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11月30日(土)は、友人と2人で神奈川県の丹沢に山登りに行った。ルートは、秦野市大倉から鍋割山に向かい、その北側から玄倉川へ降りて尊仏ノ土平を経て塔ノ岳に登り、塔ノ岳頂上から大倉尾根を下山するというもの。このルートの大倉尾根以外の部分が私にとっては初めてで、しかも晴天に恵まれて、初めて見る景色を思う存分楽しんだ。 これが鍋割山頂上から眺めた富士山の姿。ほとんど街が映りこまず、丹沢の山々の向こうに富士山がそびえ立つという、実に”絵になる画像”が撮れる。こういう雄大な光景が楽しめるのは、ここに来た人の特権である。 で、自称(笑)園芸研究家の私の楽しみは、もちろん植物観察。ただ、この季節の丹沢は完全に冬枯れの姿であったので、めぼしい植物にはあまりお目にかかれなかったのだが、もしかしてアレに出会えるのではないかと期待していた。 そのアレとはヤドリギのこと。それも、広範囲に多くの個体が自生していて、私の目を楽しませてくれた。これまで、ヤドリギはいろんなところで何度も見たことがあるのだが、なかなか私の身近なところではお目にかかれない。決して希少植物というわけではないのだが、とにかくなかなか見つからない。市街地で見かけることもあれば、今回のように人里離れた山奥で見かけることもある。どこにでも生えているわけではないが、”あるところにはある”という感じだ。 さて、塔ノ岳頂上に着いた頃にはすでに時刻は午後4時。ここからも雄大な富士山の姿を楽しめる。まさにここでしか見られない光景だ。この時は夕日の画像を撮るために多くの登山者がカメラを構えていた。 と、そこに珍しくタヌキがやってきた。登山者からのおこぼれをもらおうとでも思っていたのかしばらくその場にいたが、何ももらえないことが分かったのか姿を消していった。 というわけで、この日は忙しい毎日の束縛から解放されて、心が洗われるような体験ができた。できれば、多くの植物が楽しめる春から夏にかけてまた同じルートをたどってみたい。が、丹沢はヤマビルが多く、過去に多数のヤマビルに吸い付かれてエライ目に遭ったことがあり、私のトラウマになっている(笑)。私が夏に丹沢に登らない理由の一つはこれである。それでも、なんとかヤマビル対策をしてでも緑が多い時期にまた来てみたいと思う。
2019.11.30
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私は2年前に、沖縄からパイナップルのゴールドバレルという品種の果実を取り寄せたことがある。これは沖縄で育成された品種で、私が今までの人生で食べたパイナップルでは最も甘い。他にも、沖縄からピーチパイン、ジュリオスター、ハニーブライト、黄金パイン、ティーダパイン(=黄金パイン?)を取り寄せたことがあるが、ゴールドバレルが断トツで甘い。 で、自称(笑)園芸研究家の私としては、この品種をぜひとも手元で結実させてみたいということで、「冠芽」を挿し木して鉢植えで育てていた。ところが、今年の夏あたりから少しずつ葉の色が赤みを帯びてきた。最初はあまり気にしていなかったのだが、秋が深まるにつれて赤みが増して、今ではこんな姿になってしまった。 まるでアナナスの園芸品種のように鮮やかな色合いである。これが栽培環境によるものなのか、突然変異なのかはわからないが、ともかく食用パイナップルとは思えない色鮮やかさ。パイナップルが栽培中に変異?した事例としては、2016年12月3日に、斑入りパイナップルが全面斑入り葉になった例を紹介している。なお、その品種は現在も依然として全面斑入り葉のまま固定している。ともかく、葉っぱが赤く染まったこのゴールドバレル、来年は開花促進処理をして結実させてみて、冠芽も同じ色になるか確かめてみたい。
2019.11.24
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ブログを開始して早13年半。園芸専門ブログのはずが、今年はなぜか登山ブログに偏っている今日この頃(笑)。10月5日に今年6回目の富士山登頂の話を紹介。今年はあと1回ぐらい富士山に行きたいと思いつつ、台風が来たり所用があったりとなかなか機会がなかったが、11月2日に好天に恵まれて7回目の登頂をしてきた。使ったルートは、前回と同じく登りが富士宮ルート、下りが御殿場ルートと宝永山遊歩道である。 当然ながらこの時期の富士山はすでに雪化粧に覆われているわけだが、南に面した富士宮ルートは7合目あたりまでまではこの日はほとんど雪がなかった。しかし、8合目以降はご覧のとおりしっかり雪が積もっており、アイゼンを装着しての登山となった。 午前6時ちょうどに5合目を出発して、富士宮ルート頂上に着いたのが午前10時11分。頂上はまさに別世界で、風も穏やかでこの時期としては実に快適であった。 そして、富士山の最高地点でお約束の記念撮影。その後は、時計回りに「お鉢巡り」に行こうとしたのだが、ご覧のとおり雪が分厚く積もっていて、足を1歩踏み出すごとに20cmぐらい足が沈む。こんな状態では無駄に体力を消耗してしまうし、噴火口へ滑落する危険性もあるため。こちら側から行くのは断念。 では、反時計回りに行ってみようということで、逆向きに回ろうとしたのだが、今度は雪が斜めに積もっていて、しかもアイスバーン状になっており、こちらも危険なため引き返した。やはり無理は禁物だ。なお、あの滑落事故は、この画像奥に見える峰の向こうあたりで起きたらしい。 正午ちょうどに御殿場ルートから下山を開始。さすがにこの時期の御殿場ルートは人が少なく、すれ違ったのはわずか数人。しかし、宝永山では多くのハイカーでにぎわっていた。午後2時22分に富士宮5合目に帰着。 と、今回は淡々と書いたが、富士登山は夏の登山シーズンであっても何かとリスクが高いので、挑戦されたい方は事前に情報収集と準備を十分にされたし。
2019.11.02
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