天ぷらにしてもよし。 たくさんの人に喜んでもらえればと思っている。
2009.11.13
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雨は止んだ。気温は、きのうより5℃低い。 「ぼちぼち村」の野菜たちは、冬に向かって元気いっぱい。 大根は大根らしく育ってきた。 プロの農家なみ? 完全無農薬、有機栽培だぞ! 小生にとっては、初めて でも、しまった!というのもある。 ハクサイだ。種蒔きも遅れたし、間引きを怠ってきたのが今響いている。 つまり、ここまで育ってしまうと、どれを間引いたらいいか迷ってしまうのだ。 そして、少し間引いてもたちまちいっぱいになって処理に困る。 これで、ひとかかえ。 我が家に持って帰ると、「どうするの!」と文句を言われる。 捨てるのはもったいないので、あちこち喜んでもらえる所を探しながら帰ることになる。 今回は、先ず耕してくれた“うめんつあん”に見せて、堆肥を撒いてくれた弘さんにお礼に大根を置いてきた。(彼は自分では作らない。堆肥を運んで実家からもらってくるのだ。) しかし、間引き菜はもらってくれない。 そして、芋煮会にきてくれた女性獣医のMさんに持っていった。喜んでもらってくれた。 よかった よかった! でも、まだまだあるよ・・・
2009.11.12
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今日は雨。 一日閉じこもることになりそうだ。 きのう「ぼちぼち村」の畑のサツマイモを半分掘った。 南蔵王山麓の標高600m。冷涼な地。 きのこ屋の“うめんつあん”からベニアズマの苗をもらったが、芋になるか不安だった。 案の定、箸のように細長いものばかり。 中には、芋らしい芋もあるだろうと掘る。 「オッ、太かつがあった!」とモグラんごつ両手で掘る。 ところがたいな、芋になっととはネズミに食われとっとばっかりたい。 “うめんつあん”ところでもそう言うとった。 ふかし芋を出されたが、指の太さだった。 今のサツマイモは「すじ芋」(縦筋だらけで食べられるものではない芋)はないので、もったいないからおやつ代わりに生でかじることにしている。(ネズミは「すじ芋」は喰わない) なんとか芋らしくなっているのも含めてこれだけになった。 と、これを書いているところへ宅急便。 熊本の同級生の女の子“すずちゃん”からだ。 箱の中には“みかんとからいも(さつまいも)”が入っていた。 みかんは小粒だがとっても甘い。こくのある甘さ。うまい! そして、“からいも”は、 皮が黄色い「こがねせんがん」。鹿児島では「いも焼酎」の原料にもなっていると聞く。 彼女の家では、親の代からこの種類を栽培しているそうだ。 毎年苗を送ってくれていたのだったが、今年はうまく育たず送れなかったそうだ。 肌寒くなったので、さっそく焼き芋を焼く。 こんな時、反射式石油ストーブは便利だ。 おふくろが長年使っていた「焼き芋なべ?」もいまだに役に立つ。 は~い 焼けましたぁ!ホカホカで~す。
2009.11.11
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今日は雨。 一日閉じこもることになりそうだ。 今、小児がんの子どもたちを描いたドキュメンタリー映画「風のかたち」の監督伊勢真一さんのインタビューが始まった。 聞いてほしい元ラーメン屋のSさんと老陶芸家の九二一つあんに連絡をしている中に流れ出してしまった。 あわてて切って、サトロ歌う主題歌「川」を聴いた。 しかし、あっという間に終わってしまった感じ。 アカペラの歌で、メッセージ性のある歌だが、あわてたので感想が持てない。 映像の中でどう流れているか映画の中で聴きたい。
2009.11.11
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7日(土)、派遣村「もやい」の湯浅さんの話を聴いた。 主催は、宮城県の私立・公立の幼・保・小・中・高・大の教職員組合等で開く「みやぎ教育のつどい」。 彼の話の中から、心に残ったところを記しておこう。 ○雇用の質が低下 ●ハローワークの求人票から 正規雇用だけど、「時給は最低賃金、昇給・ボーナスなし」という。 ・何年勤めても、ゆめも希望も持てないー先が見えない人生 ○自己責任論から、社会を変える力は湧いてこない ●努力しても非正規社員ーー能力がなく、努力が足りなかったと自分を責める ●社会の問題として捉えられなくなる==内にこもる ●デモをしたり、抗議をしたりするエネルギーは湧いてこない ○貧困の可視化 ●同じ10万円でも大きな差が生じる ・家族の支えがあると、家賃・光熱水費・食費など軽減できる ・一人住まいで支えがないと、まるまる自己負担 ●家庭内の問題は外から見えにくい ●「家族よろず相談所」が必要 ○「ため」が奪われる社会 (ため池を例に) ●がんばれる条件がなくなっている ・人は行き詰ることを繰り返すと、自分に価値を見出せなくなり、向上心や努力すること も失せ、夢も持てないようになる。人とはそういうもの ・一息ついて再スタートができる、社会的な「ため」がそぎ落とされてきた ●日本社会の二つの神話 ・探せば仕事は見つかる ・働いていれば喰っていける 今、これは通用しない ・日本は、働いても貧困率が高い ○今、大事なこと ●日本社会の自画像を修正し、望ましい自画像を持つこと 会場は、400名を超える聴衆で埋まっていた。 ※感想 「ぼちぼち村」は、彼の言う「ため」の役割りを目ざしてきたのだと思った。
