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妹 へ の 手 紙
この間は、手紙ありがとう。
桜も散り早や五月。
鯉のぼりが泳ぐ季節ですね。
高校生活はいかがですか。
手紙では、相当悲しいこともあるようだね。
集団生活のむづかしさ、人間関係の
むづかしさに直面しているのでは
ないかと思っています。
人間は、どうして清清しい気持ちで
春風のような心で生きていけないのでしょう。
寮生活も集団であるから自由もある程度
そくばくされ、自分のしたいことも
出来ないかも知れません。
しかしそういう中で自分を磨き
精神をきたえて下さいね。
一つ一つ一日一日のことが自分の
血となり、肉となり、心を磨いて
いるのだと思って下さい。
友達も出来たことでしょう。
人の心は変わります。
人には、その人その人の個性があります。
その人を見るだけで楽しくなり、目はすんで
やさしさが自然と伝わってくるような
さわやかな人がいるでしょう。
お互いにそのような人に
なれるように努力しょうね。
いつも微笑みのあるやわらかい顔を
するよう心がけたら何と美しいだろう。
電車の中で席を奪いあっている
人の顔はどうでしょう。
いつも、怒っているようで怖いでしょう。
表情に明るさがないのです。
相手の人の気持ちになって考えること
相手の立場に自分がなった時のことを
考えることです。 これが大切です。
期待がうらぎられることもあるかも
知れないけれど、それでも
いいじゃないですか。
春風のように人に接して下さい。
追 記
これは、文楽が妹に送った手紙です。
こんな手紙を文楽が書いたなんて
信じられません
妹が高校生活をはじめた頃ですから
文楽が27・8歳の頃でしょうか。
記録にとどめておきたい手紙です。
歩 く 人 よ 2023年01月23日
赤 い 心 中 2022年07月06日
悲 し み の 雨 が ふ る 男 2022年03月01日
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