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歌川国芳門下の二人。落合芳幾と歌川国芳は明治初期の浮世絵人気を2分していたとのこと。芳幾は東京日日新聞の錦絵を描くようになり、芳年は歴史画浮世絵を描くようになった。芳幾の「英名二十八衆句 鳥井又助」は生首の髪の毛を加えて水中を泳ぐ主人公。当時は戊辰戦争真っ盛りで、あちこちでこのような凄惨な光景が見られ、血みどろ絵の参考になったようだ。芳年のお気に入りは何と言っても「月百姿」シリーズだが、今回展示の「藤原保昌月下弄笛図」もカッコよすぎる。(2/25)
2023年04月26日
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すっかり失念しており、前期の「若冲と江戸絵画」に行きそびれてしまったのは大失敗。升目描きの「鳥獣花木図屏風」を見たかったのですが、これはまたの機会に。後期の「京都画壇と江戸琳派」も見どころ満載でした。まず初めに登場する応挙の「懸崖飛泉図屏風」は、四曲・八曲一双という変則的な屏風。右隻の遠方に霞む滝から左隻側手前に流れてくる川。大きな画面のほとんどは余白。それでも広大な風景を味わう醍醐味溢れる作品。江戸琳派の絵師たちの描くカラフルな草花は、いつ見ても美しい。この酒井抱一の「十二か月花鳥図」は、昔、京都に行ったとき、たまたま出かけた近代美術館で見たプライスコレクション展以来2回目。この時、はじめて抱一のこの絵を見てその可憐さに感激したことを思い出した。確か伊藤若冲をはじめて知ったのもこの時だった。その直後、「奇想の系譜」を読み江戸絵画に興味を持ったことが今に繋がっている。(2/26)
2023年04月26日
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もう愛だこうだという年齢でもないので、あまり興味は湧かなかったのですが、ルーブルの大作が見れるということで出かけてきました。 話題になっているフランソワ・ジェラール「アモールとプシュケ」。これは昔、横浜美術館のルーブル美術館展で見た時、その美しさに感動した覚えがあります。神話に登場する神々の愛の姿。とにかく破綻なくきれいにまとまった神々の姿にはうっとりするばかり。ただその愛の姿は略奪とかレイプとか今だったらNGのものも多いなぁと思いながら眺めていました。一押しはアリ・シェフェール 「ダンテとウェルギリウスの前に現れたフランチェスカ・ダ・リミニとパオロ・マラテスタの亡霊」。永遠の時間をさ迷う二人の幽霊。絶望に打ちひしがれたようなパオロ。涙を流すフランチェスカ・でも永遠に二人でいることのできるので、それはそれで良し?ジャン=オノレ・フラゴナール 「かんぬき」。ラブアフェアも立派な絵のテーマ。想像がかきたてられます。ただし描かれているどんな道具が何を表すかという基本的な知識が必要となります。(3/25)
2023年04月23日
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世田谷美術館のコレクションのいろいろな動物の絵画、彫刻作品の展覧会。動物好きにはとても楽しいものでした。特にフェルディナン・デスノスという素朴派の作品、「ノアの方舟の建造」ははじめて知った画家でしたが、こちらの描く動物や人物もヘタウマ風で楽しくてたまりません。オルネオーレ・メッテリも同様にはじめて知る画家ですが、「楽師と猫」のちょっとキリコを思わせるようなシュールな場面に惹かれました。世田谷美術館は素朴派の素敵な作品が多くて好きです。今回、いちばん心打たれたのは戸谷成雄の「森Ⅳ」という彫刻作品です。この作家もはじめて知りました。美術館の一画の暗がりにギザギザに切り刻まれた柱が無数に立っています。鋭角的な切り口は、その昔、植物として生きていたころの記憶が宿っているようです。「化石の森」という言葉を思い起こしました。椅子に座ってじっと眺めていると、鳥や獣のざわめきが感じられます。この彫刻家の展覧会が現在、埼玉県立近代美術館で開かれているので、出かけてみたいと思っています。(2/18)
2023年04月23日
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3月の読書メーター読んだ本の数:9読んだページ数:3260ナイス数:189家族シアター (講談社文庫)の感想反目しあっているが、実は相手を思いやる家族愛についてイヤミス感もなく直球ど真ん中。心温まる短編集。やはり父と息子の話が好き。読了日:03月01日 著者:辻村 深月黒石 新宿鮫Ⅻの感想思えば新宿鮫との付き合いも30年を超える。そのため惰性のように手にしてしまう。序盤、裏社会の背景とか登場人物が頭に入りづらかったが、殺人鬼が暗躍し始めてからが面白くなってくる。警察組織のこととか、いろいろ突っ込みどころも多々あるが、まぁ鮫島の活躍が楽しいので良しとしよう。読了日:03月06日 著者:大沢在昌名探偵のいけにえ: 人民教会殺人事件の感想人民寺院事件をテーマにした物語の全体像は面白かったが、ラストのどんでん返しのたびに、繰り広げられる謎解きのロジックには頭が追いつかず、どっと疲れてしまった。読了日:03月09日 著者:白井 智之雲上雲下 (徳間文庫)の感想前半の美しい文章で綴られた昔話は、懐かしくほっこりとした気分を味わった。ラストの急展開の部分。昔話を忘れた現代の人々の様子は、著者の言わんとしていることはよく分かるが、短絡的に感じてしまったのが少々残念。全体的にはとても面白かった。読了日:03月18日 著者:朝井まかてNo.1エコノミストが書いた世界一わかりやすい金利の本の感想金利にまつわるあれこれが、短い章で簡潔にまとめられており、分かりやすかった。読了日:03月18日 著者:上野 泰也まず牛を球とします。の感想コロナ禍の現代において、いろいろな文学が生まれているなと実感。原爆不発の広島の話や地球人と月人の戦争の話がツボにはまった。東京都交通安全責任課は多かれ少なかれ将来こうなるだろうと思った。読了日:03月19日 著者:柞刈湯葉流浪の月 (創元文芸文庫 LA な 1-1)の感想DVとか、ネット上の誹謗中傷とか、読んでいて辛くなる。多様性を認めようという話は常に自らを問うことになる。個人的には最初の事件の真相が明らかにしていればよかったと思うのだが、様々な可能性がある中でこの落としどころはまぁ一安心というところだろう。calico=更紗、気づかなかったなぁ。読了日:03月23日 著者:凪良 ゆうかのこちゃんとマドレーヌ夫人 (角川文庫)の感想小学校1年生のかのこちゃん。友との別れ、愛犬や愛猫との別れ、泣けたなぁ。心温まる一冊だった。読了日:03月26日 著者:万城目 学マルガリータ (文春文庫)の感想マルガリータとは真珠の意味。天正遣欧少年使節の4人の少年のその後を千々和ミゲルとその妻「珠」を主人公として描く。過酷なキリシタン弾圧。棄教者として翻弄され続けるミゲル。フィクションとは知りながら臨場感たっぷりで、ひょっとしたら史実かもしれないなと感動する。読了日:03月28日 著者:村木 嵐読書メーター
2023年04月09日
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