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動画は約4分。田舎暮らしに憧れて東京から移住してきたヨシダ(27)が、河原で地域の消防団のリーダー・シオザキ(40)に声を掛けられる。地域になじめず東京に戻ることを考えていると打ち明けるヨシダに、シオザキから思いがけない言葉が返ってくる――という内容。移住者と地方在住者の間の価値観や意識の違いを、「宇宙人」をモチーフに描き出した。
高知市は県や他市町村と連携して2018年4月、二段階移住の取り組みを始めた。市によると、移住者の6組に1組は最終的に移住地から離脱してしまうという全国的なデータがあるそうだ。二段階移住は、理想と現実の乖離(かいり)を防ぎ、移住を円滑に進めてもらうための仕組み。市担当者は「自治体が先頭に立って二段階移住を進めるケースは全国でも聞いたことがない」と話す。
取り組みでは、高知市でのお試し移住費用の補助や、高知市以外の県内市町村の移住相談窓口を巡る際のレンタカー利用料を補助している。9月末までに取り組みを通じて33組が高知市に移り住み、うち7組が高知県内の他市町村に移住した。
高知市が二段階移住に関するPR動画を公開するのは昨年秋に続いて2回目。現在、ツイッターで地方暮らしの生の声も募集しており、市がまとめて公表する予定。
第1弾の動画はページビュー(PV)が約6・3万回にとどまったが、今回の動画は9月中旬の公開以降、12万PVを突破した。市移住・定住促進室の担当者は「移住は一歩を踏み出すのが大変。動画を見てもらい、じっくりと移住について考えてほしい」と呼び掛けている。動画は「YouTube」や特設サイトhttps://www.city.kochi.kochi.jp/deeps/inaka-amakunai/で見ることができる。

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さそい水さん