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バ レ ン タ イ ン の 女 (2回)
どのくらい眠ったことだろう。。。
女は目を覚まし腕時計をみた。
約30分もの間。。。
心地よく眠っていたのだった。
あと1時間少し列車に乗らなければならない。
そう思うと女はバックから取り出したコーヒー
ガムを口に入れ、その味を唾液とともにかみしめた。
今日の出会いがひょっとして私の新しい
人生をになるかも知れない。。。
あの人が今の私にとって一番大切な人なんだ!!
思いをめぐらせると自然とほほの筋肉が
ゆるんでいくのを女は感じていた。
2ヶ月前に女友達に紹介され男に会った時に
感じた印象がおぼろげながらよみがえってきた。
「女には第一印象というのが確かにあるわ!!」
女友達はそういうことをよく言っていた。
会った時その男にそれを感じたのだった。
それからメールのやりとりがはじまった。
何回ものやりとりの中で男の性格も人柄も
1ヶ月たった頃にようやくわかることが出来た。
メールの送信と受信する時に女はいつも男への
愛を感じてしまうようになっていたのだった。
着信音が聞こえないようにして男のメール
を待っているひとりの女になっていた。
女は列車の振動を感じながらメールの送受信歴
を確かめるとまた瞼をとじて今日の出会いに
思いをはせていた。
(つづく)
第45回 「 バレンタインの女 」 … 2005年04月07日
第44回 「 バレンタインの女 」 4/3 2005年04月03日
第43回 「 バ レ ン タ イ ン の 女 」… 2005年03月29日
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