2009.11.10
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昨日から今日に切りかわるころ書いたお知らせですが、もう一度。 きのう、友だちの苫米地(とまべち)サトロさんからラブレターが届きました。 『サトロの曲「川」が、ラジオ全国放送されます。 11月11日水曜日 午前10:00~(10月13日の再放送) NHK ラジオ第1 「ラジオビタミン」にて(国会中継の場合は延期)』 「川」は、ドキュメンタリー映画「風のかたち」(小児がんの子どもたちのサマーキャンプを10年間とり続けた作品)その主題歌はサトロさんの曲だそうです。 この映画の監督伊勢真一さんのインタビューの中で流れるそうです。 (はがきには、解説など伝えたいことが両面にびっしり) サトロさんには、我々の遊びのイベントで歌ってもらったことがあります。 みなさん 聞きましょう!
2009.11.10
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一日も終わりに近づいて、うっかりするところでした。 今日、友だちの苫米地(とまべち)サトロさんからラブレターが届きました。 『サトロの曲「川」が、ラジオ全国放送されます。 11月11日水曜日 午前10:00~(10月13日の再放送) NHK ラジオ第1 「ラジオビタミン」にて(国会中継の場合は延期)』 「川」は、ドキュメンタリー映画「風のかたち」(小児がんの子どもたちのサマーキャンプを10年間とり続けた作品)その主題歌はサトロさんの曲だそうです。 この映画の監督伊勢しんいちさんのインタビューの中で流れるそうです。 サトロさんには、我々の遊びのイベントでボランティアで歌ってもらったことがあります。 みなさん 聞きましょう!
2009.11.09
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枯れ草の中で、終わりのあさがおが一輪、鮮やかに咲いている。 畑の隅には、お茶の花がひっそり。 好きな花の一つ。 秋は静かに進む。
2009.11.09
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午後、息子のタカとJA(農協)の「農業祭」を覗きにいった。 終わりに近かったのでばたばたしていたが、タカは「陶芸教室」のコーナーで見入った。 講師は、近くに住むイギリス人陶芸家のOさん。 生徒は小学生。一人20分くらいかけて、電動ろくろで茶碗を仕上げている。 タカには無理だと思ったが、動こうとしないので「やりたいのか」と訊くと「うん」とうなずく。Oさんに打診すると、やってみましょうということになる。 タカは、二人が終わるのを待って最後の生徒。(5人分をじっと見ていたことになる。) 自分の番がくる前に、腕まくりをしてやる気いっぱい。 「よろしくお願いします。」 緊張気味だが、積極的。 まるで経験していたかのようにOさんの言葉に反応していく。 右足でろくろのペダルを踏むこともできている。手と足の動作が同時にできているのだ! 周りは後片付けに入って、車が動き出した。 タカはそちらに気を取られだしたので、形ができ始めたのが崩れてしまった。 それでも、本人は楽しいのか気持ちがいいのか促されるまで続けた。 アシスタントのおばちゃんが、焼いて届けるから住所と氏名をと声をかけてくれたが、Oさんに「これは遊びだからいいでしょ」と言われて終わりになった。 タカの顔は満足感にあふれていた。よほど嬉しかったんだろう。 駐車場の軽トラ号まで走っていった。 そのまま施設に送ることにする。 いつもだと表情が暗くなり、声をかけても反応はないのに、今日はニッコリ ニッコリしてくれた。初めてだった。 施設に着くと迎えてくれた職員に伝えた。 施設でいろいろな体験をさせてもらえると言いのだが、現状では無理だろうなぁ・・・ 親としては、何とかしてやりたい。 明日、陶芸家の九二一つあんに会うので方法はないか訊いてみよう。
2009.11.08
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今日も穏やか。 気温16℃の昼下がり。 我が家の畑の端っこでは、青い空の下、「ほおずき」提灯が赤々と照らしている。 もう一方の端っこでは、食用「ほおずき」が実っている。 こちらは提灯にはならない。 中の実が熟れると、やさしく揺れる炎色。 今はやりの食用ほおずき。始めて食べた。 甘酸っぱくて、さっぱりしていた。 これならいける!
