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書いてくださ~い」と言われたので、いきなり『ゆほびかGOLD』に
乱入したのですよ。
う~む、……財運か……。
すると、我がアニメイトのビー坊が、私にこう言ったのです。
「ケルマさん、そんなの簡単ですぜ!仕事すりゃいいじゃないすか!
ガンガン仕事するんですよ!」
「うむ、しかしビー坊よ、世の中には、どんなに仕事しても、お金が
ない人がいるのだよ。あるいは、仕事したくても病気などで、できない
人がいるのだ」
「あ、そーだよね」
「それにだな、収入には、労働収入と不労収入の二つがあるのだがね。
ほとんど人は労働収入がメインで、不労収入を得ている人は、わずか
なのだよ」
「不労収入?ですかい?」
「不労収入とはだな。
例えばこの前、オーストラリアから友人が来たのだがね。
彼はオーストラリアで、介護の仕事をしているのだよ。
彼が言うには『おじいちゃんやおばあちゃんに、気持ちよく向こうの
世界に行ってもらいたい』ので介護の仕事をしているのだそうだ」
「へぇ~、オーストラリアの介護って、そうなんですかい」
「ただね、彼が言うには、介護の仕事は給料が少ないのだそうだ。
だから、そこの介護施設のスタッフはみんな、株の投資で生計を
まかなっているというのだよ。つまり、不労収入だねぇ」
「へぇ~、なんか、いいっすね」
「ビー坊よ!中学のとき、社会の授業で習ったではないか!
仕事をする動機は三段階だ!
1.生活のため
2.自分自身のしたいことをするため
3.社会に貢献するため
ところが多くの人が、『生活のため』で止まっているのだよ!
これでは、生活のための収入だけで、一生を終わってしまうのだ!
そして労働収入しかない場合は、働けなくなったらアウトだ!
あとは保険や年金に頼るしかない」
「そりゃ、いけんじゃないですか!年金なんてあてになりゃしませんぜ!
そういえば、おいらの知り合いのおばちゃんなんですけどね、その人、
70歳過ぎなんすけど、ヘルパーの資格を取りたいって言ってましたぜ!
そうしないと、生活できないって」
「よいか!ビー坊よ!このままでは、この国はダメだ!
つまり、労働収入だけでなく、国債や不動産、権利収入、株式投資
といった不労収入も、少しずつ学んでおく必要があるのだがね。
この国では、まったく教育させてないのだよ。
だから、インチキな儲け話や、無理な投資などで失敗する人が、あとを
絶たないのだ」

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さそい水さん