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つまり、ネガティブではなくポジティブに反応することで、「この状況は自分にとって新しい私を生み出すよいチャンスかもしれない」、と考えることができます。でもネガティブな観念で、「状況は変わらない、変えられない。他にやりようもないし、これはやるしかない。他に選択肢はない」と考えると停滞感に襲われてしまいます。
ですが、ここはとても大事なポイント電源す。
ある状況が、それだけで自動的に困難な状況であるということはありません。あるのは、状況を困難な形で体験させてしまう観念があるだけなのです。望んでいないような事柄が起きた時でも必ず、ポジティブな恩恵を得られる方法があります。それを探してください。
安藤 それがたとえばリストラであっても?
バシャール そうです。リストラはその人にとって最高の出来事である可能性もあります。たとえば、リストラされたのは自分のネガティブな観念、あるいはポジティブな観念が原因であったことに気づくかもしれません。いずれの場合でも、それによって自分自身について学ぶことができ、人生における成長を生み出すという結果につながります。
安藤 私は10年前に「抑うつ」と診断されて会社を休職したことがあります。毎日、家に引きこもっていました。当時はそれをつらい体験だと感じていましたが、振り返ってみるとその時期、自分にとって大切なものを見直すことができ、新しく生き直すきっかけになったのは確かです。
バシャール そうです。ですが言葉の定義に注意してください。ときに自分の内側にこもって答えを見つけるというのは、非常に自然なプロセスです。それを「鬱・うつ(depression)」と解釈するのはネガティブな考え方に基づいたものです。そうではなく、これは単に圧縮(compression)しただけに過ぎません。
求めている答えが外ではなく、自らの中にあることがわかっている時に、人は内側へ入り、自分を再発見して新しい人物として外に出て来ます。これは普通に一般的なことであり、かつ自然でポジティブなことです。しかし社会がこれを悪い、良くないことと規定し、それを「鬱・うつ」と決めてしまうと、その状況をポジティブに利用することができなくなります。なぜなら自分に問題があると思ってしまうからです。
安藤 自分に起きている現象や状況を定義し直すということですか?
バシャール その通りです。なぜならすでに言いましたが、すべては自分が真実だと信じているところから始まるからです。他人ではなく、自分がどう定義するか、自分はどう考え、何を信じているかがあなたの土台となります。
プレッシャーは、ネガティヴな定義づけをした時にだけ生じます。すでにお伝えしましたが、最初から困難な状況というものはなく、状況をネガティブに定義づけすることによって、困難なように感じられるだけなのです。ですから自分がそれをどう定義づけしているかに注意してください。
ある事柄に対してどう定義づけるかですが、その多くのものはほとんどが人から教わった見方です。そのためにそれを一定の定義づけに従い、自動的な事実として受け入れてしまいます。しかしそれは事実ではなく、単に一つの意見に過ぎません。
『未来を動かす』 バシャール×安藤美冬 VOICE
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抜粋




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