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『 被災の歴史や教訓、後世へ 災害伝承碑で学ぶ「備え」 パネルや写真 県立川の博物館で企画展 』
災害伝承碑は過去に発生した洪水や津波、火山災害、土砂災害などの様相や被害状況などを記した石碑やモニュメントのことで、災害の発生地点や周辺の寺社に設置されることが多い。同館学芸員の森圭子さんによると「限られた人しか閲覧できない古文書と違い、石碑は失われにくく、多くの人に知らしめようとする意図が強い」という。会場では約四十基を写真やパネル、拓本で紹介している。
県内で確認された百三十一基の多くは、県内外の災害伝承碑を調査してきた高瀬正さん(73)=小川町=が発見したもので、森さんの追加調査でも見つかった。
内訳は水害に関するものが九十三基(他の災害種別との重複含む)で、全体の七割を占める。洪水時の水位を記した水標や、溺死者の供養碑、救済に当たった人物をたたえた墓碑などがある。
ほかに一七八三年の浅間山の天明噴火に関する災害伝承碑が十五基、関東大震災(一九二三年)など地震関連が十二基、天保の大飢饉(ききん)(一八三三〜三六)など飢饉関連が十一基、干ばつと疾病の関連が、それぞれ五基確認された。


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さそい水さん