小学生の子供を持つ母親からの相談です。
息子は「めんどくさい」が口癖です。勉強やらせようとすると、親子で言い合いになります。
宿題などがあっても、 「めんどくさいから嫌だ」と言った挙句、外へ遊びに行って、なかなか帰ってきません。
毎回こんなやりとりに疲れてしまい、今度は私の方が子供の勉強がめんどくさくなってしまいそうで恐ろしいです。
これに対して、精神科医の和田秀樹さんは次のようにアドバイスされています。
なぜ子供が勉強を面倒くさがるのでしょうか。その原因は2つあります。
1つ目は、勉強を子供ひとりでさせていることです。
小学生頃までは、親が付き添ってあげないと、嫌になってしまう子が多いと思います。
親が見守っている方が子供は安心してはるかに集中でき、勉強がはかどります。
親御さんも忙しいと思いますが、なるべく時間をとってあげてください。
もう一つの原因は、基礎的な問題を繰り返し練習することが「めんどくさい」と感じられる場合です。
基礎を身につけるには、読む、書く、計算するの反復学習が欠かせません。
これらは確かに変化に富んだ内容ではありませんから、諦めてしまう気持ちもわかります。
ここは親の工夫のしどころです。毎日の勉強を終えたら、カレンダーに好きなキャラクターのシールを貼るなど、やったことを可視化して「こんなに続けられたなんてすごいね」と褒めてあげるといいでしょう。
(頑張れるこの育て方 和田秀樹 学研パブリッシング 192ページより引用)
私は子供が小学生の頃、勉強見てやったことが全くありません。
私の考えは、親が勉強好き、あるいは本が好きであれば、子供はその親の後ろ姿を見て勉強好きになるはずだ、と思っていました。
子どもをよく観察し、寄り添うということが全くありませんでした。
いい言葉で言えば、子どもの自由にさせていた。裏を返せば放任状態であったということです。
親子の人間関係が希薄であったということです。
和田秀樹氏によると、逆境にも強く、逆境に対して立ち向かってで乗り越えていく子どもと言うのは、子供が 12歳になるまでは、親が常に子供に寄り添い、子供をサポートしていくことが重要であると言われています。
その契機となるのが、子どもの学習意欲を高めるために、親が学校の先生以上に子供の勉強に関わることです。子供が学習意欲をなくしてしまうのは、親が子供の勉強に関心がなく、無関心になってしまうことです。
私の場合、今であれば、もっと良い子育てができるような気がするのですが後の祭りです。
親の後ろ姿を見て子供は育つ。これは確かに真理だとは思いますが、これだけでは心もとない。
しつけも含めて、積極的に子供の身近にいて観察して関わっていくこと。
子育て、その他子供のことでわからない場合は、関わり方について詳しい人に聞いてみる。
あるいは、自分でも本などを読んで研究してみる。などが必要なのではないかと思います。
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