2009.11.08
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昨日の続き。 ウミガメが大量にやってきて死んだのか?死んだのが漂着したのか?なぜしんだのか? 白骨化しているのもあるということだから、同時にやってきて同時に死んだのではない。 たくさんの謎が残る。死骸に語らせる研究者はいないものか。 さて、砂浜を歩いていてクラッゲの体の一部と思われるものを見つけた。 半透明でプリプリとした強い弾力がある。臭いなし。 今年、大発生と騒がれている「エチゼンクラゲ」のものか? 長さ50cm・幅30cm・暑さ4~5cm。この辺で、こんな大きな断片の物はいない。 静岡県沖でも確認されているという。台風19号で千切れて漂着したのか? こちらには、海鳥の白骨が。 ウミウ? 浜にはいろんな物が漂着する。困るのは、人が流すゴミ。 海水には、目に見えない化学物質を溶けこませ、放射能までも含ませてしまう。 やがて、砂浜はテトラにさえぎられ防潮堤に上がる。 赤トンボの仲間とすれ違う。時おり“つながりトンボ”も。 どれも南に向かってすいすいと飛んでいく。 初夏に平地で羽化し、夏、蔵王連峰で過ごしたのが秋の深まりと共に海辺まで降りてきた。 これから産卵の時期。光る物なら水でなくても、車の屋根などでも産卵行動を取る。 飛行機の音に見上げると(仙台空港が直ぐのところなので) かぎを作って渡っていく雁の群れ。目指すは“伊豆沼”か。 黒松の防潮林の向こうに太平洋を見はるかす蔵王連峰が。 山と海はつながっている。
2009.11.07
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先日、地元紙の河北新報に「ウミガメの死骸漂着」の記事が載った。 それによると、名取市、岩沼市、亘理町、山元町の海岸一帯に80~100センチほどのアカウミガメと思われるものが30体以上漂着しており、管理者の県は砂浜に穴を掘り埋めるという。 それで、早速観察に行った。 大体めぼしを付けて、クロマツの防潮林の切れ間から海岸に入り込んだ。 防潮堤に上ると、真っ青な太平洋が広がる。 岸辺近くに漁船が一艘。 訊くと、サケ漁の船。浜辺に3人の漁師が船からの合図を待っている。 ウミガメの情報は得られず。 広い海岸線。 北には仙台港の石油タンクが・・・ 南には、防潮堤と肪潮林が続く。これでは的の絞りようがない。 諦める。 その代わり別の物を観察することができた。それは、また明日。 これから、施設から帰ってきたタカを風呂に入れる。
2009.11.06
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久しぶりに山形との県境にある川崎町の笹谷集落に行った。 286号線沿いは、紅葉の盛り。 15年間ほど世話になったSさん(86と80才)に「ぼちぼち村」のキノコを届けに。 家にいたのはじいちゃんと犬だけ、ばあちゃんは近くの温泉に行ったという。 ひところは足腰を痛め、歩くこともままならなかったばあちゃん。 出歩けるようになったんだ。よかった。 お二人が元気なころは、毎年ナメコをいただいていたのだ。今日はそのお礼。 少ーし痴呆が入り始めたようなじいちゃん。町の姪っ子の所まで乗せていってくれと言う。 ばあちゃんが帰るまで、まだ時間がある。けんか相手がいないから退屈なのだろう。 釣り堀経由でもいいというので承諾。 国道から林道を3キロ入って「笹谷けいりゅう釣り堀」。 途中、じいちゃんが植えたスギ林がある。 何年も来ていないのだろう。懐かしそう。 釣り堀から大漁の釣り人が3人、駐車場に上ってきた。 池には、5・6人のお客さんが楽しんでいる。 じいちゃんは、オーナーのOさんと数年ぶりの対面。 しばらく世間話をして、立ち上がる。「元気でいてね。」と見送られる。 周りの山は、最後の紅葉が燃えている。 じいちゃんを送って、酪農家のKさん家に。 Kさんは肥育牛の餌やりをしていたが、手を休めて今年の作品を持ってきてくれた。 それは、夕日のように紅く染め、琥珀に染めるものだった。 すっばらし~!こんなものは、初めて見た。
