森田理論学習のすすめ

森田理論学習のすすめ

2016.04.02
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先日岡山で「心の健康セミナー」がありました。
その時、日本のガン治療の名医100人選ばれておられる、すばるクリニックの伊丹仁朗医師より、最近のガン治療最前線について興味深いお話がありました。

かって結核は不治の病のように思われていましたが、今は結核で死ぬような人はめったにいません。
それと同じようにガンで亡くなる人がいなくなる日が、まもなくやってくるだろうということでした。
それは今効果がはかばかしくない、手術、抗がん剤、放射線治療等ではありません。
FAS阻害剤と近赤外光線免疫療法です。まさに目から鱗のような話でした。
送っていただいた資料に基づき簡単に説明いたします。

まずFAS阻害剤による治療とは何か。
ガン細胞は猛烈な勢いで分裂と増殖を繰り返しています。

そのエネルギー源は脂肪酸というものです。
その脂肪酸を作るために必要な酵素があります。
これがFAS(脂肪酸合成酵素)です。
FAS阻害剤は、この脂肪酸合成酵素の働きを抑制するものです。
つまりガン増殖のエネルギー源を断つ治療法なのです。
ガン細胞を兵糧攻めにするということです。
マウス実験では投与後1日経過しただけで、ガン細胞が破壊され、大幅にその数が減ることが確かめられている。
アメリカで作られたFAS阻害剤はC31というものです。
このFAS阻害剤はガン細胞に特有なFASだけに作用するという。
だから正常な細胞には影響を与えないので、副作用が全くないそうです。
これは2013年5月にNHKスペシャル「がん-人類進化が生んだ病」で紹介されたそうです。


これはガン患者に、ガン細胞だけに特異的に結合するヒト型モノクローナル抗体と光感受性物質IR700の複合体を投与する。
これに近赤外光を照射する。
すると光感受性物質IR700が化学反応を起こしてがん細胞を破壊する。
これでガン細胞は1、2分で破壊される。
これも正常細胞は破壊しないので体に優しい療法である。

オバマ大統領が2012年1月の一般教書演説でガン撲滅の新治療法として紹介している。
この開発は、アメリカ国立衛生研究所で日本人の小林久隆氏が主任研究員を務めている。
2015年4月からアメリカで臨床試験を開始。
国策として臨床試験を支援するオランダやシンガポールでの臨床試験も予定されている。

伊丹仁朗医師は、今闘病中の方は、実用化に目途がつくまでは、出来る限り手を尽くしてがん治療に取り組みましょうと言われておりました。
伊丹先生は、その方法を30にまとめて紹介されている。
「絶対にあきらめないガン治療・30の可能性」という本です。
伊丹先生と私の接点は、その中の森田理論を応用された「生きがい療法」です。
2人に一人がガンになる時代です。皆さまも関心を持って推移を見守りましょう。





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Last updated  2016.04.03 06:05:40
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分からない歴20年子@ Re[2]:成功するためには感謝力が必要となる(04/09) 森田生涯さんへ  お返事ありがとうござ…
森田生涯 @ Re[1]:成功するためには感謝力が必要となる(04/09) 分からない歴20年です子さんへ コメント…
分からない歴20年です子@ Re:成功するためには感謝力が必要となる(04/09) 森田を知って随分経つのに今だに難しく感…
森田生涯 @ Re[1]:成功するためには感謝力が必要となる(04/09) 長谷川勤さんへ 読んでいただいてありが…
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