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2024/06/10
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今月で多発性硬化症を発病して17年ということで、当時を振り返ってみようと思います。





そう、あれは17年前の今日、2007年6月10日のことでした。

今はこんなぐうたら生活ですが、あの時は現役でピアノを弾いていたし、一社会人として結構忙しく働いていて、この日は休日だったんですね。

昼頃にのっそりと起きた私は、ある違和感に気付きます。

あれ?両足の裏がビリビリしびれてる。

これが悲劇の始まりでした。





そこからは地獄の日々。

まるで家が浸水するかのようにしびれが両足ともまったく同じようにみるみる上に上がってきて、今日はくるぶしまで、翌日はふくらはぎまで、という風に、あっという間に下半身がしびれて歩けなくなりました。

どうにかそれ以上上に上がることはなく、しびれは下半身だまでで止まってくれましたが、このままもっともっと上に上がって来ていずれ全身がしびれて私は動けなくなるんじゃないかと、もう恐怖以外の何者でもなかったです。







おへその1、2cm下をウエストにしてストッキングを履いている様子を想像していただけたらわかりやすいと思います。

つまりストッキングを履いている部分がしびれている部分です。

それは今でも続いています。

17年前から一秒たりとも止まったことはありません。

もちろん今はしびれは軽いですけれど、まぁ、体が上下真っ二つに分かれて感覚がおかしいので、ずっと気持ち悪いです。





これは父が亡くなってから5年後の出来事でした。

母、妹、私。

私たち家族に、またもや新たな苦難が訪れたのでした。





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最終更新日  2024/06/10 07:30:27 PM
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