2009.11.05
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「ぼちぼち村」は落ち葉の季節。 母屋の前はホオノキの枯れ葉でびっしり。 “かさかさ”ではなく“ガサガサ”とふぜいがない。 昨日、先日さばいて塩水につけておいた切り身の「サケ」を、母屋の軒下につるした。 今年は13匹分、26枚。 最近の冷え込みで、いい干物ができるだろう。 半分は、燻製にするつもり。 昨年は干しすぎて硬くなったので、今回は早めにやろうと思っている。
2009.11.05
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ゆうべは冷えた。まんまる月がさえていた。 今朝は、平地で初霜。 蔵王連峰の稜線がくっきり。(我が家の前から) 左は日の尖がりが「不忘山」。 今朝は、野暮用があって岩沼市の田園地帯に行った。 そこからは蔵王連峰を北から南まで一望できる。 いい天気だ・・・ 手前は麦の芽。 午後「ぼちぼち村」に上る。 そこも青空。 スキー場の雪は、すっかりとけていた。 塩水につけていたサケを母屋の軒下に吊るした。
2009.11.04
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きのうは一日中氷雨。 未明、雨上がる。 あちこちから初雪、初冠雪の便り。 ここ蔵王連峰も初冠雪。 連峰中央部は真っ白。澄川スキー場のコースがくっきり。 南蔵王の上部は雲の中。 今から「ぼちぼち村」に上る。 午後、南蔵王も雲が晴れてきた。 不忘山頂帽子をかぶっているが、すっかり雪に囲われた。 白石スキー場のAコースも真っ白。 「ぼち村」の前の水が引いたダム湖には、アオサギとカモの群れ。
2009.11.03
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昨日の午後、「プルサーマル公開討論会を実現させる宮城の会」主催の「プルサーマルの危険な話」(講師 広瀬隆氏)を仙台弁護士会館に聞きに行った。 81年に「東京に原発を!」で衝撃を与えた人。 今回は、女川原発にプルサーマルを入れるというので「誰のためのプルサーマルか・・・何のためのプルサーマルか・・・」という観点で話をしてもらった。 東北電力は、今年に入ってテレビや地元紙の河北新報を使って、頻繁にプルサーマルの必要性を宣伝するようになった。目や耳に余るほど・・・ その理由は、地球温暖化。原因はCO2の増加。そして被害。 では、ほんとにそうか? 小生に限って言うなら、 自分の周辺の動植物の変化からマスコミの報道と照らしてやっぱりそうかと思う反面、長いスパンで観ると地球は幾度となく寒暖を繰り返していて人間の活動は煙がたなびいてちょっと煙たいくらいではないのかと、半信半疑でいるところがあった。 広瀬氏は言う。 『○気温は急上昇するのか? CO2は激増中なのに、最近の気温は95年をピークに下がってきていると気象庁の公表値を示す。なのに、政府もマスコミも伝えようとしていない。 そしてCO2を悪の物質にし、プルサーマル(原発)の必要性を押し付ける。 ○余剰プルトニウムは? そこには、イギリスとフランスに再処理を委託して取り出させたプルトニウムが余剰となり、「核兵器に転用可能なプルト二ウムを持たない」という国際公約を守ることにはなるが、プルトニウムを使う予定の「高速増殖炉もんじゅ」が稼動できない状態で、プルサーマル計画を持ち出さざるを得なくなった。 ○六ヶ所再処理工場は? 核燃料サイクルの崩壊 一方で「再処理工場」を作ってプルトニウムを取り出そうとすることはなぜか? 電力は、「プルサーマル運転のため」というが、原発で発生する放射性廃棄物の処分をどうするかにある。 ところが、「六ヶ所再処理工場」は問題が連発しストップ状態にある。 こうして“再処理→高速増殖炉→プルサーマル”という核燃料サイクルは崩れてしまった。 ○原発ごみの一時保管場の現状 全国の一時保管用のプールの残要領は平均7・8年(女川は11年ぐらい)という末期状態にあり、最終処分場計画も絶望的な状況にある。 「中間貯蔵」というのがあるが、以上のことからするとここが永久保存になりそうだ。 ○いくらの費用がかかるか? 計画通り「六ヶ所再処理工場」で800トンのプルトニウムを取り出し、MOX燃料を製造すると、全国で毎年200億円という損失が出る。 国内再処理のコストは海外の3~4倍。MOX燃料製造費はウラン燃料の5~11倍にも。 ○電事連がプルサーマル見直しを電力各社に要請したのは? 「再処理工場」の運転見通しが立たないためだが、このままだと余剰プルトニウムの原料ができなくなる。 ○国からの交付金と東北電力 プルサーマルの受け入れに同意した道県に、各60億円を払う経済産業省の交付金制度が3月末に打ち切られた。 交付が決定しているのは、7道県8基。この中に宮城の女川原発は含まれていない。 もし大事故がおきれば、一瞬にして10兆円を超える半永久的被害となる。 99年9月の東海村JCOの臨界事故で核分裂したウランは目に見えないほど少量の1mg(1gの千分の1)で、現場で被爆した労働者は志望し、地域には大きな風評被害が続いた。 ○原発立地自治体の現状 平均的に、次のような悲惨な状況が見えてくる。 ●電源立地交付金は、運転開始後10年間のみ。 ●交付金の使途は、主に公共事業に回すという制約があるため箱物建設が進み、一見反映しているかのように見えるが、維持管理費などで地方債を発行するようになり、やがて膨大な借金を抱える所も多い。 ●原発からの固定資産税は、償却によって急減する。 残るのは、原発に依存し自立できない自治体。 金に狂って家庭が崩壊し子育てに影響。町が荒れ、空洞化が進む。 電力会社から裏金をもらって、企業代理人となる地元の主張。 電力会社が選挙を取り仕切る腐敗堕落の地元政界。 など、電力企業城下町の悲劇は広がる。 言い換えれば、住民を金で飼い馴らさなければ運転できない、もろくて弱い自立できない産業が原発である。 ○原発産業に未来はあるか? 原発に使われる部品の品質は、一般の材料とほとんど同じで最長30年の寿命。 従って、30年以上の原子炉は21基。そのうちは色に舌のは3基だけ。 本来、運転寿命に達する前に廃炉にしなければならないのに、寿命を40年以上に延ばそうとしている。 全世界の原発先進国が廃炉ラッシュを迎えている。 ○これからのエネルギーの主力は? 熱と電気を併用できるコジェネレイションと天然ガスを主体とした紺バインドサイクル。 アメリカでは、大幅なコストダウンを実現しているという。 大型風力発電は、自然との調和で問題があるが、ソーラー発電は大いに普及するべきだ。 ○これからの生き方 今、この地球に最も求められているのは、 エネルギー消費量を減らし、エネルギー効率を上げ、放射能のような危険物と廃熱を出さない生き方である。』と・・・ 具体的な資料をたくさん提示しながらの説明で、2時間超の話を興味を持って聴くことができた。 いい刺激を受けることができた。
2009.11.02
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今朝は、朝つゆ踏んで地区の子ども会の「芋ほり」手伝い。 参加するのは、小学校の中学年まで。 子どもたちには芋ほりは新鮮な体験のようだが、高学年なるとスポ少などで余裕がなくなるのだろう。 例年だと、これから“芋煮会”になるのだが、新型インフルエンザの感染予防で中止になったそうだ。 最近は、地区民の集まりが減って顔も名前も分からなくなってきているので残念。 収穫したサツマイモは、64世帯に分配される。 今年の収量は、やや少なめだった。 昨日書いたごみ燃やしのKさんには、サツマを届けるか届けないかで毎年問題になる。 去年は届けたが、今年は届けないことになったと班長さん。 こんなことに気を遣わなければならないのは、やんだな~・・・
2009.11.01
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