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<2月のゴールデン・グローブ賞のときには大盛り上がりだったが、突如としてジャオ監督は中国の大敵になった>『 中国人監督の『ノマドランド』がアカデミー賞有力候補...なのに中国人が喜んでいない理由 』
4月25日に迫ったアカデミー賞の発表だが、中国では異常なほど盛り上がっていない。その背景には、本来なら中国で最大の注目作になるはずだったクロエ・ジャオ監督の『ノマドランド』に関する投稿が、中国最大のソーシャルメディアプラットフォーム「微博(ウェイボー)」から締め出されている事情がある。同作は、作品賞などにノミネートされている。
2月に発表された第78回ゴールデン・グローブ賞では、この作品が映画部門の作品賞を、監督のジャオが監督賞を獲得した。その後、ノマドランドの中国語タイトルである『无依之地』から生まれたハッシュタグは、9000万回近い閲覧数を記録した。
ジャオ(中国語名は趙)は北京生まれで、同賞を受賞した初のアジア系女性となった。その快挙は、全国民の勝利として中国で祝福されていた。
だが、その1週間後に発掘された8年前のインタビューのなかで、中国に対して批判的ともとれる発言をしていたことから、ジャオは突如として中国社会の大敵になった。
中国版ツイッターとも言える微博では、ノマドランドのハッシュタグが消えた。1カ月あたりのアクティブユーザー数が5億人を超える微博サイトを検索しても、なんの結果も表示されない。ハッシュタグのない投稿は散在しているが、フォロワーなどからの反応はほとんどない。
第74回英国アカデミー(BAFTA)賞授賞式が4月10、11日(現地時間)の2日にわたり、バーチャル形式で行われ、「ノマドランド」(クロエ・ジャオ監督)が最多4冠に輝いた。『 英国アカデミー賞「ノマドランド」が最多4冠 』
今年の授賞式は、新型コロナウイルスの影響でプレゼンターが英ロンドンで登場し、受賞者はオンラインで参加するというバーチャル形式で実施された。そんななか、「ノマドランド」は作品賞、監督賞、主演女優賞(フランシス・マクドーマンド)、撮影賞の4冠を達成。米アカデミー賞本命としての存在感を示している。
なお、2020年の英国アカデミー賞は、ノミネートされる俳優が白人ばかりであったことから#BAFTAsSoWhite(白すぎる英国アカデミー賞)というバッシングにさらされたが、今年は同賞史上もっとも多様性のある受賞結果となっている。
フランシス・マクドーマンドは、クロエ・ジャオ監督の傑作ノンフィクションドラマ『ノマドランド』で実在の“放浪の民”とともに、ひとつの仕事から別の仕事へと移動をつづける21世紀の移民女性を演じた。『 21世紀の移民女性を描いた映画『ノマドランド』が伝える、愛とともに彷徨いつづける生き方 』
第93回アカデミー賞で作品賞や監督賞(クロエ・ジャオ)、主演女優賞(フランシス・マクドーマンド)など6部門にノミネートされ、大本命と目されている話題の映画「ノマドランド」が、日本では3月26日からいよいよ劇場公開されます。住む家を失い、キャンピングカーで生活しながらAmazonの巨大倉庫など季節労働の現場を渡り歩く現代アメリカ版のノマド(遊牧民)たちを描いたロードムービー。主人公が自身を「ホームレスではなく、ハウスレスだ」と定義し、大自然の中で誇り高く生きる姿が印象的なこの作品。長年ホームレス問題に取り組む「ビッグイシュー日本」共同代表の佐野章二さんはどう見たのでしょうか。ビッグイシューを取り巻く近年の状況などと併せて話を伺いました。ビッグイシュー代表は「ノマドランド」をどう見たか アカデミー賞大本命、家を持たない米国の“新たな貧困層”の物語 』

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さそい水さん